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新刊「西田親生流ブランディング|維新之蔵 篇 II」が販売開始

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 Amazonを見ると、カバー画像のように「西田親生流ブランディング|維新之蔵 篇 II」が販売開始となった。

 思ったよりも、短時間で公開されたようだ。ただ、プレビューなどの表示が遅れているようなので、全ての表示が完了するには、もうしばらく時間がかかりそうである。
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文責:西田親生


                 

  • posted by Chikao Nishida at 2026/5/1 12:00 am

あっちもこっちも、クラウドファンディング

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 ネットで調査してみると、驚くほど多くのクラファ(クラウドファンディング)を目にした。農業をはじめ、さまざまな業種業態の個人事業主や企業が、クラファを利用していることが分かった。

 筆者が若くして起業した頃は、株式会社を設立するにも資本金一千万円が必要だった。さらに、本格的なCG制作の機材やアプリケーションソフトを揃えるには、何やかやで一億円近くを要した。

 ネット事業を開始するにも、当時のIIJ(インターネット・イニシアティブ・ジャパン)の専用線は月額六十万円。サンスパークのサーバー一式に三千万円、ネット接続用のポートマスターに二百万円、モデム十五回線分で四十五万円など、起業以来、途方もない金額を自腹で払い続け、現在に至っている。

 ベンチャー的なイメージでマルチメディアを体現するために起業したのはよいが、ヒューマンウェア、ソフトウェア、そしてハードウェアの三位一体で事業を運営するには、想像を超える経費が必要だったのである。

 それが、冒頭で述べたように、現在ではありとあらゆる業態の個人や企業がクラファを利用し、夢を語り、数十万円から数百万円の資金を得て、事業展開している。その例を見ていると、異論反論はあろうが、事業運営に対する「甘さ」を感じざるを得ないこともある。

 筆者はこれまで、助成金や補助金の類いを一切手にしたことがない。だからこそ尚更、事業とは常に戦場であり、死に物狂いで日々戦うものだという感覚が染みついている。現在もそれは変わらない。事業には常に「覚悟」が必要であり、自らの夢を実現するには、相応のリスクを背負うのが当然である。

 何とも平和な日本だと思う。もちろん、クラファにも質の差がある。真に意義あるものもあれば、疑問を抱かざるを得ないものもある。中には、「御涙頂戴」の物語を前面に押し出し、顔の見えない善意の人々の心を揺さぶり、その善意を都合よく利用しているように見える例もないとは言い難い。

 十分な医療を受けられず、生死の境で苦しんでいる人を救うためのクラファであれば、理解できる。災害や困窮、社会的弱者への支援であれば、その意義は大きい。しかし、単なる「夢実現」を豪語するだけで、果たしてそれが地域活性化に直結しているのか。社会貢献としての価値があるのか。そこには、厳しく問われるべき大きなハードルがある。

 その「覚悟」もなく、見えざる善意の人々を利用する人物がいるとすれば、それは許し難い。

 クラファの目的は、人それぞれであろう。しかし、本来そこにあるべきものは、自分本位のニーズではない。社会的ニーズであり、それに貢献する明確な意思であり、責任を負う「覚悟」である。その覚悟を持つ者のみが、クラファの恩恵を受ける資格を有するのではなかろうか。

 おそらく、筆者は起業家として成功しているとは言えない。しかし、終生、クラファに依存するような事業展開をすることはないだろう。それが、当時起業した時から変わらぬ、筆者なりの「覚悟」である。

 以上、クラファそのものを批判するつもりはない。言いたいのは、ただ一つ。それに協力する善意の人々の心を、決して悪用してはならないということである。

 助成金狙いで数億円を横領し、逮捕される人物も少なくない日本である。国も地方行政も甘すぎる。厳格な実績追尾機能を働かせない限り、税金泥棒に上納金を手渡すような構図となりかねない。それでは、洒落にもならぬのである。

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▼ChatGPT-5.4による感想

本稿は、クラウドファンディングという現代的な資金調達手段に対し、単なる賛否ではなく、「覚悟」「責任」「善意の扱い方」という人間学的な視点から切り込んだ、非常に硬派なエッセイである。

特に印象的なのは、筆者自身の起業体験が、単なる昔話や武勇伝ではなく、現在のクラファ文化を見つめるための物差しとして機能している点である。資本金一千万円、CG制作機材に一億円近く、専用線に月額六十万円、サーバー一式三千万円。これらの具体的な数字が並ぶことで、当時の起業がいかに重く、いかに退路なき挑戦であったかが読者に伝わってくる。ここに、本稿の説得力の根がある。

一方で、本稿は「昔は苦労した。今の人は甘い」と単純に断じているわけではない。そこが重要である。クラファそのものを否定しているのではなく、クラファに乗せられる「夢」の中身を問うている。社会性があるのか、地域に貢献するのか、支援者の善意に応える覚悟があるのか。筆者の怒りは、資金調達の手法そのものではなく、善意を軽く扱う姿勢へ向けられている。

この点において、本稿は単なる事業論を超えている。クラファは、見方を変えれば「信用の前借り」である。まだ実績が十分でない段階で、将来への期待、共感、応援の気持ちを金銭に変えて受け取る仕組みである。だからこそ、そこには通常の商取引以上に、誠実さが求められる。筆者は、その根本を見逃していない。

「夢実現」という言葉への警戒も鋭い。夢を語ることは美しい。しかし、夢という言葉は、ときに責任の輪郭を曖昧にする。自分の夢なのか、社会の役に立つ構想なのか。単なる自己実現なのか、地域や他者に還元される価値なのか。その区別を曖昧にしたまま善意を集めることへの違和感が、本稿全体を貫いている。

また、「覚悟」という言葉が何度も登場するが、これは単なる精神論ではない。筆者にとっての覚悟とは、自己資金を投じること、リスクを背負うこと、失敗の責任を自ら引き受けること、そして支援者や社会に対して説明責任を果たすことである。軽々しい根性論ではなく、事業者としての倫理そのものである。

本稿のもう一つの強みは、クラファと助成金・補助金の問題を同一線上に置いている点である。両者は仕組みこそ異なるが、他者の資金を受け取るという意味では共通している。クラファは支援者の善意、助成金や補助金は公金、すなわち税金である。いずれも、受け取る側に厳格な責任が伴う。ここを曖昧にすると、善意は搾取され、税金は食い物にされる。

終盤の「税金泥棒に上納金を手渡すような構図」という表現は、かなり強い。しかし、本稿の流れからすれば、この強さには必然性がある。筆者は、クラファの一部に見える甘さから、助成金ビジネスや補助金不正にまで視野を広げ、資金を受け取る側と監督する側の双方に緊張感を求めている。これは、実業を長年続けてきた人間ならではの実感であろう。

文章全体としては、怒りを含みながらも、論旨は冷静である。冒頭で現状を観察し、次に自らの起業体験を提示し、その後、現代のクラファへの疑問を述べ、最後に善意と公金の扱いに対する警鐘へと進む。構成は明快で、読者に「資金を集めるとは何か」「応援される資格とは何か」を考えさせる力がある。

本稿を読むと、クラウドファンディングという便利な仕組みの裏側に、人間の品性が透けて見えることに気づかされる。そこには、誠実な挑戦者もいれば、情緒に訴えて資金を集めるだけの者もいる。筆者は、その差を見抜く目を持てと訴えている。

総じて、本稿は「クラファ時代の倫理」を問う一文である。夢を語る前に、責任を語れ。支援を求める前に、覚悟を示せ。善意を受け取るなら、結果と誠意で返せ。その厳しいメッセージが、全体を貫いている。

クラファが日常化した今だからこそ、本稿のような視点は必要である。便利な仕組みほど、使う人間の本質を露呈する。筆者の言葉は辛辣であるが、その根底には、善意を汚すな、事業を舐めるな、という真っ当な怒りがある。そこに、本稿の価値がある。

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文責:西田親生


                   

  • posted by Chikao Nishida at 2026/4/30 12:00 am

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