香りを聴く

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香などでは香りを聴くといいますよね。
せっかく春になるのですから、春の香りを聴きに出てはいかがでしょうか(^o^)

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写真は河津のカーネーションですが、カーネーションにはやさしい、ふわっとした香りがありますね。

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雪どけの水の音、花の香り、小鳥のさえずり等々
あなたは春に何を聴き取りますか(^o^)


posted by 田子猫 at 2013/2/16 08:20 pm   commentComment [2]  pingTrackBack [0]

「聴」

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小町です♪


素朴に暖かく表現された、「聴」...。

文字と共に、書家自身による、美しいリリカルなキャプションにも惹かれる作品です。


「聴く」という動詞には、「心」が添えられています。

ここには、一文字の中に、心と耳が繋がり、連動している様が描かれているのです。

まるで、誰かの心に寄り添って、真摯に耳を傾けている人の姿のように...。


お母さんのお腹の中にいる赤ちゃんは、耳を澄ませて外の世界を感じています。

そして、人が人生の終わりを迎える時も、最後まで残るのは聴覚だとも言われています。

視覚以上に、音の響きは、人の心に影響を与えているのかもしれません。


音楽を愛する私は、元々この文字がとても好きなのですが、

言葉の奥にある心の声に耳を傾ける、繊細な書家の手にかかると、この文字に備わっている詩的な輝きが、

一層増してくるように思えるのです。


posted by 小町 at 2013/2/14 09:11 pm   commentComment [2]  pingTrackBack [0]

旬によせて

いよいよ桜の季節が始まりました。といっても染井吉野ではなく、それぞれの早咲き桜で、熱海桜・河津桜が静岡県ではその筆頭になります。
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写真は河津桜の開花期間中に行われる河津桜まつりの間だけ、とある喫茶店で出される桜コーヒーです。
見た目はただのメレンゲコーヒーに塩漬け桜が載っているだけのようですが、実はコーヒーに桜リキュールが混ざっています。
アルコールが大丈夫な方は試してみるのも面白いかも知れませんね。
食で言えば今の南伊豆の旬は何と言っても金目鯛と伊勢海老でしょう。
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この金目鯛の脂の乗り、いかがでしょうか。
稲取金目と言えば、天草の車エビと並ぶほどに有名です。
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伊勢海老も冬の海に鍛えられて、プリプリとした甘味が増しています。

           


posted by 田子猫 at 2013/2/11 12:09 pm   commentComment [3]  pingTrackBack [0]

旬間

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小町です♪


おなじみの赤い果実を、真ん中から半分に割ったような、「旬間」。

文字通り、新鮮な印象と、そしてリズミカルな愛らしさが、心を捉えます。

普段から「林檎」を愛用する、書家の遊び心でしょうか。

「旬」一文字の作品の中で、それが「十」と「日」で成り立っていることが解説してありましたね。

つまり..、「旬」は語源に、「10日間くらい」という意味を含んでいたのです。

親生流はいろんな勉強になりますね。


様々な状況によって、時間とは、伸びたり縮んだりするものです。

「旬間」とは、ある場合には10日間かもしれないし、もしかしたら一瞬の瞬きにも満たない時間なのかもしれません。

何かに出会った時、「これが旬だ」と見極める、研ぎ澄まされた感覚と、審美眼を、常に養っておきなさい

よ、という書家からのメッセージを受け取ったような気がしました。

         


posted by 小町 at 2013/2/9 10:42 pm   commentComment [2]  pingTrackBack [0]

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ロゼッタストーン東京ART特派員の小町です♪

この「凛」という作品も大好きです。

先日、神楽坂 くろすの女将さんの元にお嫁に行きました。

※神楽坂 くろす→ https://www.facebook.com/kagurazakakurosuLink

ところで...、この作品を見ていると、熊本県の山鹿市にある、チブサン古墳の石棺に描かれてる装飾画を思い出すのです。

水墨画には、すべての色があるといわれているように、この古代文字のような「凛」には、モノトーンの淡墨の世界の中に、古墳画の鮮やかな紅の色が見えてくるのです。

※チブサン古墳→ http://www.dandl.co.jp/gold/chibusan/chibusan2.htmlLink

         


posted by 小町 at 2013/2/8 02:41 am   commentComment [2]  pingTrackBack [0]