明石駅からフェリー乗り場へ向かう道のちょうど中間あたり、東西に伸びる長さ350mほどの商店街があります。
「魚の棚」と書いて「うおんたな」と呼びます。
木の板を渡し、その上に置いた魚の鮮度が落ちないように水を流して売られていたそうで、その様子から魚の棚と呼ばれるようになったとか・・・・。
明石城築城の際、城下町の町割りを請け負った宮本武蔵が町の中心部の海岸線に西魚町・東魚町を置いたのがこの商店街の起源といわれていますので、約400年の歴史を持つ商店街ということになります。
ここの特徴はなんと言っても鮮度がいいこと!
特に、昼網の魚が店頭に並ぶ頃になると、夕食のおかずを求める買い物客で鮮魚店の前は黒山の人だかりになります。
昼網とは、その日の昼にせりにかけられた魚介のこと。
せりが行われるのは公設卸売市場と明石浦漁協の2個所なのですが、どちらも商店街からすぐ近くにあるので、早ければせり落とされてから10分後には店頭に並べることも可能なんです。
小売店が直接買い付けることができるので、鮮度がいいだけでなく、とても安いのが明石の昼網の魅力です。
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