1300年前の古代山城「鞠智城」 |
駐車場で車から降りると、復元された古代山城の壮大な景色が目に入ってくる。それが「鞠智城跡」である。
県外にはあまり知られていないが、その復元された建物や緑一面の敷地に足を運ぶと、一瞬間でタイムスリップしてしまうほどである。以前は鞠智城を「くくちじょう」と呼んでいたが、現在では「きくちじょう」に統一されたようだ。そこには八角形の鼓楼、米倉、兵舎、板倉などが点在している。
「鞠智城跡」は熊本県指定史跡で、「続日本紀」に登場する山城である。大和朝廷が7世紀後半に太宰府を守る為に築いた軍事拠点と考えられている。その広大な遺構からは木簡、軒丸瓦など貴重な資料が出土しているようだ。山鹿市では一帯を歴史公園として進めており、現在までに鼓楼、米倉、兵舎、板倉などを復元している。
特に1999年10月に完成した鼓楼は八角形の珍しい建物で、当時は太鼓を置いていたといわれている。同様の建物は 中国や韓国にしか存在せず、当時の日本と大陸との繋がりを証す建物として話題を呼んでいる。
|
|
2009年8月撮影 |
|
 |
 |
 |
鼓楼 | 鼓楼 | 米倉・兵舎 |
 |
 |
 |
米倉・兵舎 | 鼓楼ほか遠景 | 温故創生館 |
|
|
歴史公園鞠智城・温故創生館
〒861-0425 熊本県山鹿市菊鹿町米原443-1
TEL:0968-48-3178 |
|