久し振りに足を運んだホテルオークラ福岡のバロンオークラワインダイニング。
本日の野原敦シェフの創り出す料理はどんなものかと、できるだけメニューを見ずに料理に集中して取材を試みた。
彩り鮮やかなオードヴルが目の前に。食事の初めに赤や白、そして透明なグラスのイメージは、食欲を自然に引き出す効果があるのだろうか?・・・メニューの如く、本当に一口で食してしまった。
いよいよフレンチの凄腕操り人形師が動き出した。・・・2品目にサーブされた「平目とスコッチサーモンのコロンヌ仕立て 2種のキャビアと共に」。コロンヌ(colonne)とはパルテノン神殿にあるような柱を意味するらしい。・・・なるほど、平目やサーモンが筒状に丸められ柱の格好をしている。
皿に盛られた食材が、キャンバスに描かれた絵のようにアートな世界を創り出していた。・・・流石にかなりのセンスの高さを感じさせる料理人である。
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