■台北に太秦のような映画村があった・・・
ある人から「中影文化城」へ行かないかと誘われ、炎天下そこを訪ね取材した。入り口の門をくぐると先ず妙な恐竜のオブジェ。少々引き気味に右手に曲がって各施設の中を覗き込んだ。蝋人形が沢山展示してある。東京タワーの蝋人形にように、元の皇帝など歴史上有名な人物で映画の主人公となったものを立ち並べてある。夜など真っ暗な中ではあまり見たくはないほど蝋人形のクオリティは結構高かった。
昆虫視聴館、立体映像館、電影模擬劇場、動感視覚館などを巡ったのち、小さな橋を渡って万里の長城のようなところを通り抜けた。台北のエージェントの一人は笑いながら「恥ずかしい!あまり良くなかったでしょう!」と言っていたが、見る人によっては興味深いところかも知れない。
台風一過で、空は真っ青な空と綿菓子のような雲。照りつける太陽光を避けながらシャッターを押し続けたが、あまりにも暑かったのでそこそこで引き上げて宿泊先のホテルへ帰ることにした。
この「中影文化城」は時にはコマーシャルやドラマの撮影に今も使用しているという。総てが作り物だが、ちゃんと中国の建物を再現してあり、それなりに文化のイメージングが可能なところであった。
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