THE ROSETTA NEWS

宮崎市・はにわ園を訪ねる

THE ROSETTA STONE DAILY NEWS 2002年6月18日

ディー・アンド・エルはにわ園を訪ねる・・・

 本日は神話の國・宮崎へ久し振りに足を運ぶ事にした。最初の取材のターゲットを、宮崎市北西部にある宮崎県立平和台公園に決定。タクシーを降りて、芝生に囲まれた砂利道をざくざくと歩き、「平和の塔」を正面に仰いだ。夕刻だった為、若干逆光の中、手前中央で手をパンパンと叩いてみた。塔側から「ビンビン」と反響音が聞こえてくる。30数年ぶりに聞く音である。

 ちなみに「平和の塔」は皇紀2600年を記念して昭和15年に建造されたもので、世界各地の石を集めて造られている。今回は、先ず同公園右手奥にある「はにわ園」の中を探索し、次回に「平和の塔」の詳細記事を掲載したい。

 森に囲まれた「はにわ園」に入ったとたん、ひんやりとした空気が体を包み込んだ。眼前に古代の人たちが作った埴輪の数々が立ち並んでいる。勿論、園内に点在する埴輪は全てレプリカである。筆者が最初に訪れたのは1969年の春。当時の埴輪たちは、まだ新しく汚れのないオブジェのような感覚で見て回ったような気がする。それから33年が経ち、久し振りに眺める埴輪たちには苔が沢山付着し、レプリカというより古代の埴輪の様相を呈しており、以前のそれよりずっと古代ロマンを彷佛させ、貫禄さえ感じられた。  

 先日、熊本市内の霊巌洞・五百羅漢を取材し、色んな表情の羅漢たちと出会った。処と時代は異なるが、ここもまた色んな表情をした埴輪や動物、そして家形などの埴輪から古代の人々のメッセージが伝わってくるようだ。久し振りの埴輪との対面だったが、苔むした埴輪の姿に懐かしさを覚え、当時の制帽と学生服姿の筆者と一瞬間オーバーラップしてしまった次第である。・・・その他、同園北側にはアスレティック施設、運動場があり、麓の台地には、神武天皇御東遷前の皇居跡と伝えられる皇宮屋がある。


企業名 取材・撮影 お問い合わせ カテゴリー
ディー・アンド・エルリサーチ(株) 西田親生 お問い合わせフォーム 編集部
観光情報 国内観光情報 海外グルメ情報NEWSTHE ROSETTA STONE
Copyright D&L Research Corp. All rights reserved.