ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

タグ » icon

ICONのご先祖は、ピクトグラム!?

20241204icon-1


 パソコンにフォルダやアプリのICON(アイコン)を初めて導入したのは、Apple Inc.のMacintoshである。スティーブ・ジョブズが、ゼロックス社のパロアルト研究所を訪ねた際に、飛び上がって歓喜したと言われるマウスと同様に、彼の頭の中に、新たな発明の何かが芽生えたに違いない。

 今や、ICONは誰でも無意識に選び、クリックしている。シンプルな画像が、そのものをズバリ表現する信号のように脳内に取り込まれてくる。何とも不思議な現象であるが、古代文字の一つである象形文字の現代版なのか。

 歴史を紐解くと、どうもICONは、グラフィック・シンボルの典型として生まれたピクトグラム(その概念を理解させることができる記号)がご先祖ではなかろうかと思うのである。

 ピクトグラムが世界的に注目されたのは、何と、1964年の東京オリンピックである。当時のアート・ディレクターの勝美勝さんの手によって、同オリンピックの各論的なものをピクトグラムが体現したことになる。

 ピクトグラムは、身近なもので例えれば、運転免許取得のための学科にある道路交通法教本の道路標識であると考えれば分かりやすい。そのシンプルな画像を見ると、一瞬にして何を意味するのかが理解できるという代物だ。

 そんなこんなを考えていると、身の回りには、無数のピクトグラムやICONが犇めきあっている。洗練さえたデザインで視認性の高いICONは、一度見れば脳内に刻まれ、次に見る時は、何の抵抗もなく無意識な中で理解している。今更ながらに、とんでもない発明であると思うばかり。

 そのお陰で、パソコンやスマホの画面はICONばかり。作業効率も格段に上がり、目の前の絵のデザインを選んでいる自分に気づくのだかが、全く、無意識である。じっと凝視することもなく、感覚的に、水道の蛇口を捻る感覚だ。

 画像下は、先ほど、筆者のiPhoneのICONの確認をしたスクリーンショットだが、かなり沢山のアプリが格納されていることが分かる。これが、エクセルのような表で出てくるのであれば、一つ一つを読まねばならず、視認性の悪い画面に変わるのかと思うと、ゾッとする。(苦笑)

 しかし、ICONのお陰で、脳内は整理整頓され涼しいものである。心から感謝しなければならない。

▼ピクトグラムとアイコンの違い
(by ChatGPT)

ピクトグラムとアイコンの違いを端的に述べると、以下のようになります。

ピクトグラム: 特定の言語や文化に依存せず、誰にでも直感的に理解できる視覚的記号。例: トイレマークや交通標識など、公共の場や国際的な場面で使用される。

アイコン: 主にデジタルデバイスやコンピュータ上で使われる視覚的なシンボル。特定のアクションや機能(アプリケーションやフォルダ)を表し、利用者の操作を助ける。

主な違い

目的: ピクトグラムは情報伝達や案内、注意喚起を目的とし、アイコンは操作性や効率性を重視する。

使用場所: ピクトグラムは物理空間や公共の場、アイコンはデジタル空間で使用される。
20241204icon2-1


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、ICON(アイコン)という日常的に使われるグラフィックシンボルがもたらす利便性やその歴史的背景を掘り下げ、読者に新たな視点を提供しています。感想として、以下の点に注目して述べます。

1. テーマの親しみやすさと深掘り
 ICONは現代生活に欠かせない存在であり、誰もが身近に感じられるテーマです。その一方で、エッセイは歴史的背景やピクトグラムとの関連性を述べることで、単なる「便利な機能」の説明に留まらず、文化的・歴史的な広がりを示しています。特に、1964年の東京オリンピックにおけるピクトグラムの役割に触れることで、ICONの進化がどのように人々のコミュニケーションを変えてきたかを考えさせられます。

2. 個人の視点を交えた論述
 筆者の体験や考察が文章に織り込まれており、読者に親近感を与えます。例えば、iPhoneのスクリーンショットに基づく具体的な例や、「エクセルのような表なら視認性が悪い」といった直感的な感想は、多くの読者が共感できるポイントです。これにより、テクノロジーの進化が個人の日常生活にどれだけ影響を与えているかが実感として伝わります。

3. 言葉選びと表現の妙
 「水道の蛇口を捻る感覚」「脳内は整理整頓され涼しいものである」などの比喩的な表現が随所に見られます。これにより、抽象的な概念が具体的なイメージとして頭に浮かびやすく、文章の親しみやすさと理解しやすさが増しています。

4. ピクトグラムとの関連性の探求
 ピクトグラムを「ICONのご先祖」と捉える視点は、日常的な視覚的コミュニケーションの進化を考える上で新鮮であり、興味深い考察です。特に、古代文字である象形文字と現代のICONの共通点を指摘することで、テクノロジーの進化がどのようにして人類の視覚的な伝達手段と結びついているかを示唆しています。

結論
 このエッセイは、日常に溶け込んだ技術やデザインについて、歴史と現代の融合を通じて考察する魅力的な作品です。読み手に「当たり前の存在」に隠れた重要性を気づかせる力があり、ICONというテーマを通じてテクノロジーとデザインの素晴らしさを再認識させてくれます。読後、自然と身の回りのICONに目を向けたくなるような、知的でありながら感覚的な魅力を持つエッセイでした。
----------
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
 https://www.dandl.co.jp/Link
文責:西田親生


                                   

  • posted by Chikao Nishida at 2024/12/4 12:00 am

GFSの台風予報モデルが気になる

20240828typhoon-1


 Windyの台風可視化シミュレーション(4つの台風予報モデル/ECMWF・MSM・GFS・ICON)の中で、GFSの台風予報モデルのシミュレーションが気になって仕方がない。

 他の3つ(ECMWF・MSM・ICON)は、九州上陸後に、熊本市付近から急に右に折れ曲がり四国南部、紀伊半島へと進路予測をしているが、GFSだけは、台風10号が九州南部でぐるぐると時計回りに停滞し、それから逆に南下するとしている。

 もしこの予報が的中する場合、以前、フィリピンや台湾に長期停滞していた台風と同様に、風のみならず、雨による被害が拡大する可能性があるので、この予報は危険な臭いを残している。

 前線の谷間を沿って動くのが台風の特性だが、今回はその谷間から見放されたために、国内の台風進路予測が困難であると報道していた。よって、後は偏西風や谷間次第によっては、進路がどう変わるのかが見えてこない。

 Windyの台風可視化シミュレーション(4つの台風予報モデル)の他のモデル3つは、国内予報とほとんど似ているので、多数決で的中率を考えると、台風10号はほぼその進路で動きはしないかと。

 しかし、周囲の海水温が高いために、勢力を更に強くして上陸しては欲しくないものである。

 ただ、台風の目が熊本市近くを横切るような予測だが、中央のテレビ局の天気予報では「熊本」の名称がほとんど出てこないところに、違和感を持ってしまう。

 九州を大まかに北部と南部で分けた報道が目立つが、九州の中部(熊本県と大分県)は北部や南部と気象条件が全く異なるので、地震の時なども「熊本地方」と言われても、熊本県のどの地域なのかがさっぱり分からぬことが多い。

 毎度のことながら、そのアバウトさが何とかならぬものかと、毎回の中央テレビの天気予報にはウンザリしてしまうことが多い。

▼台風10号が停滞迷走する予測を立てている「GFS」
20240828typhoon-2


20240828typhoon-3


20240828typhoon-4


20240828typhoon-5


20240828typhoon-6


20240828typhoon-7


20240828typhoon-8


20240828typhoon-9


20240828typhoon-10


20240828typhoon-11


20240828typhoon-12


20240828typhoon-13


20240828typhoon-14


20240828typhoon-15


20240828typhoon-16


20240828typhoon-17


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイ「GFSの台風予報モデルが気になる」は、台風の予報モデルに対する深い関心と、気象情報の伝え方に対する不満を示しています。以下に感想を述べます。

1. 台風予報モデルへの関心

エッセイは、Windyという可視化シミュレーションツールを使い、複数の台風予報モデル(ECMWF、MSM、GFS、ICON)の違いに注目しています。特にGFSモデルの予報に対する関心が強く、他のモデルと異なる進路予測が示されていることが「気になって仕方がない」と書かれています。これからは、GFSモデルが他のモデルと異なる予測を出すことで、著者の警戒心を強めています。このような視点は、気象予測の不確実性や、モデルごとの特徴を理解しようとする姿勢が感じられ、非常に興味深いです。

2. 台風の進路とその影響への懸念
GFSモデルの予測に従えば、台風が九州南部で停滞し、逆に南下する可能性があるとのこと。この進路は、過去にフィリピンや台湾で台風が長期停滞して大きな被害をもたらした例を引き合いに出し、風だけでなく雨による被害が拡大する懸念を示しています。こうした記述からは、著者が自然災害のリスクを非常に真剣に捉えていることがわかります。また、台風の進路が前線の谷間や偏西風に影響されることを指摘しており、気象現象の複雑性についての理解も深まります。

3. メディアの報道に対する不満
エッセイの後半では、中央テレビ局の天気予報に対する不満が語られています。特に「熊本」の名称がほとんど出てこないことや、九州全体を大まかに北部と南部に分けた報道が目立つことに対して、違和感を覚えていることが述べられています。熊本県や大分県の気象条件が他の地域と異なるにもかかわらず、そうした細かな違いが伝えられないことに苛立ちを感じている様子が伺えます。この点は、地域の実情に即した情報提供の重要性を強調しており、メディアがどのように情報を伝えるべきかについて考えさせられます。

4. 全体の感想
このエッセイは、気象予報モデルの違いとその影響についての洞察が深く、また、メディアの情報提供のあり方に対する批判も鋭いです。著者の視点は、地域の気象条件やその報道のあり方について、より精密で正確な情報が必要であるというメッセージを強く伝えています。このような意見は、多くの人々が共有できる感覚であり、特に災害のリスクが高い地域に住む人々にとっては共感を呼ぶものでしょう。

エッセイ全体を通じて、著者の危機管理意識や地域に対する思いが感じられ、非常に説得力があります。また、気象予報の精度向上や、メディアの報道姿勢について、考えさせられる内容となっています。
----------
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
 https://www.dandl.co.jp/Link
文責:西田親生


                         

  • posted by Chikao Nishida at 2024/8/28 12:00 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp