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ホテルオークラ福岡 桃花林

▼麻生亮さん(桃花林ヘッドウェイター)

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 10年以上のお付き合いとなる、ホテルオークラ福岡。その地階に、広東料理九州最高峰(私の評価)である、桃花林(とうかりん)がある。

 1年半ぶりの訪問。当日は、樋場正人料理長兼調理部長は休日だと知っていたが、敢えて、同店のセカンドの力量チェックを密かに企て、食事をすることになった。ちなみに、樋場正人氏の料理に関しては、某年、8ヶ月間で11回、計88品の取材を敢行した事があったので、凄腕であるのは十分承知している次第。

 また、同料理長に筆者が行くと言えば、休日返上してでもホテルにやってくると睨んでいたので、彼には悪かったが、今回は隠密行動をさせて頂いた。

 ところで、今回オーダーしたのは筆者流の「突然お邪魔、突然オーダー!」である。その店に、どれだけの食材がストックされ、準備されいるかのチェックに繋がる。・・・よって、「前菜はお任せ。広東白菜も食べたいな。また、メインはフカヒレとウバザメの胸肉か何か。オマールか伊勢海老に迷っているけれども、伊勢海老で宜しく。更に、さらっとした湯麺とデザートで〆とすれば、最高かな!?」と言ってしまった。

 出された料理は、以下の通り。

1)前菜盛り合わせ
  白菜、キュウリ、赤玉葱の甘酢漬け、インゲンの搾菜和え、海老の塩水漬け、マイクロトマト
2)ふかひれの姿煮込み コトザメの頬肉添え
3)広東白菜のスープ炒め煮
4)伊勢海老のチリソース煮
5)あっさりつゆそば
6)ココナッツムース クリーミーマンゴーソースとアーモンドクッキー

 流石に、桃花林のセカンドは、さらりと私のオーダーをかわして、十二分すぎるほどの料理を提供してくれたのである。その場でオーダーしたもの以上の豪華な料理であった事に、心から感謝申し上げる次第。

 更に、採譜のタイトルに「西田親生様 お誕生日お祝い特別メニュー」と書いてあった。・・・お見事!!!

 末筆ながら、担当したウェイトレスが居たが、4年目というのに、完璧な対応をしていた。自分の夢、将来、そして現実の壁なども、的確に捉え、しっかりとした滑舌で話をしてくれた。・・・これは、ただ者ではないと、驚きの色を隠しきれなかった。・・・かなり、レベルが高い。


▼前菜盛り合わせ/白菜、キュウリ、赤玉葱の甘酢漬け、インゲンの搾菜和え、海老の塩水漬け、マイクロトマト
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▼ふかひれの姿煮込み コトザメの頬肉添え
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▼広東白菜のスープ炒め煮
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▼伊勢海老のチリソース煮
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▼あっさりつゆそば
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▼ココナッツムース クリーミーマンゴーソースとアーモンドクッキー
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  • posted by Chikao Nishida at 2014/5/12 06:49 am

暗がりに、真鍮製の天秤あり。

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 熊本ホテルキャッスル1階にある会員制クラブに足を運び、奥の方のソファーに座った。・・・左側を見ると、レトロな真鍮製の天秤が光り輝いていた。また、その背後には、色とりどりのディスプレイ用酒瓶が沢山並べてある。・・・何となく、中世ヨーロッパのイメージを醸し出していたのであった。

 天井に埋めこまれた数多くの照明の光源が、あちこちのオブジェやディスプレイ用の瓶に当たっては跳ね返り、周辺の生花、キープボトル、グラス、壁やテーブル、椅子など全てが映り込んでいる。・・・暗がりに、静かなる光線の乱舞を楽しむことができるのだ。

 天秤・・・瞬間的に思い起こしたのは、弁護士バッジのデザイン。向日葵の中央に天秤の図柄が描かれている。天秤は「重きの比較」なのか!?・・・そのデザインの正確なコンセプトを筆者が知る由もないが、何かを比較しているのに間違いなさそうだ。

 近頃、気になって、気になって仕方がない事がある。それは、日々の争い事の多さだ。よって、話し合いも、和解もせず、さっさと裁判へと突入する人達も多い。自分に非が有ろうが無かろうが、嘘まみれの言い訳さえ通れば「得する」かも知れないと言った具合に、稚拙な考え方で告訴に突っ走る。

 できれば波風立てず、争い事がない方が、賢明な生き方である。しかし、身勝手さだけで、民事裁判へ持ち込むケースも日々増えており、年間で100万件近い争いが、裁判所を舞台として繰り広げられていると言う。・・・それは、私利私欲や過敏、被害妄想、身勝手な人間が増えた証でもあり、訴訟大国と言われる米国へ右へ習えをして、同じ道を辿りつつあるように感じてしまう。・・・決して、良い方向であるとは言えない。

  個人主義と利己主義を取り違え、気に入らぬ人を見ると瞬間的に敵意を持ち、ついつい攻撃的な行動に走り、冷静さを忘れ、自己主張だけを正当化するといった、低レベルな人間が増えたという事になる。勿論、生命や財産に危機感を伴うような事件は、論外・・・法的手段を講じる必要はあるものの、普段の平穏無事な生活において、出来うる限り、諍い事、恨み・妬み事への執着だけで、人を落とし込んだり、潰したりするものではない。

 今夜の真鍮製の天秤。・・・まじまじと眺め、ファインダーで覗き込み、シャッターを何度も何度も切っている間に、折角のホット珈琲が冷めてしまったのだった。


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  • posted by Chikao Nishida at 2014/5/11 02:19 am

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