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光と影を求めて・・・

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 写真上は先見塾の淀川司朗塾生が撮影したもの。大抵、人や物、風景を撮影する側の人間なので、自分自身が被写体となることは皆無に等しい。このように、想い出に残る一枚の写真を頂き、この場をお借りして、同塾生に心より御礼を申し上げたいと思う。

 ところで、本日のお題は「光と影を求めて・・・」。

 丁度、一週間前の火曜日。天候に恵まれ、同塾生たちと熊本県北部にある菊池渓谷へ足を運ぶことにした。

 今回の菊池渓谷は、取材地としては初の経験。絵画の世界で「光の魔術師」と称される巨匠レンブラントに肖りたいほど、光と影のアーティスティックで衝撃的な世界が、我々を待ち受けていたのだった。灼熱の太陽光は、水源の鬱蒼と生い茂る原生林の枝葉を通して優しくフィルタリングされ、ほんのりと柔らかな光の筒が、地面のあちこちを照らしている。

 また、岩盤が割れるような勢いで吹き出す真っ白な水しぶき、ブルーグリーンに透き通った滝壺、川底から何層にも透明なアクリル板でコーティングしたかのような川の流れ・・・予想を完璧なまでに覆す、そのスペクタクルな情景に、カメラを持つ手が震えるほど緊張し、生汗が滝のように流れ出てきたのだった。

 正直なところ、熊本市在住でありながら、菊池渓谷へは筆者が5歳と20歳の頃に二度行ったっきりで、現在まで殆ど足を運ぶことがなかった。運んだという記憶よりも、素通りばかりだったような気がする。・・・よって、筆者の脳裏に焼き付いている同渓谷の姿というものは、五十数年前に亡き父がLEICA M3で撮影したモノトーンの世界であった。

 ただ、今回汗まみれで歩きながら撮影したことにより、大自然の光と影が織りなす夢幻の美が、筆者のモノトーンの記憶を全て塗り替えてくれたのは間違いない。・・・上手く表現できないが、脳裏に深く刻まれていたモノトーンの写真を下絵にして、そこに何枚もの薄いレイヤーに、総天然色の透明絵の具を使ってなぞってくれたような気がする。

 前回のBLOGニュースと重複する写真もあるけれども、敢えて菊池渓谷の素晴らしさを少しでも、筆者の稚拙な写真でお伝えできればと考える次第。

▼以下写真は、全てNIKON D800を使い、筆者が撮影したもの。
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  • posted by Chikao Nishida at 2013/7/31 04:33 am

写真撮影の奥深さに溺れる毎日

▼NIKON D800で撮影した菊池渓谷(24mm)

NIKON



 写真撮影は難しすぎて、素人には手が出せぬというのは昔の話。・・・スマホでもコンデジでも、目を瞑っても、子供が撮っても、プロ級の写真が撮れるのが、最新技術を詰め込んだ最新デジタルカメラである。

 そして・・・日頃、スマホやコンデジを使っていると、或る日突然、それらのデジカメでは撮影できないような凄い写真と出くわしてしまうのだ。・・・どこかが違う!?・・・透明感、光と影、美しすぎるほどのボケ、繊細で緻密な映像・・・と、それらが一眼レフカメラで撮影された事に気付くと、余計にスマホの写真が如何にも人工着色料で色づけられているような不自然さ感じてしまうようになる。

 因みに、本格的な一眼レフデジタルカメラともなると、本体だけでも20万円以上もする高額な国産の一眼レフ。原付バイクが何台も買えてしまうのである。また、ドイツ製のライカともなると一桁違い、250万円〜350万円と腰を抜かすような、宝石のような逸品も存在するのである。

 しかしながら、前述のような高額な一眼レフカメラを購入したとしても、そう簡単に問屋は卸してはくれない。オートで撮っている間は何でもなさそうだが、オートの域を脱して、絞り優先、シャッタースピード優先、更には完全手動で緻密な計算の下に設定をしなければならぬ事を体験すると、逆にコンデジ時代の頃がずっと楽々上手く撮れていたと凹んでしまうことになる。

 カメラは面白い。されど、カメラは奥深い。そのカメラを使って、自分の手足のように動いてくれるようになればしめたものだが、色んな環境下で、色んな被写体を撮影する経験を積まないと、その喜びは分からず仕舞いとなる可能性もなきにしもあらず。

 さてさて、最近写ガールが一眼レフ持って一人旅って感じの雑誌の表紙やWEBを見掛けるが、筆者は一生続けられる素晴らしい趣味の一つとして、先見塾生やロゼッタストーン企業会員各社へ推奨しているところでもある。

 ※写真上下は、別々のメーカーの一眼レフで撮影したもの。皆さんは、どちらのメーカーがお好みかな???

▼CANON EOS 5D MARK IIで撮影した菊池渓谷(28mm)
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  • posted by Chikao Nishida at 2013/7/27 12:00 am

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