ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

タグ » 性善説

『お人好し』と指摘され、何度も考えてみた。・・・結果、『お人好し』だった。

chikaonishida-avatar


 最近、心から敬愛する人から「未だに、お人好しが治っていない!」と言われ、これまでの半生を振り返り、記憶に留めている(ほとんど記憶にある)ものを引き出しては、自分の言動、挙動を再検証することに。

 人と人との関わり合いは『如水』であることは十分承知の上だが、何事も、特に仕事関係を振り返れば、結果的に『お人好し』が邪魔をして、バカを見ることが多かったように思える。結論は、指摘された通り『お人好し』に間違いはない。

 セキュリティ管理については万全と思っているけれども、仕事に関しては、相手が語る言葉を鵜呑みにしてしまう傾向がある。それは『性善説』的なものが邪魔をして、頭から相手を疑わない性格のようだ。

 特に、仕事となれば、その人なりとの繋がりにおいて、随分過去のことまで遡り記憶に留めているので、全て、良い方に良い方に物事を考え、更には、過去の繋がりまでをも大切にする傾向がある。しかし、大抵の人は変わってしまう。

 プライベートであろうが、ビジネスであろうが、『如水』というものが最良の基準か否かを考えてみたが、畢竟、心を許し、全幅の信頼を持つ人は例外として、一般的な関わり合いは『如水』に限る、という考えが賢明なように思えてならない。

 ただ、ビジネスのおいては、相手の立場を考えれば、特に、しっかりした職業であり、それなりの職位を持っている方であれば、初手から、相手の言葉一つ一つを信じたくもなる。しかし、冒頭に申し上げた通り、『お人好し』が原因で、『大ドンデン返し』で凹むことが多かった。

 ここ数年を振り返っても、同じような『大ドンデン返し』が、幾つも目の前を過ぎ去っていった。相手の『豹変』ぶりに腰を抜かすばかりか、これまで相手が放ってきた言葉が全て『虚言』となり、その凹みというものは、1mもの厚みのある『信頼』の鉄の塊が、0.1mmの薄っぺらいものになったかのようで、『人間不信』に陥ってしまうのである。

 既述の或る人曰く、「ずっと言ってたでしょ。お人好しなんですよ。皆の言うことを信じてしまい、更に、一所懸命になって全力でサポートしようとしても、その心が伝わる人は少ないんです。だから、お人好しは利用されるんですよ。もういい加減に、お人好しを治してください!」と。

 父が生前、若かりし筆者へ漏らしたことがあった。「お前は、検察官には似合わない。裁判官だったら良いかも知れないが、どうも、お人好しすぎる!」と。法曹界にいた父が漏らした言葉に、当時、腑が煮えくり返ったが、その時、既に見透かされていたのかも知れない。

 元々、母方の人間に近いというか、博多に住んでいる母方の親戚を見回すと、皆、『お人好し』。とても優しい叔父叔母、従兄弟ばかりだ。血は争えず、母方のDNAをしっかりと受け継いでいるのが、筆者なのであろうと。

 つい最近も、『言った・言わない』で、長い間待ち望んでいたことが、目の前で吹っ飛んでしまった。まあ、京都の人間らしい『言葉の綾』なのかも知れない。この時点で数十年間大切にしてきた『信頼の絆』がぶっつりと切れてしまった感がある。

 世の中、そう甘くはないと言うことである。人と人との関わりは、『如水』に限る。『如水←上善は水のごとし』は、思いの外、奥深い人生訓である。尚、『如水』の語義は複数あるので、Googleでお調べいただければと。

jyosui


----------
ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
 https://www.dandl.co.jp/Link
書・文責:西田親生

                     

  • posted by Chikao Nishida at 2022/10/31 12:00 am

心の隙間に蓋をせよ!

800_8082


 或る方のご主人が、37歳で他界したと言う。昨年末に、「余命三ヶ月」との宣告を受け、三ヶ月も経たぬ間に天に召されたとの事。子供は中学生と小学生の二人。残された方は、げっそりと痩せ細り、日々、だんだんと血色がなくなって行く。しかし、日々の仕事に追われ、一所懸命仕事をこなしながら踏ん張っている。

 昨日、「やっと四十九日が終わりました。」と話し掛けてきた。そして、「頑張らなきゃと思っていますが、頑張り通すことができるんでしょうか!?」と弱音を吐いていた。

 現実を直視して、気を失いそうに辛いのも分かるが、そこで「頑張って!」と、軽々しい言葉など発したくはない。私はすでに両親を看取ったので、人生に於ける一つの大きな責任だけは果たせたと思っている。しかし、上記のように、余りにも「若すぎる死」を聞いてしまうと、何とも言えぬ気持ちになり、口を一文字に閉じてしまうのだ。

 不幸の時ほど、歯を食いしばり、冷静になり、自らに鞭を打ち、軸をしっかりと持つ必要がある。特に、財産が多ければ多いほど、その財産や年金狙いで近づく者・・・偽善者がにわかに周囲に集まって来る。人の心の痛みを和らげるかのような素振りをして、美味しそうな財産の皮算用をする輩。何とも、浅ましく、さもしいことだろうと。

 巷でよく聞く話は・・・先ずは子供に近づき、心の隙間に入る手法である。先日、知り合いから聞いた話だが、そのアプローチは絶妙で、まんまと嵌められたと言う。実に情けない話だが、善人(お人好し)の脆弱なところを見つけては、そこに喜び勇んで入り込むような悪魔もいる。弱々しさを装い、壮大な「悪巧み」を着々と実行しているぶりっ子魔女もいるのである。彼らは、全て見透かされているのだが、その存在に気づかぬ人も居るから、ややこしい。

 幼い頃は、皆、極悪非道な人間は誰一人として居なかった。しかし、一部の子供が歪んで育ってしまうと、平気で人を騙したり、嘘をついたり、神輿を担いだりの日々を送るといった、仮面をかぶった特異な大人が生まれてくるのである。己を正当化することにのみ傾注し、偽善者を演じまくっている者もいる。更に、不特定多数の人達に向かって、同意を求めることへ必死となっている。旗振り大好きの仕切り屋が、大暴れしているSNSの世界・・・すこぶる滑稽なことではあるが・・・ミーニングレスの一言に尽きる。

 諄いようだが、申し上げておきたいことは・・・不幸に直面した時に、微動だにせず、冷静沈着になることが、自分自身を守ることに繋がるということを頭に入れて欲しい。そこで、少しでも異変に気づけば、さっさと輩たちとの縁を断ち切ることが懸命な判断と言える。

 話がかなり飛んでしまった感があるけれども・・・

 最後に、37歳で他界した方のご冥福をお祈りしたい。呉々も軸が折れぬように!


 
800_8101


800_8098


800_8113



▼異業種交流ポータルサイト「ロゼッタストーン」(since 1995)
 http://www.dandl.co.jp/Link
▼Facebook
 https://www.facebook.com/dandlcojpLink

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2016/3/21 01:11 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp