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「いじめ」、「万引き」という言葉の響き・・・

▼記事と写真は関係ありません

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 毎日のように報道される、心ない「いじめ(虐め)」の事件や事故。しかし、この「いじめ」という言葉を、マスコミ各社は普通に違和感なく使用している。重大事件であっても、子供のちょっとした諍いに感じたり、罪の重さを軽くしてしまうようなイメージ付けをしているのではないかと・・・。

 そもそも、「いじめ」とは、精神的又は肉体的弱者に対して、更に精神的、肉体的な苦痛を与えるような「犯罪行為」を言う。最近では、「ハラスメント行為」という言葉も使用しているが、それらを包括して「いじめ」というような軽々な言葉を遣って良いものだろうか。絶対に、否である。

 筆者は知人友人、そして家族において、目の前で「いじめ」の被害にあった人たちを何人も見てきた。顔面ヘルペスの激痛で倒れた人、血尿が止まらなくなった人、精神的なダメージが重度の思考障害を起こし社会復帰不能となった人を思えば、怒り心頭、腑が煮え繰り返る気持ちで一杯となる。

 それを「いじめ」という言葉で片付けるとなれば、「大したことないよ!冗談半分だよ!?」程度の反応しか返ってこない。しかし、その軽々しい言葉「いじめ」は、実は、傷害罪、暴行罪、強要罪、恐喝罪、侮辱罪などとして刑罰が与えられるべき、れっきとした「犯罪行為」であることを知る必要がある。

 特に、昭和の悪しき慣習に染まっている人たちは沢山存在しているので、余計に、それらの「犯罪行為」を、責任逃れのために「冗談ですよ!」とか「虐められる方が悪い!」などと、重大事件である事実を直視せず、保身の為に「いじめの事実は認められない!」と虚言を吐く教育委員会や教職も多い。
 
 毎回毎回繰り返される、「聞くに耐えない言い訳」の記者会見。全国津々浦々、同じパターンの責任逃れの、馬鹿げた低民度の記者会見には食傷するばかり。もし、赤恥を晒している学校長や教育委員会、児童相談所職員の家族が被害者だったら、何を思い、何を語るのか。直接、話を聞いてみたくもなる。

 どんなに医学が進化しようとも、重度の「思考障害」を引き起こしてしまえば、元の元気な姿や笑顔が戻ってはこない。そこまで弱者を再起不能にしてしまった罪が「厳重注意」程度の処分や刑罰が余りにも軽すぎる。また、何事も他人事で済ませようとするから、「犯罪行為」が止むはずがない。

 「万引き」という言葉でも、同様のことが言える。「マンビキ」という言葉の響きが、「窃盗罪」として「10年以下の懲役もしくは、50万円以下の罰金」という刑罰が課せられるように伝わらない。窃盗犯が第三者に危害を加えれば、「強盗罪」や「強盗致傷罪」になることさえ見えてこない。

 しかし、日々のニュースでマスコミは、堂々と「いじめ」と「万引き」と軽々に報道している。特に、法の無知なる人たちの耳に入れば、前述の通り、「大したことはないじゃない!」くらいで終わってしまう。それは、アナーキー現象でもあり、再犯を抑止ができるはずもなく、社会正義が土中に埋まってしまう。

 「パワハラ」、「セクハラ」という言葉が世に出るようになって随分時が経つ。最近では、「モラハラ」、「スメハラ」、「マタハラ」、「ケアハラ」など、ハラスメントの種類がどんどん増えてきているが、たまたま2年ほど前に、某企業における異常なる「パワハラ」の相談を受け、抑止に走ったことがあった。

 某企業は法の無知なる役員ばかりで、その「パワハラ」や「セクハラ」の存在を個別面談にて、姑息にも隠蔽しようとした。教育委員会や教職、その他施設における「謝罪」も「言い訳」も皆無。「何事も無かったことにしよう!」とする隠蔽であり、外からの異見を遮断し、内々で収める動きを見せた。

 最近流行りの企業内「リスクマネジメント」や「コンプライアンス」だが、それは名ばかりのものが多く、結局、悪代官とその仲間達は密談ばかりで、保身族をカバーするための存在と成り下がっている。万が一、貴方が被害者になった時は、そのような似非部署に相談する必要はなく、直接警察へ「被害届」を提出すれば良い。

 勿論、「被害届」を提出するにはリスクは否めず、確たる証拠が必要となる。証拠固めには、いろんな方法があるが、被害に逢い始めたら「被害日記」なるものを、直筆で時系列に、日時と共に書き綴ることだ。必要であれば、スマホで写真や音声録音なども、重要な証拠物件として、慎重にクラウド保存まで徹底すれば良い。

 電子メールやSNSのメッセージなどによる恫喝があれば、消さずに保存しておくこと。スマホのスクリーンショットも保存しておくが賢明。被害者が日頃から社員規則に反することがなければ、堂々と構えておけば良いだけの話。それを人事面で脅しなどがあれば、即、労基や弁護士を介して、対抗措置を講ずることに!

 悪代官やその仲間たちの口癖は、何か事件が生じても、「会社のことを考えれば、そこは黙って蓋してくれないか!」とか「君が一人だけ反旗を翻しても、人事面で損をする可能性が高いし、周囲の同僚から白い目で見られるのがオチ!」と言い放つ大馬鹿者も存在する。既に、その言葉だけでも十分犯罪になり得るのだが、それこそ法の無知なる者の暴言だ。

 何はともあれ、「犯罪行為」は絶対に許す訳には行かない。「騒ぎ立てると、君が不利になる!」、「先々出世は見込めない!」、「減俸処分するぞ!」、「個別面談したが事実は無かった!」など、そのような脅しや騙しの言葉に怯むことなく正義を貫けば、後悔することのない人生を歩むことができるというものだ。


▼天ざる(熊本ホテルキャッスル)
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  • posted by Chikao Nishida at 2021/9/25 12:00 am

学習能力の重要性・・・

▼8月17日の雨の熊本城(※記事と写真は関係ありません)

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 学習能力(※1)という言葉をよく耳にするが、果たして、それをしっかりと理解して、日々実践している人がどれほどいるのだろうか!?

 学習能力に欠けると、ほとんどの人たちは、仕事上でのミスに繋がったり、しばしば交通事故(自損事故を含む)を起こしている。例えば、新しく購入した車を数日でボコボコにしたりする人も少なくない。しかし、毎回、毎回、性懲りも無く同じようなミスを繰り返す要因は何なのか!?

 それは、当人の頭の善し悪しによるものではなく、無意識の中、学習能力に欠ける行動をとっているけれども、物の本には「面倒臭がりの人に多い傾向」と言う。しかし、それ以外に「当事者意識」の欠落により、「自分だけは大丈夫!」と自己過信(慢心)に陥るのが大きな要因ではないか。

 災害時の危機的状況下において、万が一、学習能力に欠ける行動をとれば、当然の如く、死に至る可能性も高くなる。事実、過去の豪雨被害を振り返っても、必ず、家屋敷周りや屋根瓦、田畑、水路、川岸、裏山の様子を見に行く人がいる。そして、流され、落ちて事故に巻き込まれている。

 報道番組を見ていて、危険な状況下で何故に様子を見に行ったのかと嘆き、自然の脅威を恨み、亡くなった方に対してすこぶる悲しみを覚えるのである。夏休みに川の中洲に取り残され流される人、立入禁止の防波堤で釣りをして高波に呑み込まれ海に放り出される人が、後を絶たない。

 その時点で、少しでも学習能力の重要性に気づき、自問自答を何度も繰り返し、命に関わることであれば、先ずは無理して動かぬことが賢明である。闇夜に無理して動けば、水路に落ちたり、瓦礫とともに濁流に呑み込まれたりすることは、過去の事例を思い起こせば、誰しも危険極まりないと判断できる。

 特に、日頃から頑固な高齢者ともなると、家族の注意などお構いなしに、逆ギレして身勝手な行動に出てしまう。「いやいや、お前たちは分からんだろうが、今、田んぼを見とかないと、後々大変なことになる!」と言って玄関から出て行き、帰らぬ人になったというケースは枚挙に遑がない。

 コロナ禍についても、同じことである。後先考えずに外出し、飲み屋でワイワイ騒いで、数日後に何人かが体調を壊し、PCR検査を受ければ陽性反応。更に、数日後には同席していた近しい友人やその店にいた他の客へも感染して、クラスターを引き起こす。これも、学習能力に欠ける愚行と言える。

 世の中に起こっている事象は他人事ではなく、「明日は我が身」というように、いつ自分自身に降り掛かってくるのか分からないことを、十分に理解しておく必要がある。強がって、格好つけて、自分は無敵スーパーマンだと言い切る人間は、大抵長生きしないことを、神や仏は静観し、閻魔やデビルは微笑むに違いない。

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(※1)学習能力とは、教訓の能力を言う。 過去の経験(例えば、仕事のミスや嫌な体験)に基づき、学習した教訓をもって臨める能力のこと。

▼今回の取材ランチ(冷製パスタ)
 素晴らしい盛り付けに溜息!
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  • posted by Chikao Nishida at 2021/8/18 12:00 am

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