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春を待つ八景水谷公園(2)

▼八景水谷公園の青鷺
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 魚獲りが下手な青鷺は、見た目は怖いけれども、動きは実に面白い。以前取材の中で、傾斜角のあるところから小魚を狙って、突っ込んだ時のシーンは今でも忘れられない。「君は野生ですか?」と問いたくなるほど、下手だった。一歩目の右足でよろっとして、二歩目の左足で前に落ち、結局、目の前の魚を逃してしまった。

 横顔は、頭部のイメージが落ち武者のように見える。真後ろから見たら、ただの禿げだが、これもご愛嬌である。年々頭頂部が薄っすらとなって行く男性にとっては、特に、青鷺のヘアスタイルに共鳴してしまう。

 つい先ほどのテレビ番組で、家と煙突、そして池と生き物を書くような、心理テストがあっていた。生き物は「性」への心理を表すようで、鳥などが自由に飛んでいる姿であれば、すこぶるロマンチストらしい。筆者も描いてみたが、鳥は鳥でも、大きな池の淵で白鷺が獲物を狙っている絵だった。・・・飛んでないのが少々気になるが、まあ、それはそれとして甘受しようかと。


▼橋の上で鯉に餌やりをするファミリーと、初心者マークをつけて池の淵を走る月光仮面。
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▼取材風景
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◎Behance(Photo by Chikao NISHIDA)
 https://www.behance.net/chikaonishidaLink

                           

  • posted by Chikao Nishida at 2017/3/14 01:00 am

春を待つ八景水谷公園(1)

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 八景水谷公園は、筆者が大好きな公園の一つである。水の科学館もあり、館内には清潔なトイレが完備(外部のトイレはオススメしない)されている。段々と暑くなれば、休日は子連れのファミリーで賑わう。

 今回も遊水池の奥では、二人の子供が海老獲りに傾注していた。青鷺も負けじと、小さな池に飛来して小魚を狙っている。白鷺の姿はないものの、椋鳥や鶺鴒が地面を突いていた。

 同公園で遊んで居る野鳥の中では、写真下の椋鳥が一番人馴れしている。3メートル程度であれば、じわじわと近づいても、すぐに逃げることはない。こちらの様子を伺いつつ、何も危害を加えないと思えば、ひたすら地面を突いて虫を探している。

 公園の奥は鬱蒼としている。春の訪れを知らせるように、冬のグレートーンの景色が、じわじわと変わりつつある。実は、写真上の木々に覆われたところは絶壁となっており、写真では確認できないけれども、右上には車と電車が通っている。

 政令都市熊本市は、世界に誇れる水の都でもあり、杜の都でもある。よって、熊本地震で市内の水道がほぼ全滅した時に、この遊水池(熊本市第1号の上水道)は、多くの人々の命を救ってくれたのである。

 
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◎Behance(Photo by Chikao Nishida)
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  • posted by Chikao Nishida at 2017/3/13 01:04 am

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