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ポジティブな流れを阻害する、ネガティブ思考。・・・ネガティブな流れを助長する、超ネガティブ思考。

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 「逆境の長いトンネルに入ると、暗黒世界であった。頭の中が白くなった。赤信号に思考は止まった。」と、何処かで読んだようなノーベル文学賞作品「雪国」のパロディである。

 これは、或る人物が日頃から同じサイクルにて、それも長期間、ネガティブな小径を歩く姿を見て、筆者なりに表現したものである。決して、小馬鹿にしたり揶揄するものではなく、危惧の念を伝えるために、敢えて書き記しているものである。

 人物としては温厚なタイプであり、器用貧乏なところがある。また、群れるのを嫌い、自らの趣味をマイペースにて楽しむ人生を送ってきている、有能な人物である。(少々天狗になる癖も無きにしも非ず)

 ただ、ネガティブ路線を優先する悪癖があり、一度、逆境の長いトンネルに入ると、なかなか外界へ飛び出す根性に欠けている。折角、目の前に好機が訪れたとしても、見過ごしては選択肢を誤ることが多い。

 本人は分かっていても、ネガティブの漬物石が重すぎて、足元には鎖が絡み付き、その長いトンネルから脱出できないと言う。いやいや、それは超ネガティブ思考回路が、全てを阻害しているだけの話である。

 一つの要因としては、ここ数年の劣悪な仕事環境の可能性もあり、また、果たせぬ約束事にて自暴自棄に陥っている可能性もある。しかし、単調過ぎるライフスタイルもまた、一要因ではないかと考える次第。

 筆者の合言葉は「日々変化、日々進化。」・・・随分昔の話、或る企業経営者が、突然、「変化しないのも、進化だと思う!」と興奮気味に言ったことを、このコラムを書きながら思い出してしまった。しかし、トンネルの中にいる人物はそのような変人でも狂人ではなく、普通に常識人である。

 何故に、1年も2年も長期に亘り、人生のネガティブ路線を歩むのだろうか。損得の問題ではないが、どう見ても、自分の意志に蓋をして、周囲の不特定多数の人たちに感化され、或る時期、人生の分水嶺での昔のトラウマが払拭できないのではないか。

 よって、社会人となってこびり付いたトラウマ以前の、純真無垢なる学生時代に安堵するという、歳を重ねるにつれ、懐古的な思考が増幅し邪魔しているのかも知れないと、勝手ながら邪推したのだった。

 その人物の口癖に、「私は今鬱状態に入っているのかも知れません。」と言いつつ、「分かってはいるんですが、周囲に対しいて良い格好しようとする悪癖が、無様な今を引き出しているのかも知れません。」と。

 筆者は大声にて「下手の考え休むに似たり!」と物申したい。そもそも、悩んでいるものが小さすぎる。ちょっとした失態に対して、全てを不出来の絵の具で真っ黒に塗ってしまうから、トンネルから脱出できないのである。

 100点満点の人間なんて居ないのに、何故に、そこで格好付けようと、選択肢を誤るのだろうかと、首を傾げてしまう。可能性はまだまだ沢山残っているにも関わらず、1ミリも前に進まず、微動だにせず、暗黒世界に居座ってしまっては、光が射すことなどあり得ない。

 まだ若いのだから、些細なことで、大切な人生を無駄にしては欲しくは無い。「しっかりと耳の穴をかっぽじって、人の話を聴け!」と言って遣りたい気持ちで一杯となるが、気付いてくれれば良いものを。

 過去を振り返っても、今、札束を何億円も積み上げたとしても、過去は過去。戻ってくるはずもなく、懐古的に過去に酔いしれても、その頃の純真無垢なる人たちは、皆、殆どと言って良いほど、若き頃の殻を脱皮しているに違いない。

 田舎育ちの人が、大人になり都市部に住み、社会人として苦労を重ねてくると、懐古的になるのは理解できない訳ではないが、それが、この人にとっては「毒」でしかないようだ。

 暗黒世界のトンネルに入ったのだから、スイッチバックするしかない。ベクトルを変えるのは容易いことではないが、ここは歯を食いしばり、トンネルを包み込む険しい山中の唯一脱出できる道を見つけて欲しいものである。
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文責:西田親生


             

  • posted by Chikao Nishida at 2023/2/17 12:00 am

コンクリートで固められた足元・・・

◎記事と写真は関係ありません

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 口は達者だが、頭も体も動かない人がいる。ネガティブというコンクリートで固められた足元に気づかず、変化も進化もなく、突っ立ったままである。今遣るべきことに顔を背け、ちまちまと趣味に没頭し気晴らしをするも、また、現実に戻れば、足元のコンクリートはどんどん重く固まる。

 その繰り返しを人生のお供としていると、何十年経っても、ネガティブ王国の王様になれても、ポジティブ楽園の園長さんにはなれない。足元のコンクリートは荒療治で一瞬にして叩き割るか、徐々に融解材を流し込み足を抜き出すかしかない。それも、自分で実行しなければならない。

 前者を選んで実行に移すには、相当な度胸が必要だ。大抵のネガティブ王様は、コンクリートを叩き割る前に目を瞑り、振り出しに戻る。また、後者を選ぶと、気づいた頃には、折角緩んできたコンクリートが再び固まり始め、何度も繰り返すだけで、足元はいつまでもコンクリートのままだ。

 だから、何年経っても動けるはずがない。よって、そのコンクリートにより足元から膝、腰、胸、首まで埋まってしまい、二進も三進も行かなくなる。結局、ネガティブ王国の王様のスタチューとなり、王国の鉄格子から脱することもできず、終焉を迎えることになる。何とも儚い人生であろうか。

 例えば、仕事で結果を出せないのは、その原因がよく分かっていないからである。分かろうともしていないし、原因が分かったとしても改善に尽力しないから、仕事で結果を出せずの繰り返し。所謂、負のスパイラルの典型的なものだが、ネガティブ王様はそれに気づかず、改善できないのである。

 どんなに逆立ちしても、ネガティブ王国よりはポジティブ楽園の方が遥かに面白い。多くのポジティブ人間との関わりは、「人生の音」が弾む。最終的にネガティブ王国の立像となるか、ポジティブ楽園の花や蝶になるかは勝手だが、一度しかない人生ならば、今こそ、懸命なる英断を下すべきであろうかと。


▼泰勝寺跡(細川家菩提寺)の鴨たち
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写真・文責:西田親生

       

  • posted by Chikao Nishida at 2022/1/14 12:00 am

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