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We are Ladies and Gentlemen serving Ladies and Gentlemen・・・

▼熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏スタッフからプレゼント

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 昨日は、1日早めのバースデイランチで、熊本ホテルキャッスル1階のダイニングキッチン九曜杏(くようあん)に足を運んだ。まん延防止等重点措置が解除されたとしても、まだまだ感染者数は高止まり状態なので、やや時間をずらしての訪問とした。

 コロナ禍前は、ウィークデイは毎日のように、取材前ランチを楽しみに足繁く通っていたけれども、コロナ禍となり、今ではひと月に一度、又は、ふた月に一度程度ほどに激減した。昨日など、一年ぶりに足を運んだ気分となり、館内がとても新鮮に感じられた。

 午後2時過ぎなので、ランチで来られている客とは入れ替わりの時間帯。いつものカウンター席で、料理長お任せランチを楽しませて頂いた。生憎、料理長は休みのようなので、ガラス窓越しの厨房では、セカンドが彼流の小気味良いテンポにて調理に集中していた。

 食後、「レストラン皆からのプレゼントです。是非、お持ち帰り頂き、お楽しみください!」と、岩本食堂部長からバースデイケーキを土産に頂いた。大きさの割には、どっしりと重い。帰りの移動時間を考えて、保冷剤を上下左右にたくさん挟み込んであった。

 それから、同レストランの大津マネージャーやその他黒服数人が、立て続けに挨拶に来てくれた。コロナ禍で長期間大変な状況であるにも関わらず、皆さわやかな笑顔で、1日前のバースデイを祝ってくれた。同食堂部長の采配とチームワークが見え隠れした瞬間である。

 実は、午後2時到着と予約をしていたところ、既に同食堂部長が同ホテル玄関中央に立って待ち構えていた。それからレストランへエスコート。帰りも、同食堂部長と黒服数人が見送りに来てくれた。勿体無いほどの厚遇に、大変申し訳なく思った。

 同食堂部長以下、黒服や女性スタッフを見回すと、ホテルのホテルと称されるザ・リッツの「We are Ladies and Gentlemen serving Ladies and Gentlemen」の接遇に勝るとも劣らぬ所作である。これこそ、61年の歴史と伝統を誇るホテルの接遇レベルである。

 因みに、同ホテルに通い始め40年が過ぎ、同食堂部長が同ホテル入社早々に会ったのが30年ほど前になる。まだ、ホテリエとしての修行段階であった彼が、今や、食堂部門のトップとして采配を奮っている。筆者も新聞社を若くして退社し、起業して間もない頃の話だが、これまで随分世話になった。

 先々は、同食堂部長や若手黒服の時代となるに違いないが、熊本県を代表するシティホテルとして、観光立県の立役者として牽引願えればと思うばかり。勿論、そこには、現在の帝国ホテル社長のように、全スタッフの信頼を得る、聡明なる人格者の役員は不可欠となる。


▼2007年からお付き合いのある元女優さん(東京在住)からのプレゼント
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▼今日の気分
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写真・文責:西田親生

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2022/5/7 12:00 am

間違いだらけのローカルスタンダード

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 余談だが、先日、ランチタイムに寿司店に足を踏み入れた。暖簾を潜り、寿司職人と目が合った時、間髪を入れず「今、片付けしているので・・・」と、入り口で待てと言わんがばかりのご挨拶だった。

 辺りを見回すと、待つために座る椅子もない。どこで待てというのか指示もなく、よく考えれば、頭からにこやかに「いらっしゃい!」の言葉もなかった。これじゃ、どんなにお腹が空いていても、その店で食べる気持ちも失せてしまう。

 そのことを、同じ地域にある別の店主に話をしたのだった。店主曰く「私が、○○に行ってランチをしようと、数種類のランチを見ながら、どれにしようかなと呟いていると、それにしたら!?」と、相手がメニューを決めてしまったと言う。何と身勝手な店だろうと思い、二度と行くことはなくなったらしい。

 観光で成り立つ街であるのに、とんでもない接遇の酷さに閉口してしまう。それがその地域のスタンダードであれば、旅行客のリピーターは皆無と言っても過言ではない。殿様商売なのか、日頃からランチでは儲けがないから、仏頂面でつっけんどんなのか分からないが、基本の基本ができないのならば、その地域のイメージダウンとなってしまう。

 どんなにその店が旨くて有名であろうが、快く二度目の訪問はなくなる。「俺の旨い料理を食ってみろ!並んで待ってろ!」という感覚を少しでも持っているとしたら、飲食業(サービス業)は辞めたほうが宜しかろうと・・・。

 以前、ある島でトライアスロン大会を企画開催した時の話だが、旅館や民宿、その他観光関連の店主たちに「接遇セミナー」を、大会前準備のために開催したことがあった。その時、電話の応対、挨拶の仕方、名刺の渡し方、道の説明方法など・・・つぶさにチェックを入れながら指導したこともあるが、一つ一つのモデルの基本動作に「おー!」とドヨメキがあったほどだ。

 接遇の善し悪しで、その地域の文化レベルが分かるというもの。今回は、職人の性格や日頃の素行がそのまま悪い方に出てしまい、その店のイメージは台無しとなる訳だ。お客様が心地よく滞在し、ゆったりと食を楽しむ環境を作ることが、観光客誘致の為の重要なポイントであることを認識すべきだと思った次第。

 間違いだらけのローカルスタンダードは、思いの外、客離れを加速するのである。


◎先見塾公式サイト
 http://www.senkenjyuku.com/Link


 

 

           

  • posted by Chikao Nishida at 2016/6/28 01:51 am

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