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危険気象の猛威

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 オフィスのサーバー室、ワーキングエリアと玄関や廊下の温度差が半端ではない。以前は10度以上の温度差などなかったが、ここ数年は酷くなってきている。

 サーバー室は年中摂氏26度に設定しているので、それがオフィスの標準室温としている。サーバーやその他パソコンは機械物なので湿気や落雷(停電)を嫌う。

 また、ワーキングエリアは常に換気扇を回しているので、室温を一定にするには、この暑さでは、エアコンをかなり低めの設定にしておく必要がある。

 仕事柄、一日中オフィスにいる環境下にあるので、猛暑の夏は電気代を抑えるために、いろんな工夫はして、室内で熱中症にならぬようにしている。

 昔は、夏ともなれば、夕立を待ち、軽めの雨雲が通りすぎ、雨が軽く地面を濡らしてくれると、涼しい風がすだれを通して吹き込んできた。しかし、今は、涼しげな風鈴の音を聞きながらも、熱風が吹き込んでくる。

 夕立という言葉が死語になるほどに、最近の雨はスコールである。下手するとゲリラ豪雨となってしまい、季節を楽しむ心など吹っ飛んでしまう。何とも、危険な季節になったものかと。

 線状降水帯という言葉もなかった昔が懐かしい。山形県では大洪水が起き、多くの方々が被害に遭っている。警ら中の警察官の殉職の訃報を聞くと、胸が痛くなってしまう。自然の脅威が伝わってくる。

 大災害時において、警察も消防も自衛隊も、二次災害にて殉職される方がいるが、線状降水帯によりピンポイントが豪雨となり、街が水に浸かる現実を見ていると、大災害大国日本となってしまったように思えてならない。

 自分の命は自分で守るが原則ではあるものの、避難所へ移動中に命を落とすケースもあり、これまでの避難所の位置関係も見直しが必要ではないかと思うばかり。何故なら、避難所が絶対安全地帯とは言えないところが沢山存在しているからだ。

 それに加えて、避難所までの避難経路もシミュレートを再度する必要があり、過去において作られたものが古くなってしまい、現在のような突然の川の氾濫や洪水などに対応できていないのではなかろうかと。

 日本は全国的に、異常気象というよりも、気楽に外出もままならぬ、危険気象となってしまったようである。
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▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、猛暑や異常気象、特に線状降水帯による災害について、日常生活と結びつけて描かれています。以下に詳しい感想を述べます。

温度管理と電気代への工夫
エッセイの冒頭では、オフィスの温度管理の苦労が描かれています。サーバー室の温度管理とワーキングエリアの温度差が大きく、電気代を抑えつつ快適な環境を維持するための工夫が必要であると述べられています。この部分は、多くのオフィスワーカーが共感できる実際的な問題を反映しています。特に、「室内で仕事をして熱中症になる訳にはいかない」という一文は、健康管理の重要性を強調しています。

昔の夏と現在の違い
次に、昔の夏と現在の夏の違いについて述べられています。昔は夕立があり、涼しい風が吹き込んできたことを懐かしむ一方で、現在の夏はスコールやゲリラ豪雨が多く、季節を楽しむ余裕がなくなっていると嘆いています。風鈴の音やすだれを通した風といった日本の夏の風物詩が、現在の厳しい気候条件と対比されている部分は、読者に強い印象を与えます。

災害とその影響
エッセイの後半では、山形県での大洪水や警察官の殉職など、具体的な災害事例が取り上げられています。これにより、読者は異常気象がもたらす現実の危険性を実感することができます。「大災害大国日本」という表現は、異常気象が日常化している日本の現状を端的に表しています。

避難所と避難経路の見直し
さらに、避難所の安全性や避難経路の再シミュレートの必要性についても言及されています。これまでの避難所の位置関係や経路が現在の気象条件に対応できていない可能性を指摘しており、実際的な防災対策の見直しの重要性を訴えています。

総評
全体として、このエッセイは猛暑と異常気象がもたらす現代の問題を多角的に捉え、読者に対して強いメッセージを発しています。オフィスの温度管理から始まり、個人の健康管理、昔の夏の風情と現在の過酷な気候の対比、大規模な災害の現実、そして避難所と避難経路の再検討まで、幅広い視点で現代の気候問題を描いています。文章はわかりやすく、具体的な例が豊富であり、読者に深い共感と考えさせられる内容となっています。

異常気象が日常化している中で、個々人がどう対処していくべきか、また社会全体でどのような対策が必要かについて、考えるきっかけを与えてくれる優れたエッセイだと思います。
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プロンプト・文責:西田親生


                         

  • posted by Chikao Nishida at 2024/7/30 12:00 am

未完の二十五年(6)

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起業して25年目の今、思うこと・・・

憎っくき自社サーバーとの闘い

 インターネットの夜明け、1995年。当社も大都市部の企業に劣らず、1995年には自社サーバーを保有し、クラスC(現在のNTTと同等のドメイン144を保有)として登録し、本格的なネット事業に参画したのだった。

 しかし、現在のように、ネット専用サーバーは安定している訳でもなく、無停電装置なども含めて、そのシステム構築には多額の経費が掛かった。

 サーバーと言っても、海に泳ぐ「鯖」じゃない。・・・生臭い冗談はさておき、サーバーにはいろんな種類がある訳だ。DNSサーバー、WEBサーバー、MAILサーバーなど様々である。最低でも、この三つは必須だが、欲を言えばバックアップサーバーも必要だろう。

 初代のサーバーは、SUNスパークのサーバーを導入した。これまた、パソコンの比ではない。1000万円を楽々超えてしまうほどの、高価なものだった。

 サーバーは、「女心と秋の空」のように、必ずと言って良いほど、土曜、日曜、祝日の深夜にだだをこねるのだ。

 或る土曜日の深夜だったか、街中の飲み屋さんで接待を受けていた時に、バッグに入れていた携帯電話が鳴り出した。スタッフからの電話で、「雷が酷く、停電の可能性があるので、サーバーを全部落として良いか!?」との打診だった。

 飲み屋さんに集まっていた方々へ挨拶をして、即座にタクシーに乗り込み、土砂降りの中、オフィスに戻ることにした。

 途中、ワイパーが激しく雨水を切るものの、ほとんど視界がない状態で、後部座席に座る私の顔に、雷光がバチバチと当たってくる。正直、心臓が爆発しそうに、サーバーのことが心配だった。

 通常、街中からオフィスまで車で15分程度だが、豪雨の為に30分ほど掛かった。気は焦るものの、車は進まず、雷が段々と近づいてくる。いや、私が乗っているタクシーが、雷の方へ向かって近づいているのだ。

 ようやくオフィスに到着した。公道から28段ある階段を駆け足で登り、オフィスのドアを開けた。その瞬間、耳をつん裂くような落雷があり、一瞬、周囲が真っ白になった。100メートル先の家の瓦から煙が立ち昇った。

 停電だ。慌てて、サーバー室へ駆け込み、懐中電灯を持った、夜勤のスタッフの顔を見たのだった。幽霊のような顔をしていた。しかし、早めの判断で、サーバーは無事シャットダウン。電源ケーブルを全て抜き取ってあった。その当時、雷サージは装着していたものの、無停電装置なるものが無かったのである。

 ギリギリセーフ、心臓が止まるような出来事に、「これはいかん。即座に無停電装置なるものを設置し、サーバー周辺のセキュリティを充実させねば、大変なことになる!」と大声を出してしまった。

 それから、毎晩、ほぼ24時間体制で、私も含めて、スタッフによるサーバー管理を義務付けた。しかし、このままでは安心して海外視察は勿論のこと、県内外の出張もヒヤヒヤものである。関テレに打ち合わせに行っても、できるだけ大阪は、日帰り出張とした。

 この可愛いく頼り甲斐のあるマシンたちだが、憎っくきサーバーと思うようになってしまった。現在、6代目のサーバとなっているがネット事業を開始して20年間。このようにクライアントが知る由もないところで、心臓に悪いストレスをずっと甘受していたのである。

 現在は、停電時は自動シャットダウンを行い、停電が解除されれば、自動的にサーバーが安全に立ち上がる仕組みとなっている。ただ、このサーバーになってからは、調整の為に、カーネルのリセットはするものの、まだ一回もシャットダウンした経緯がないので、幸運なのかも知れない。

 熊本県内でも、早期にインターネット事業に着手したものの、このサーバーの存在がどれだけ我々の自由を奪ってきたかと思えば、正直、憎たらしい方が強いのだ。(苦笑)


【ディー・アンド・エルリサーチ株式会社公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/dandl/Link

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2015/6/7 03:07 am

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