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素敵な空間「エルドラード」にて・・・

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 先日、青森県五所川原市にある「トキあっぷる社」代表である土岐彰寿(ときあきなが)氏から、同社開発のシードル「赤の仲間入り」と「ときシードル」の2本が贈られてきた。

 「赤の仲間入り」は4月28日に発売されたばかりの、世界初の「赤〜いシードル」。後者の「ときシードル」は、明智光秀と土岐氏との縁にて、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」放映のタイミングに、同氏が開発したもの。

 筆者の導火線に火を付けてくれたのは、後者の明智光秀が宿る「ときシードル」であった。青森と熊本とは、陸路で約1700キロ、車で約20時間ほどの位置関係にある。そこで、赤い糸を見つけてしまったのであった。

 それは、細川ガラシャ(細川忠興の妻)の存在である。何と、ガラシャは明智光秀の三女。現在も、忠興とガラシャの墓が、熊本市の泰勝寺跡にあり、時折、取材で足を運び入れる処でもある。よって、1700キロの距離が一気に縮まった。

 「ときシードル」のラベルを見ると、光秀の連歌として、「ときは今 あめが下しる 五月かな」とある。「とき」は土岐氏、「あめが下」は天下、「しる」を治めるという一説もあるが、どうやら、光秀の決断の言霊に胸を打たれてしまったようだ。

 また、細川ガラシャの最期を迎える直前の歌に、「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なり 人も人なり」(桜も人も散るべき時を知っているからこそ、桜であり、人というものです。これが世の習いなのです!)と。

 ガラシャが壮絶な死を遂げたのは、キリシタンであったことも要因の一つだが、幽閉され死に至ったのは、明智光秀が織田信長を討ったことによる。ガラシャの死をもって、はじめてガラシャの忠誠心が明らかとなるが、こと既に遅し。

 史実的には、戦国時代であるからこそ、凄まじいものではあるものの、青森の土岐明智一族と熊本の細川との繋がりに、正直なところ、鳥肌が立ってしまった。また、近しい人物に嫁いだのが細川家の末裔となれば、尚更のことである。

 上記のようにあれこれ考えている内に、熊本ホテルキャッスルの会員制クラブ「エルドラード」の情景が心に浮かび上がった。土岐明智と細川の現代の接点を、同ホテルのクラブにてと思い、通い詰めた同クラブの中を拝見させて頂くことに。

 同ホテルの個室に「細川」もあるが、りんご酒を置いて、その姿を楽しむには「エルドラード」しかない。勿論、同ホテル最上階に昇れば、熊本城全景が眼前に広がる絶景の地点から、城に向かってシードルをお見せすることもできたのだが・・・。

 流石に、「エルドラード」の造りは筆舌に尽くし難く、入った瞬間に空気が変わる。間接照明を多く用い、壁の絵画や装飾品、更には、ゴージャスなカーサが鎮座しており、特に、グランドピアノがカウンター化したオブジェが、何ともお洒落である。

 
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  • posted by Chikao Nishida at 2021/5/10 12:00 am

細川家菩提寺泰勝寺跡へ

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 立田自然公園の中にある「細川家菩提寺泰勝寺跡」は、いつも冷んやりとしており、鬱蒼と茂った木々の中にある苔園や溜池に立ち寄る野鳥などを楽しめる処である。残念ながら、紅葉はほぼ過ぎており、奥の茶室「仰松軒(こうしょうけん)」へ向かう道沿いは、紅葉を終えた枯れ葉が堆積していた。

 「散りぬべき 時知りてこそ世の中の 花も花なれ 人も人なれ」と言うのは、余りにも有名な細川ガラシャ夫人(明智光秀の三女)の辞世の句である。そのガラシャ夫人の墓も、同園「四つ御廟」の中にひっそりと佇んでいる。(「四つ御廟」とは、初代細川藤孝夫妻、そして2代細川忠興夫妻の墓を総称するもの。)

 上記のように、「細川家菩提寺泰勝寺跡」は由緒ある処にて、時折、歴史探訪好きの観光客の姿も見受けられる。いつぞや、熊本地震直前に園内の石垣を「やっと修復しました。この図面を見てください。大変だった!」と語った工事の方を思い出すが、それから数ヶ月後に、同地震により全て壊れてしまったのだった。

 以前、結婚式の前撮りや文化祭の練習をする女学生などにも遭遇したが、同地を散策すると、何となく心穏やかになるように思えてならない。因みに、「四つ御廟」の前には、ガラシャ夫人が愛用した手水鉢もあるので、是非、ご覧いただければと・・・。(今回は、手水鉢の撮影を忘れてしまった。)


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▼苔園付近
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▼茶室「仰松軒(こうしょうけん)※現在立ち入り禁止
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文責:西田親生

             

  • posted by Chikao Nishida at 2019/12/4 01:54 am

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