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ネット事業に18年。

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 筆者が1994年に情報を仕入れて、ネット事業に本格的に取り組み始めたのは1995年の春だった。

 まだ、熊本県内において、Homepageやe-mailなどという言葉が全く浸透していない頃の話である。よって、企業として第一号の公式サイトを立ち上げたのが同年8月22日、それから3日後に大手企業である同仁化学研究所が公式サイトを立ち上げ、両社とも多くの新聞やテレビなどで大々的に取り扱われた事を想い出す。

 以下は実に下らん事だが、当時ホームページ上の記事の中でHPと書いただけでも、嫌がらせメールなのか何か分からないが、「HPはヒューレットパッカードの略なので、おかしんじゃないか!」と怒鳴り込んで来た人間も居た。当時、県南の旅館(既に廃業)からは「オウム真理教の人間だと思ってました。」と電話で小馬鹿にされた事もあった。また、県西の旅館からは「あんたは業者だろうが!」と大声で見下された事も多々あった。

 田舎人の戯言と言えばそれだけの話だが、正しく「燕雀知らず天地の高さ」である。・・・テレビを見ていると、一流大手商社の専務も「インターネットには全く関心がありません。当社は着手する予定もないし、それは事業としては全く役立つ物では無いと判断しています。」と記者会見で断言した時代でもある。

 しかし、どうだろうか!?・・・それから18年が経ち・・・インターネットは生活基盤の中に組み込まれ、世界の政治経済にまで大きな影響を及ぼすほどの存在に育って来たのである。

 筆者はポータルサイト管理運営の他に、現在、「先見塾」という学舎・・・所謂、創業塾的な若手育成の塾を開塾している。

 勿論、名の如く「先見性」を合い言葉に、人間形成は勿論の事、企業戦士として闘うノウハウや、文化の香りのする経営者としての能力を植え付けることが目的だが、この田舎に至っては「先見性」が、ややもすると「眉唾物」というレッテルを貼られて、誹謗中傷のターゲットとなる可能性が高いのである。・・・実に稚拙な話だが・・・。

 筆者は、インターネットを県内に浸透させ、少しでも社会貢献をしたいという志をもって動いてはいたものの、当時、多くの誹謗中傷により、今も尚、心の中に深く傷が残っているのである。・・・前人未踏の分野に足を踏み入れる事は、如何にリスクが大きいかを知る必要があり、そのリスクを背負う事も無く、無知な人間ばかりが誹謗中層を繰り返す田舎の土壌には、反吐が出るほど妙な息苦しさと怒りを抑えて来たのは否めない事実である。

 更には、インターネット黎明期を知ることも無く、その表層部分だけを囓っては金を稼ごうと蠢いた多くの輩も、健全なインターネットの育成に障害になった事も直視して来たのであった。

 今後、パソコンがどのように進化するのか、また、インターネットの世界がどのように変貌を遂げるのか未知数だが、これから10年間。性懲りも無く、初心に戻り、少しでも社会貢献に繋がるような事業展開を進めたいと考える今日この頃でもある。


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  • posted by Chikao Nishida at 2013/10/3 06:17 am

遣るか否か、それが問題なのだが・・・

▼ディー・アンド・エル社20周年記念基調講演の模様(2010年)

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 仕事に関して、直ぐさま「やりましょ!やりましょ!」と、根拠もなく言い放つ人が居る。自分自身に一切リスクを背負わず、滑舌の良い言葉だけが先行して他人に仕事を投げつける。その場に居るオーディエンスからすれば、如何にも威勢良く歯切れ良く聞こえる訳で、無知な人達にとっては、すこぶる好印象を与えるに違いない。しかし、じっくりと冷静に検証すると、全てがちぐはぐのパッチワーク。・・・一足飛びでは出来ないものを、如何にも簡単可能なもののように言い切る、法螺吹きな人間も多々居る。

 勿論、動かねば、遣るか遣らぬか、遣れるのか否か・・・それは分からない。しかし、両極端で単細胞な人間のプロジェクトプランニングの方向性は、白黒、所謂、遣るか否かの2パターンしか頭には無い。だから、安易に無責任なゴーサインを出すのだろうと推察する次第。自腹を切らずして、他人の懐狙いで出張費やリサーチ料などをどんどんと請求するコンサルたちの醜態ぶりに、閉口するばかりである。成功報酬が大原則であるけれども、そんな事はお構いなし。途中でで頓挫しよう潰れようが、日々の経費ばかりをぼったくるだけで、さっさと去って行くのが関の山である。

 ポジティブに遣るを選ぶのか、ネガティブに最初から動かぬのかを決めるのではなく、写真上の集合のベン図のように、可能と不可能の重なる部分を、重要な思慮のエリアとして、じっくりと課題の検証を行わねばならない。単純に右左脳をちゃぷちゃぷと揺さぶるのではなく、中間思考回路を働かせ、十分なリサーチ、十分な計画性、十分なパンパワー、十分な施設、十分な素材と・・・所謂、ヒューマンウェア、ソフトウェア、ハードウェアの三位一体の体勢が完全に揃い、初めて、そのプロジェクトが可能なのか否かを判断できることになる。

 「やろう!やろう!」と声を大にして言うのは簡単な事。誰だって出来る。しかしながら、可能性大の根拠ありきで、初動をしない限り、後々、何が足りない、何が無い、何が邪魔する・・・と、初手からトラブルの続出となるだけの話となってしまう。一人がどんなに旗を振りまくろうが、動くのは人間。脆弱なヒューマンウェアを牛耳ったつもりで遣っていても、最終的には非力な自分だけが孤立して、何も具現化できないまま、全てのプロジェクトが頓挫することになる。・・・ただ、無駄な時間、無駄な経費だけが過去に残されてしまうだけでなく、大きな責任問題に発展する可能性さえあるので、何事も軽々しく請け負うものでもなく、また、無作為に安易に業務を依頼するものでもない。

 特に地方の旅館、ホテルなどの立て直しの為に、舞い降りてくる都市部からのコンサルには要注意と言ったところであろうか。


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  • posted by Chikao Nishida at 2013/10/1 01:24 am

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