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サイレント・マジョリティ(静かなる大衆)・・・

▼写真は雛人形

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 人形の歴史を紐解けば、縄文時代の「土偶」、弥生時代の「埴輪」、平安時代の「ひいな遊び」が「雛人形」の起源となり、安土桃山時代に「雛祭り」へと・・・。

 写真の「雛人形」をじっと見ていると、すこぶる澄んだ目をしている。何も語ることもなく、ただ静かにこちらを向いている。更に見つめていると、口角が上がり、上品な口元が笑っている。これが「自然体」。これが「物静か」。

 「物静か」と言えば、コンサルの仕事柄、企業内の「サイレント・マジョリティ」が頭に浮かぶ。それは「静かなる大衆」と言われ、時には大きな力となる。周囲を見回すと、ワイワイ騒ぎっぱなしの人間が多く居るが、自分たちが騒ぐことで大多数であると思い込んでいる。

 ところがどっこい、「静かなる大衆」は積極的な発言をしないが、圧倒的な勢力を持つ多数派である訳だ。世の中も、会社組織も同じこと、派手にワイワイ騒ぐ役員に付き纏う金魚の糞の方が、無敵勢力のように見えるが、それは大きな勘違い、幻覚となる。

 「静かなる大衆」=「物言わぬ多数派」の存在を知らぬから、そう思い込む。しかしながら、圧倒的、絶対的多数派が「サイレント・マジョリティ」であることを、我々は知るべきである。

 最近、色んな企業を観察すると、想定外に「低民度の人間」をよく見かける。会社の私物化、堂々と繰り広げられる横領・詐欺・背任行為、恐怖政治。会社役員や某協会長などが平気で遣っている。まさしく、「守銭奴」の集まりである。「守銭奴」は己の「悪事」に気付かぬ。

 香典袋の中身を誤魔化して懐に入れたり、カードを遣って同僚を騙し横領したり、脱税に向けてまっしぐらな人を沢山見てきた。時には、脱税した大枚を、老婆が住む家の壁裏の空間に置かれたドラム缶に放り込んでいた人も居た。勿論、昔、しょっぴかれた。

 また、息子夫婦が裕福であっても、祖父がその孫たちを扶養にして、数十年間、脱税に勤しんでいる人も居た。とんでもない「守銭奴」たちである。

 話は飛んでしまったが、人生を楽しく、漣も立たぬよう、まったりと生きるためには、無意味なワイワイガヤガヤは、勿論、ご遠慮したい。仕事上、企業内において埋まり込んだ「サイレント・マジョリティ」の掘り起こしを行い、高い職位につけてあげたい。

 まあ、ワイワイ騒ぐ人間は、少数派であることを知った瞬間に、「サイレント・マジョリティ」の圧力に怯える日がきっと来る。特に、恐怖政治をこよなく愛し、理不尽にも部下を虐めまくる「能無し」は、最終的に数十倍、数百倍のしっぺ返しで潰されてしまうに違いない。


▼写真は雛人形
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文責:西田親生

                     

  • posted by Chikao Nishida at 2020/1/29 01:08 am

「称賛」無きマネジメントは、愚策なり。

▼記事内容と写真は関係ありません

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 人を指導する立場にある職位の人間には、「信頼できる人格」と「称賛のマネジメント」のノウハウが必須となる。

 大抵の場合、息が詰まるような「叱責」による「攻撃」を続け、瞬く間に、部下たちは10歩も100歩も退いてしまう。

 昭和時代を思い浮かべると、学校の教師でさえ「ネブチ」と言われる、竹などの棒状の鞭を持ち、男女お構いなく叩きまくっていた。

 「痛さ」を与えて指導するスパルタ教育だが、酷い教師は、生徒を殴り、何人もの生徒の鼓膜を破った鬼畜のような教師もいたのである。

 生徒は「痛さ」から遁れる為に、ビクビクしながら教師の命令に従うばかりで、教師と生徒の間には「信頼関係」など皆無であった。

 これは肉体的なダメージを「是」とする、軍隊もどきの荒々しい指導法であり、「恨み」だけが心に深い傷として残るばかりとなる。

 また、最近「パワハラ」という言葉が蔓延しつつある日本国内。メールやSNSなどで、相手の心に傷をつける行為が、日常茶飯事行われている。

 事件になったり、裁判沙汰になったりしても、悪質極まりない精神的な攻撃は止むこともなく、全国津々浦々から悲鳴が聞こえてくる。

 指導する側は、指導を受ける一人一人の人格を大切に扱う必要がある。職位を以って、自分の気分や感情だけで押しつぶすのは簡単な事。

 しかしながら、それは「愚策」であるだけで、決して良い結果をもたらすことはなく、段々と、自らを蟻地獄に落とし込むことになる。

 では、どうすれば良いのか!?

 実に簡単な事だが、先ずは指導する側の人間が、どれだけ「大らか」で、部下から「信頼」される「人格者」であるかで決まる訳だ。

 「信頼関係」ありきで、初めて「称賛のマネジメント」が実践でき、更に、部下の才能を最大限に引き出す「エンパワーメント」が可能となる。

 こんなにも容易なことが、何故、理解できないのか!?それは、その指導者の考え方に、根本的な「歪み」の存在が邪魔をしている。

 勿論、ダラダラとやる気のない部下を見ていれば、誰だって腹が立つ。しかし、そこで「叱責」に専念しても、何も解決しないのである。

 しかし、それに気づかぬ指導者は、日々、悪循環となり、そのストレスが、より辛辣な「叱責」へと悪魔が囁き、いざなうのである。

 全ての部下を育てるのは容易なことではないが、駆け引きのない「信頼関係」を互いに結ぶことから始めるのが肝要となる。

 最後に、指導とは「抽象的且つ複雑難解な言葉の綾」ではなく、「シンプル且つ具体的な示唆」から取り組まなければならない。


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文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2020/1/9 02:37 am

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