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目の前のビジネスチャンス。その綱引きに勝つか負けるかは、『読み』と『詰め』で決まる。脈がなければ、即刻、綱を切れ!

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 知人友人の紹介で、ビジネスチャンスが生まれることは良くあることだ。しかし、そのビジネスチャンスが具現化するか否かは、初対面からの『良好なる綱引きのプロセス』に掛かってくる。

 親しい知人友人であるからこそ、『信頼』は事前に担保されている。その確かな『信頼』の上に立ち、マッチング相手と円滑に物事が進み、新たなビジネスが発生する。

 ただし、初手からマンチング相手に『認識のずれ』があると、円滑なる進捗は望めず、想定外にややこしくなってしまう。そこには紹介者の説明不足というよりも、マッチング相手の理解力、資質に左右されてしまうのだ。

 折角の紹介(縁)であるので、紹介者の存在を軽視、無視するような愚行は許されない。ところが、『認識のずれ』が些少ながらもあれば、最悪の場合、紹介者の顔に泥を塗ったり、不快感を与えたり、挙句の果てには、折角の良縁の機会を台無しにしてしまう。

 人様へ人様を紹介するのは、そう容易なことではない。紹介する人の『信頼』あってこその話だが、上述の通り、被紹介者Bに対する被紹介者Aの受け止め方にずれがあれば、とんでもない方向へと流れてしまい、紹介者にも被紹介者Bにも悪い印象を与えてしまう。

 理想的なものは、紹介者が被紹介者Bの実像が、被紹介者Aにそのまま伝わり、その価値なりを被紹介者Aが理解、把握し(その逆も同様)、被紹介者AB双方に『信頼関係』が結ばれることで、にわかに物事が前進することである。

 ところが、初手から被紹介者AやBに履き違えがあれば、聞いた、聞かない、知らない、そのつもりではなかったなど、ギクシャクした状況に陥り、折角の『信頼』の綱がぶっつりと切れてしまう。従って、人に人を紹介するのは、すこぶる難儀なことである訳だ。

 最後に、紹介者が留意すべき点は、以下の項目を下調べした上で、被紹介者同士をマッチングするのが望ましい。無闇矢鱈にマッチングしようとすれば、必ず、勘違い、履き違え、諍いなどが生じることになる。

(1)被紹介者AとBの価値観が同じベクトルを向いている
(2)被紹介者AとBの趣味趣向の共通項が大きい
(3)被紹介者AとBの性格が磁石のNとSのように引き合う可能性が高い
(4)被紹介者AとBの仕事の拘りが同じベクトルを向いている
(5)被紹介者AとBの双方のニーズが合致している
(6)被紹介者AとBが結ばれ、双方Win&Winの関係になる可能性が高い

 しかし、人というものは、物事における『始め良ければ終わり良し』とならず、始め良くても、相手が豹変する(本性を現す)ことも無きにしも非ず。紹介者が把握できなかったところが、良からぬ本性なり癖となれば、マッチングできるものもできなくなってしまう。

 そこは、ビジネスにおいて、特に厳格であるべきだ。よって、どんなに『信頼』に値する紹介者から提供されたマッチングチャンスと雖も、『読み』と『詰め』が甘ければ、豹変する相手に対応できず、ただ悪用されるばかりで終わってしまう。

 畢竟、『脈なきは、即刻、綱を切れ!』を念頭に、確とマッチングが成立(例えば契約締結)するまでは、必要以上の情報を提供、共有する必要はない。何故なら、情報提供側の被紹介者の貴重な情報というものは、対価ありきのものとして、厳重に取り扱う必要がある。


himawari20220731


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写真・文責:西田親生

             

  • posted by Chikao Nishida at 2022/7/31 12:00 am

「口約束も契約なり」の人とご一緒に!!!

▼記事と写真は関係ありません。

chi


 長年の経験上、信頼おける株式会社との交渉事は、当然の如く初手から「ビジネス」領域である。よって、双方が合意に至ると、直ぐにでも仕事が動き出す。勿論、双方が「口約束も契約なり」だからこそ、心地良く、互いにスクラム組んで前進することになる。

 しかし、なんちゃって株式会社や業務内容が不透明な個人事業主においては、どんなに「ビジネスライクに!」と伝えているにも関わらず、アバウトな表現ばかりが目立ち、友達感覚にて、身勝手にも貴重な情報だけを入手するための動きが見え隠れするばかり。

 我々は長きにわたり、それなりの自己投資を行なってきた訳で、名刺交換した経緯があるとか、共通の知人の存在があるからと、貴重なノウハウを安易に提供することはない。そんな事をやっていたら、身を粉にして獲得したノウハウが藻屑と化してしまうのである。

 しかし、地方都市熊本では、「ビジネス」と明言すると、二歩も三歩も引き下がって、いつでも逃げる体勢を作りながら交渉に臨む人も少なくはない。ノウハウ提供を拒むと、仏頂面となり「あの人はケチだよな!」と悪口を振り撒いて、砂を掛けて姿を消して行くのだ。

 何とも理解し難い挙動だが、そのような人には必ず次の事を言うことにしている。「美味しそうな饅頭を売ってあるのに、美味しそうだから、今食べたいから、無償で下さいと言えますか?更に、無償で饅頭をもらって、レシピまで教えてくれと言えますか?」と。

 手に持って重さを感じるものには金銭を支払い、重さを感じない頭の中のノウハウについては無償でと言うのは、余りにも身勝手で都合の良い考えではなかろうかと。どんなに親しい人に対しても、何でもかんでも無償でノウハウを提供するものではない。それが、商いである。

 面白いことに、「ビジネス」の可能性のない言葉(表現)というものが存在する。それは、「先々オファーを掛ける可能性もありますから。」とか「今は余裕がないけど、先々必ず連絡しますから。」とか、すこぶるアバウトで無責任極まりない言い回しが飛び出してくる。

 弁護士さんへ相談する流れを考えてもらいたい。勿論、弁護士事務所によって差異はあるものの、初回の相談費用、更には内容証明書を代理人として依頼すれば、それなりに高額な費用が掛かる。1枚の紙で大した重さではないが、その内容に価値があるからこそなのだ。

 それを、知り合いの弁護士さんだから、電話一本で相談して、無償で知恵を頂くと考える姑息な人も多い。それは、弁護士さんに対して大変非礼でもあり、本末転倒な考え方である。そのような愚行を繰り返す人は、社会人としても経営者としても、人間失格のレッテルを貼られてしまうのがオチとなる。

 畢竟、仕事をするなら、「口約束も契約なり」の人とご一緒に!!!


▼或る日出逢ったクレバーな野良猫
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  • posted by Chikao Nishida at 2021/8/11 12:00 am

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