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物事の順序や距離感をシミュレートできない人は、非常に危険でもあり、トラブルメーカーになり易い。

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 コンビニの駐車場を考えてみる。コンビニの敷地内から公道へ出ようとしている車があるのに、公道から突っ込んでくる人がいる。駐車場は箱物だから、一つの箱が空かなければ、次の車は入れないというシミュレーションができないのである。非常にシンプルな物事の順序だが、それが分からぬノータリン(死語)加減。

 百貨店などのトイレについて考えてみる。中に人がいれば、ドアノブに使用中のマーク(赤印)が付いている。ところが、強引にドアノブをガチャガチャと回そうとする人がいる。それは、使用中のマークを確認していない証拠。通常、トイレに人がいれば誰しも気配を感じるが、その辺の脳内センサーも働かないノータリンである。

 人流が多い時に、大抵の人は目的地まで最短距離に歩き進もうとする。そこが狭い路上であれば、必ず、逆方向から突進してくる人と出会す。そこで肩が当たろうものなら、喧嘩を売る人も出てくる。そこで、互いに「あ、失礼しました!」と言えないのである。これまた、ノータリンである。

 コロナ禍の時代となり、適正な距離感はある程度保たれるようになりつつあるが、何かを待つことで並ばざるを得ない時に、背中ぎりぎり立って、その吐息やら咳、くしゃみが自分のうなじや背中に当たる時がある。とても気分の良いものではないが、その距離感が分からぬ人は、これまた、ノータリンとなる。

 スーパの弁当売り場で、何度も何度も同じ種類の弁当を手に取って比べている人がいる。衛生面についても非常に悪いが、同じ弁当は同じ食材、同じご飯が入って、同じ値段である。手に取る前に、上からじっくりと眺め、これと決めて手に取れば良い話だ。観察力と決断力に欠ける、これまた、ノータリンである。

 例えを挙げればキリがないけれども、結局、ちょっとでもトラブルを起こし易い人は、「物事の順序が分からない」、「距離感が分からない」、「観察力に欠ける」、「決断力に欠ける」など、自己中心的な挙動を優先するが余り、第三者への『配慮』がないから、このような失態を繰り返す。心に余裕が無い人ほど、その失態は常態化している。

 ずる賢いと言われる人は、ほぼルールを守らない。花見の場所取りのスタート時間が決まっていても、何日も前からブルーシートなどを持ち込んで、占有する人たち。そういった人ほど、シートはそのまま、ゴミを散らしたまま帰る。公園やその他施設の場所取りなど、くじ引きでやれば何も問題はない。「ネットであみだくじ」が公平であり、円滑に事が進む。勿論、現地で30分以上遅刻した場合は、他に譲れば良いだけの話である。

 民度が低いと言えばそれまでだが、社会人として不特定多数の人たちと、直接間接、何らかの関わりを持って暮らしているのだから、いろんな場面でのシミュレーションは、幼い頃から訓練しておくべきである。小学校の「道徳」では、そのような具体例を挙げながら、少しでもトラブルを引き起こさぬよう、しっかりと躾や教育が必要ではないか。

 畢竟、折角この世に生まれてきたのであれば、ノータリンな人生は送りたくはない。しかし、それに気付かずノータリンな一生を猛進すれば、我が人生は『ノーリターン』となってしまう。


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写真・文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2022/7/14 12:00 am

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