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Apple Watchのオモロイ使い方・・・

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 ガラ携を使い始めたのは30数年前。更に、iPhoneを使い始めて14年近くが経つ。ガラ携の時代は、特にSONYが超ミニ版を製品化(現在でもデスクの引き出しに保管している)するなど、各メーカーは軽薄短小化に走り、デザイン&機能で鎬を削っていた時代であった。その頃は、携帯電話を持ち歩くのに億劫さも違和感も無かったが、近頃はスマホがビッグサイズとなり、取材先ではやけに重く邪魔になり、車の中に放置のまま取材をすることもしばしば。

 そこで、iPhoneとApple Watchの連動は距離的制限はあるものの、邪魔っかしいスマホの代わりに、色んなシチュエーションでもApple Watchがサポートしてくれるので助かる。最初は、少々不安もあり、使い辛いのではないかと、なかなか手にする気持ちにはなれなかったが、今ではApple Watchなしでは取材が落ち着かぬほど、重要な役割を果たしてくれている。ちょっとしたメールやその他SNS上でのメッセージを瞬間的にチェックできるのは、実に有難い。

 Apple Watchの機能は、まだまだ進化の途中であると見ている。ただ、Siriに何かを問えば、それなりの正解または正解に近いものを教えてくれるので、手放しのまま、目的地までの距離を聞いたり、足を運び入れた土地の名産などを調べるのに役立つ。更に、思いついたアイデアをボイスメモに入れておけば、いつでも取り出すことが可能で、企画書など、アイデアのテキスト化を手伝ってくれる。

 その他、水道の蛇口から流れ出る水で手を洗っていると、勝手に手洗い秒数を表示し、20秒洗うように仕向けるのである。カップ麺に熱湯を注いで3分待つのも、Apple Watchに「タイマー3分!」と言えば、仕事に集中していても左手首に振動が伝わり、カップ麺が最適な茹で加減で食せることになる。勿論、目覚ましにも使えるが、それはiPhoneに直接設定し枕元に添えた方が、確実に目が覚めるのではないかと・・・。

 最近、電子決済システムで勢いのあるPayPayなどは、Apple Watch専用アプリもあり、スマホをレジにて使用せず、時計画面に映し出されるQR-CODEまたはバーコードをスキャンするだけで、一瞬にしてキャッシュレス電子決済完了となる。兎に角、常に左手または右手にスマホを持ち歩くのは、歩行時でも安全であるとは言えない。取材中となれば片手が使えなくなり、万が一転倒でもしようものなら、高額カメラやレンズがお釈迦になってしまう危険性がある。

 これから先、Apple Watchがどのような進化を続けるのかはお楽しみと言ったところだが、実用的な画面サイズとなれば、45mmほど欲しいところ。小さいものは38mmなので、文字を読もうと思えば、やや見辛く、ファッション時計のようになってしまいがち。贅沢を言えば、3Dレーザー光で時計の上(空間)に各アプリ画面が浮き出し、それをツンツン突けるようになれば、SF映画のワンシーンとなり、実用性がよりアップするのではないか。

 初期の洋画007シリーズでは、腕時計には色々な仕掛けがあった。アンテナが出てきたり、細い金属ワイヤが伸びたりなど、アナログ満載だった。今思えば、「これで繋がるはずがないのでは!?」と笑えるところでもある。また、第二次世界大戦中のドイツのローター式暗号機「エニグマ」の難解なる暗号を解いた、アラン・チューリングマシン(イギリスの数学者アラン・チューリングが開発)が現代のコンピュータの祖とも言われるが、それでも無数のダイヤルが回るというアナログがベースとなっている。

 そんなこんなを考えていると、月並みな表現であるが、Apple Watchには、気が遠くなるような「小宇宙」が存在している。この極小サイズに凝縮された、OSとアプリ、小さいながらも精密度の液晶、アナログらしさも受け継ぐリューズ(デジタルクラウン)など、ヒューマンインターフェイスを常に先行しているApple社のセンスの良さを感じるばかり。また、新時代の実生活密着型デバイスとして、多くの機能が付加されて行くに違いない。

 恥ずかしながら、スタッフに内緒で、Apple Watchの画面をディズニーのミッキーマウスに変えてクリックしてみた。「午前8時だよ。おはよう!」と声が聞こえる。慌ててミッキーの口を塞ごうとしたが、後の祭り。苦笑いをしてしまった。いずれにせよ、iPhoneをワンクッション置いてApple Watchを持ち歩くのか良いのか、Apple Watch自体にキャリア通信機能を持つものが便利なのか迷ってしまうのである。


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写真・文責:西田親生

           

  • posted by Chikao Nishida at 2022/5/4 12:00 am

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