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信書の対応次第で人格が露呈する・・・

▼記事と写真は関係ありません(写真は湧水池の大鷺)

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 先日、10通ほどレターパック便を利用して、信書を送付した。すこぶる嬉しかったのは、新聞社時代から存じ上げている方の反応である。「お手紙と資料、冊子を隅から隅まで拝読いたしました。最近お会いできてませんが、本当に読んでいて嬉しくて嬉しくて!あの頃とは全く異なる分野で、常に前向きに走り続ける姿に感服致しております。」と。少々照れてしまうが、「隅から隅まで拝読」という言葉には、鳥肌が立つほど感謝の気持ちで一杯となる。

 また、昨夜のSNSでも、2007年からお付き合いしている某県外テレビ局のプロデューサーから「ご無沙汰しております。お送り頂いた御社会社案内を拝見致しました。あくまでも『人』を主眼に置き、個々の醸成とその繋がりの形成で新しい経営の在り方をリードされていることを改めて感じさせて頂きました。まだまだ不安要素の多い日々が続きますが、一層の御自愛と御活躍をお祈り申し上げます。」と、同様に勇気づけられる文言ばかりである。

 普段、ビジネスにおいては、筆者が送付する文書には、日付、社名、そして自分の氏名と捺印(角印又は丸印)にて手紙を書くことが多い。特に急ぎで確実に配達状況を追尾する必要性がある場合は、レターパック便を利用させている次第。郵便配達員を信用していない訳ではないけれども、確実に重要文書が宛先に届いているか否かが重要なポイント。「意思を他人に伝達する文書、手紙、書簡」が「信書」の定義。だから、慎重かつ大切に取り扱う必要がある。

 ところが、以前実際に起こったことだが、以下のような非礼極まりない扱いを受けたことがあった。それは、レターパック便の「受取拒否」である。それも、宛先の人物の氏名、印鑑もなく、代理の者(宛先の人物の部下)の手書きのサインのみで印鑑のない「受取拒否」にピンクのマーカーでアンダーライン。その後、茶封筒にて宛先人と代理の者に個々に「受取拒否」について「信書」を再送したのだった。想定内ではあるが、宛先人からは虚偽羅列の書簡が届き、代理の者からは何のリアクションもないままである。二人ともその会社の幹部と言うから、失笑しかない。

 B to Bの礼儀作法としては、「信書」の「受取拒否」は「恥ずかしさの境界線」を逸脱した愚行、蛮行である。茶封筒の書簡を出す前に、先ず、郵便局へ問い合わせをしてみた。回答は「代理の方が受取拒否をされるのであれば、宛先人の氏名や印鑑と代理の人のサインと印鑑が必要となりますので、配達人の確認ミスであり、大変ご迷惑をお掛けしました。よろしければ、再配達をいたしましょうか!?」と。法的な罰則はないが、宛先人や代理の者の脛に傷ありの証拠だろうと受け止め、その大人気ない蛮行に閉口するほかなかった。

 後々分かったことであるが、その会社のコンプライアンス委員会なるものが根腐れしており、同社に都合が悪いことは、組織ぐるみで、さっさと隠蔽工作へと暴走していたことが判明した。「信書」を軽視し、自らの蛮行を恥じることもなく、「受取拒否」が同社にとってベストな選択肢であると判断する稚拙さには、とても驚かされた。筆者も社会人となり、初の体験。何も悪いことをしていないのであれば、堂々と開封し、胸を張って確と回答すればよいだけの話である。

 また、つい最近の話だが、某第三セクタの責任者へ「信書」を送ったのであるが、未だに開封することもなく、回答がないままになっている。自己顕示欲が強く、最近その施設のトップになったようだが、前責任者を見下した言葉を連発していたので、社会人としての常識もなく、子供じみた天狗になっているのだろうと推察したのだった。「信書」には用件なりサジェッションなりあったので、何らかのリアクションがあるかと期待していたが、その程度の人物であることが露呈したのである。

 幼い頃から「筆無精」でダメダメ人間だった筆者だけれども、社会人となり、特に起業してからというものは、「信書」については、当然のことながら、最重要書簡として取り扱い、1秒でも早く返事、回答をするを原則に動いてきた。以前の記事でも綴ったことだが、「電子メールでもちゃんとしたお手紙です。それを無視してお返事を出さぬというのは、社会人として失格ですよ!」と、老舗料亭の女将さんがテレビのインタビューに答えていたのを思い出すばかり。それが、「信書」であれば尚更のこと。

 よって、「信書の対応次第で人格が露呈する」と言っても過言ではなさそうだ。民度低き人間に見られぬよう、心しておきたいものである。


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▼信書の定義(総務省)PDFファイル
 https://www.soumu.go.jp/main_content/000447206.pdfLink

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文責:西田親生

           

  • posted by Chikao Nishida at 2021/7/5 12:00 am

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