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小さな自然が苦笑い・・・

▼熊本城野鳥園

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 ゴールデンウィークが終わり、世の中が俄にざわつき始めた。勿論、新型コロナウイルス感染爆発の話だが、この小さな森には無関係なこと。そこには、季節の変わり目において、野草や木々、そして土が、不条理な人間社会を苦笑している。

 この小さな森は、毎月取材で必ず足を運び入れる熊本城野鳥園。今回は、シロツメグサが少し残るだけで、先日まで顔を出していたタンポポやハルジオンの姿が消え、上も下も緑一色となっている。また、木陰では、苔が乾燥を避け、命を守っている。

 撮影中に、頭上の木々の枝から、小さな木の実がポツリポツリと落ちてくる。頭に当たって弾けるものもあれば、髪の毛に突き刺さるものもある。パサパサ、ポツポツ、パサパサと、小さな森の精が悪戯をしているように思えてならない。

 土を覆う苔にしろ、野草にしろ、木々にしろ、自然の摂理に従順にその生命維持のために規則を厳守する。洒落にもならないが、世の中をざわつかせているのは人間という、浅はかなる動物。ちょっとした決まり事も守れぬ、虚栄を愛する動物だ。

 テレビニュースのインタビューに答える、外飲みの若い衆。のうのうと持論を唱えてはいるものの、論理が残飯状態。身勝手にも、我が時間を過ごす権利を主張するのみ。そんな稚拙な輩にインタビューをするマスコミもマスコミだが、意味がない。

 話題にするから、突き上がる。生死の境目をいったりきたりで、もがき苦しむ重篤な状態の感染者。もし、我が身となれば、自分の意思決定もできない隔離状態の中で、どれほどまでに不安なのかも、外飲み族にはシミュレートできないのであろうと。

 どの時代も、どの国でも、このような「外れ者」がいるけれども、外れていることへの恥を知れと言いたくもなる。世のため人のために、一所懸命に生きている人たちを愚弄するばかりの「外れ者」。黙認するから、どんどんエスカレートする。

 政府もキャリア組も、机上の空論にて、体裁ばかり。これが戦争という有事であれば、楽々、日本は占領されてしまう。他国の侵略を受けても及び腰で、それらの脅威に対してあっさり屈服するに違いない。今の日本は、史上最弱の国に成り下がっているようだ。


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文責:西田親生

           

  • posted by Chikao Nishida at 2021/5/8 12:00 am

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