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　昨日、熊本市下通二番街にある時計、宝飾、ブライダルの老舗「ソフィタカヤナギ」へ足を運んだ。

　持ち込んだのは、スクリュー式のリューズのねじ込みができなくなったティファニーの腕時計と、もう随分眠ったままになっていたモンブランのトラベルウォッチである。

　先ずは、ヨーロッパに足を運んだ時に、何気に買ってしまったモンブランのトラベルウォッチの電池交換と磨きをお願いした。・・・数分後、表面に汚れ、細かい傷があった時計がピカピカになってきた。数年間止まっていた時計が、まるで生き物のように、呼吸をしている。

　同店によると、国内では販売していないもののようだ。そんなに高額なものではなかったが、当時、炎天下の中、イタリア縦断取材で歩き回った事を思い出した。・・・余りに可愛いアラームなので、このトラベルウォッチで早朝から起きたためしはないが、まあ、旅の想い出として、デスクの中央に座らせてやる事にした。

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