ドキュメンタリー番組「Then And Now 」にて、イギリス人の有名なジャーナリストであるデイビッド・フロスト(SIR)が、「当時、あなたは白人を悪魔と言い放っていましたが、今はどんな気持ちか?」という質問に、聖地メッカへ行き、白人や黒人、中国人も同じように祈っているのを直視し、幼い頃から彼の心に痼りとなっていた白人による一方的な黒人差別に対する気持ちが、次第に和らいでいたようだった。しかし、タリバンやアルカイダなどへの質問には関しては、自分のビジネスへの影響もあってか口を閉じてしまった。
早速、先般入手したばかりのiPhone5のカメラ機能の実験だ。ノーマル撮影とパノラマ撮影、そしてムービーを撮影してみた。・・・出来映えを見ると、持参したCANON EOS 5D MARK IIに勝るとも劣らず、いや、デジタル処理に関しては、数段上を行くiPhone5の小さなカメラのパワーには腰を抜かしてしまった。
昨夜は熱い珈琲を飲みながら、久し振りにYouTubeを開き、iPhoneやiPadで操作できるParrotの動画を見ていた。・・・
それから1時間ほど経ったろうか、いつの間にかモハメド・アリ(当初はカシアス・クレイ)の動画が目に留まり、1960年のローマオリンピックのボクシングライトヘビー級ゴールドメダリストとなったアリの戦いを見て、ずるずると5〜6時間、食事も忘れ、アリの動画にのめり込んでしまった。
1964年から1981年までプロボクサーとして活躍し、特に、世界チャンピオンを3回奪取するという偉業を成し遂げ、その間19回の防衛を果たし、最強のボクサーとして世界に名を轟かせていた、アメリカンヒーローだ。・・・私も、アリの世界戦となれば、その時は断固としてテレビのチャンネル権を譲らなかった。
しかし、彼の心の中には幼少期から受けてきた黒人に対する人種差別への抵抗感が強く、34年前の番組でも「白人は皆悪魔だ!」と大声で言い放っている。・・・しかし、饒舌でウィッツに富んだ元気者のアリだったが、現役を去る頃を境に現在に至るまで、予期もせぬパーキンソン病との闘いを強いられてしまうのである。
よって、「蝶のように舞い、蜂のように刺す。」と言われた華麗なアウトボクシングのアリは、その難病と闘いながら、退役後はボランティアや人種差別問題への活動を深めていった。
ドキュメンタリー番組「Then And Now 」にて、イギリス人の有名なジャーナリストであるデイビッド・フロスト(SIR)が、「当時、あなたは白人を悪魔と言い放っていましたが、今はどんな気持ちか?」という質問に、聖地メッカへ行き、白人や黒人、中国人も同じように祈っているのを直視し、幼い頃から彼の心に痼りとなっていた白人による一方的な黒人差別に対する気持ちが、次第に和らいでいたようだった。しかし、タリバンやアルカイダなどへの質問には関しては、自分のビジネスへの影響もあってか口を閉じてしまった。
▼ドキュメンタリー番組「Then And Now 」録画
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=UMchcGU4gU4&feature=endscreen
ヘビー級プロボクサーで世界最速というジャブやフットワークで、蝶のように軽やかに舞っていたアリの姿は、今や想像を絶するほどに変わってしまっている。しかし、その風貌は刺々しさもなく大変穏やかで、その語りは仙人か神の域に達したかのように「現在は、自分の人生において最高の時だ。美しい妻、そして多くの子供や孫に恵まれて、皆元気だ・・・」としんみりと語っている姿が実に印象的であった。
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