ロゼッタストーンBLOGニュース
※このブログの内容は2011年2月から2013年6月までの情報です。現在の情報とは異なる場合があります。

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ロゼッタストーンのオフィシャルBLOGです。ロゼッタストーンは1995年に熊本県第一号として生まれた異業種交流ポータルサイトで、現在は、フランスのパリ、カナダ、東京、静岡、京都、兵庫、沖縄など、国内外の特派員が日々アグレッシブに情報を発信しています。

その他、ロゼッタストーンはメディア融合を軸として、2005年にPODCAST、2007年に仮想現実3Dワールド・セカンドライフ、2010年にD&L TV(USTREAM番組)、2011年に先見塾(起業家および女流戦略家育成塾)をスタートし、多元的な情報発信と人材育成に尽力しています。

取材ご希望のところは、お気軽にご相談下さい。

※文責:西田親生


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2012/10/03 先見塾(起業家育成塾)
ペンや筆を手に取ってみる・・・
ペンや筆を手に取ってみる・・・

 デジタルが当たり前の時代となり、道を歩く人、自転車に乗る人、車を運転する人、そして仕事をする人、食事をする人・・・ほとんどの人たちが、スマホを片手に人それぞれの生活を営んでいる。

 全てボタンや液晶画面の仮想ボタンを押すだけで、搭載された簡易ワープロ機能により、ローマ字又は五十音入力で漢字変換が可能となり、一日中メールやチャットをしている姿(筆者も含めて)が奇妙でもあり、次第に漢字文化の衰退をもたらしているのではないかと、ふと心配になってしまう。

 ちなみに、筆者が最初に触れたデジタル製品は・・・キヤノンやカシオの小さな電卓だった。それから本格的なデジタル文化が世の中に浸透しはじめ、1976年にマイコンが姿を現し、1984年のMacintoshの誕生で、パソコンが急激に世界中に浸透して行くことになる。

 欧米の言語はアルファベット。26文字の構成で、昔ながらのタイプライターと同様の扱いで、テキストの電子化が容易となった。しかし、アジア圏の漢字文化の国では、漢字変換というワンクッションが必要となり、特に日本ではパソコンの前にワープロが主流となった時代もあった。

 その頃から、次第に事務処理の合理化に、ワープロやパソコンがオフィスにところ狭しと加速度を上げて導入されて行く。よって、次第にそれまでの手書きのアナログ時代がデジタル時代へと急変して行くのである。

 デジタル化により、鉛筆やペンを持つ人(学生を除き)がどんどんと減って行く。筆など全く見向きもする事もなく、漢字文化の日本が欧米のどこの国だろうかと・・・文房具店の万年筆や筆などは特殊な筆記具のようになってしまい、店内では小さなショーケースの中で、美術品のような取り扱いで販売されるようになった。

 筆者はデジタルを職とする人間である。携行するゼロハリバートン製のバッグには、ポケットWi-FiやUSBケーブル、フラッシュメモリ読み取り装置など、電子周辺機器が見事なまでにびっしりと入っている。しかし、その隙間を狙って、モンブランの万年筆だけはしっかりと中央に突き刺さっているのである。

 デジタル文化の先端を走る仕事であろうが、どうしても色んな事象を考察し、判断するのは自分の脳みそ・・・アナログなものである。よって、何かを考え想像し、ラフデザインなどを描く時には、必ず漆黒のインクが滲み出てくるアナログな万年筆をフルに活用するようにしている。

 先般、何点かロゴデザインを依頼されたのだが、そこに登場するのはイラストレーターやフォトショップではなく、完全アナログな筆と墨、そして文鎮と毛氈、和紙である。・・・勿論、作品が仕上がり、原本を保管するためにはデジタル技術をフルに活用するが、筆先から墨汁が和紙へ伝っての滲み加減が・・・すこぶる、アナログな作品としての重みを増してくれるのだ。

 デジタルは業務の合理化には不可欠な手段ではあるが、やはりアナログな人間として生まれて来たからには、自然にある天然素材に感謝の意を表して、それらを使いこなせる環境も実に素晴らしいものではないか。

 デジタルとアナログの共存を上手く活用してこそ、お洒落な現代人としての生き方だと考えるが、鉛筆や万年筆がボールペンと化し、毛筆が筆ペンと化した現在・・・正直なところ、トワルコトラジャ珈琲豆の代用品として、大豆を焙煎して作られたような不味い珈琲豆には余り魅力を感じない筆者が居る。

 蛇足だが、3500年の「書」の歴史を紐解き、その世界に君臨する王羲之、顔真卿、空海(弘法大師)などの臨書でも始めようかと・・・。

【先見塾公式サイト】 http://www.senkenjyuku.com/
登録2012/10/03 05:35:00  更新2012/10/03 15:22:18