ロゼッタストーン東京ARTブログ

春の小石川 最終章

夢中で散策していると、あっという間に時が過ぎてゆきます。森の管理人さんが、そろそろ閉園のじかんですよ、と声をかけはじめました。

ちょっと急ぎ足で、森を歩いてゆきましょう...。

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メタセコイアの森にたくさん咲いていた、ホソバノアマナ。漢字では「細葉甘菜」と書きます。古来、球根は薬用とされて、ほのかな甘みを含んでいるのだそう。

スプリング・エフェメラルと呼ばれる、春の妖精。六本の雄しべが小さなティアラのようですね。
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平地の林の中にはこんな美しい池も...。時々、とても大きな鯉が水しぶきをあげて飛び跳ねています。きっと、この池の主なのでしょう。
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ツツジの花が、森の彩りをさらに艶やかにしてくれます。蝶を待つ麗しい姿。
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もともと、小石川を訪ねてきたのは、菜の花とミツバチに会いたかったからです。この森に来たらきっと会えるだろうと思っていました。春にしか出会えない風景です。
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老木の幹に宿を借りた、ノキシノブ。シダの一種で、葉っぱの裏には胞子がついています。樹齢数百年の桜の大木は、とても懐が深いのですね...。
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森の奥で、ぽつんとひとりぼっちで咲いていたタンポポ。花が終わって、綿毛になったら、また新しい世界へ旅立ってゆきます。



またアジサイの季節が来たら、ここを訪れてみましょう。森にあふれるクチナシの香りや、柘榴の赤い花が雨の季節を美しく演出してくれるでしょう....。


posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/4/22 08:31 pm   commentComment [2]