「旬」・・・面白い生い立ち

旬



 「旬」という文字は元々十日という意味らしい。十日と続けて書いて「旬」という文字になったのである。

 上作品の「旬」は古代文字と言っても良いのだが、日の部分がグルグルと巻いているのは、龍の尻尾であると物の本で読んだことがある。・・・何と不思議な文字だろうと思いつつ、漢字の生い立ちやその構成を知ってしまうと、いい加減な書き方は出来なくなってくる。

 「旬」・・・現在、マイブーム的な文字として、より進化させたものを書いてみようかと目論んでいる次第。

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posted by 親生 at 2012/12/28 04:26 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

「老」・・・美しく老いたい!




 どんなに小さな赤ちゃんも・・・生まれて直ぐに老いへ向かって歩んで行く。どんなに元気で若い人も、気づかぬ内に・・・いつの間にか思った以上に加速度を上げて老いて行く。

 美しく老いるか、汚く老いるかは、その人次第。老いは、その人の人生の刻印のようなもの。歪んだ心は、汚く老いてしまう方向へ遠慮無く引っ張り込んで行く。澄んだ心は、可愛く美しく老いる方向へ優しく誘(いざな)ってくれる。

 老いは、必ずあなたにも筆者にも訪れる。・・・同じ老いなら、美しく老いた方が良い。

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posted by 親生 at 2012/12/27 11:05 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

「竹」・・・竹で描く竹

竹



 今回の作品は「竹」。竹を用いて竹という文字を表現してみた。

 実にシンプルな形状だが、竹という文字は6角である。それも、2角目と5角目は横向きなのだ。・・・さて、竹の節の連続で、自然な竹のイメージが出せるか否かが、今回の大きな壁となった。

 2、3番目の節と5、6番目の節を微妙にずらさねば、本来の竹の文字のイメージは出てこない。この作品も十数枚の半紙を無駄にしたものの、イメージ的には和洋折衷のアートな作品になったのではないかと自負する次第。

 実はこの作品は先の作品「生」と同じく、現在、お嫁入りの準備をしている段階。注文された老舗店主やその女将の目の付け所は、「生」と「竹」のアイキャッチと独特な雰囲気がお気に召したとの事。

 作品が多くの方々に賞賛されるのは、若輩者の作家として何より嬉しくもあり、励みになる。しかし、嫁入りとなると、何となく手元から離れて行く瞬間、すこぶる寂しさを覚える次第。・・・これからも、日々精進して、多くの方々の心を和ませるような制作に傾注したいと考える次第。

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posted by 親生 at 2012/12/27 01:46 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

処女作「生」

生



 上の書は、筆者の処女作「生」。

 書を始めて、僅か三ヶ月弱。先ず、自分なりのテーマを探さなければならない。・・・なかなか思いつかないまま数日が経ってしまった。

 そうしている内に、筆を握った瞬間、約20年前の台風19号の猛烈な風で、自宅から数百メートル先に見えていた竹林が全て横向きに倒れている当時を思い出したのだった。家々の瓦が、カラスの大群のように空中を舞い、地獄絵巻のような中で大木がなぎ倒され、電柱や外壁など瞬く間に折れ落ちて行った。

 しかしながら、竹の生命力は凄まじく、その台風が去った後に、じわじわと天空に向かって立ち上がってくる。そういった竹の生命力を目の当たりにして、また、60年から120年に一度咲くという竹の花の話を聞いて、何となく竹を素材に文字を表現してみようと思いついたのである。

 勿論、日本画の世界を見ると、竹は定番中の定番の素材であるが、筆者は竹を描くのではなく、竹を土台に文字を描こうと思ったのだ。

 そこから出来上がった処女作「生」。大地から草木が芽生えるという象形文字が現在の「生」になっているが、そこを何とか竹が生き生きと伸びている瞬間を描こうと・・・。

 一筆で竹の一節を描きながら、筆の先と付け根の筆圧やかすれ具合などをシミュレートしながらの、一気の作業となる。何度も何度もイメージ通りに筆先が運べず、描いたものが竹に見えなかった。百数十枚の半紙を無駄にしたが、ようやく竹を素材とした「生」らしい文字が出来上がったようだ。

 日々墨の香りに包まれ、頭に浮かぶイメージを即座に文字にして行く「書」に魅了され、現在に至っているが・・・まだ僅か三ヶ月弱。これからの道のりは遠いけれども、自分流の軸をしっかりと築き、今後の制作に傾注して行こうと考える次第。

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posted by 親生 at 2012/12/27 12:06 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]