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「画素数じゃないぞ、画質で選べ!」と、独り言。

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 「画素数じゃないぞ、画質で選べ!」と自分に言い聞かせながら、最近完成度の高そうなNikon Z8が気になって仕方がない。

 元々Nikon党なので、デジタル一眼レフカメラは、Nikon D1の時に即買いし、海外で持ち歩くと、特にアジア圏の現地カメラマンらが近寄り、「おお、D1だ!我々仲間の3台のフィルムカメラと交換しないか!」と冷やかされたことがあった。

 昨夜、「note」を閲覧していると、Nikon Z8をゲットした方やそれに関心をもつ記事を読みながら、現在保有していデジタル一眼レフカメラの性能チェックを兼ねて、唐突に「画素数じゃないぞ、画質で選べ!」を実証することにした。

 結論は、現在のデジカメであれば1600万画素程度あれば十分であること。よって、どのようなレンズを装着しているかによって、撮像を大きく左右することになる。勿論、CCDやCMOSのサイズや性能は重要だが、それを筆者に証明してくれたのが、嘗て使用していたNikon Df(1600万画素)の存在であった。

<Nikon D500 vs Nikon Z50>

 先ずは、Nikon D500とNikon Z50との比較をすることにした。レンズは、前者には150-200mm f2.8を、後者には28-300mm f3.5-5.6を装着している。

 本来ならばレンズは同じものを使用すべきだが、面倒くさがり屋の人間なので、普段装着したレンズのまま、構図を同様にして撮影することにした。

 この場合、明るいレンズの方がボケが美しく、見た目はD500の方が良さそうだが、最短焦点距離では後者に装着したレンズの方が「お散歩カメラ」のお供としては使い勝手が良い。

 双方のカメラはDXフォーマットなので、贅沢を言えば、ワイド側は18mmが欲しいけれども、花々や蝶、野鳥などを撮影するには、カメラ本体とレンズに関しては、自分なりに最適な組み合わせであると考える。

▼Nikon D500+70-200mm f2.8(2151万画素)
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▼Nikon Z50+28-300mm f3.5-5.6(2088万画素)
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<Nikon Z7 vs Nikon D850>

 これは甲乙つけ難い、2台のデジタル一眼レフカメラ。互いに有効画素数は4575万画素であり、中盤デジタルカメラを除けば、世界最高峰だと言える。

 Z7には35mm f1.4を、D850には50mm f1.4を装着し、同じ被写体にて撮ってみた。勿論、35mmの方がワイドに撮れるので、できるだけ被写体に近寄って、同じような構図にて撮影することに。

 ボケは流石に美しいが、照明を焚いている訳でもなく、オフィスの普段の照明環境で撮影しているので、メリハリはない。ただ、前出の望遠レンズを装着しているD500やZ50の方が、野外で撮影する場合には、圧縮効果も期待でき、手軽な操作にて疲れはない。

 結局はレンズの比較となってしまい、35mmの方が「お散歩カメラ」では融通が効くように思えた。その理由は、1枚の写真に含まれる情報量が35mmの方が50mmより多く、欲張った開放感のある撮影が可能となる。

 更に、肉眼に一番近いとされる50mmレンズだが、35mmを使用していて、DXフォーマットに切り替えれば、f1.4のまま50mm程度の標準レンズに様変わりするので、レンズ交換も不要となり、すこぶる便利である。

▼Nikon Z7+35mm f1.4(4575万画素)
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▼Nikon D850+50mm f1.4(4575万画素)
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<結論>

 上記の様に、望遠レンズでの比較や標準レンズでの比較をしたものの、被写体によってレンズをチョイスする必要があるが、画質としては、やはりカメラはメーカーもので、信頼できるレンズを選び撮影に臨めば、作品自体が画素数が多い少ないで左右されることは皆無となる。

 特に、撮影された写真をWEB上やSNS上で利用する場合、どうしても、大元の写真をリサイズしたり圧縮処理されるので、SNS上であれば、写真幅を2000ピクセルくらいに縮小するから、画質は既に損なわれることになる。

 ただ、写真を商用にて販売する場合は、オリジナル写真の質と完成度に左右されるので、高画素+高画質の両面を兼ね備えたカメラと、最高に相性のよいレンズが必要になってくる。

 筆者の場合は、記事やエッセイを書くのが仕事なので、最新版のデジタルカメラを必要とはしないが、どうしても、画質だけは拘りたいと常々考えている次第。

 今日もまた、「画素数じゃないぞ、画質で選べ!」と自分に言い聞かせながら、カメラ本体やレンズのクリーニングをしている筆者である。

▼花鳥風月
https://note.com/chikaonishida/m/m71076bd5d1b7Link
▼Nikon党 西田親生のお散歩カメラ
https://note.com/chikaonishida/m/m2e1d6612a446Link

<付録:Nikon Dfの撮像例>

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写真・文責:西田親生


               

  • posted by Chikao Nishida at 2023/5/28 12:00 am

水玉の魅力・・・

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 梅雨に入り、雨が続く。だったら「水玉」を撮せば良いかと思い、バリバリと撥水する玻璃面の水玉を下から撮すことにした。

 常に動き続ける水玉。雨は遠慮なくバシャバシャと降っているので、小さい水玉が隣の水玉と結合し大きくなったり、流れ動いている。よく見ると、水玉の表面には大きな木々が見えるので、その水玉に映り込む木々を意識して撮影して行った。

 しかし、水玉に映り込む写真なんて在り来たりなので、面白みがない。よって、雨粒が玻璃面を叩く寸前を撮してみることにした。水滴が水面に落ちるクラウンの映像の裏側ってことだ。

 撮影した写真を見ると、お世辞でも美しいとは言えないが、アメーバーが超音速で動く一瞬間を捉えたもののようで、何となく得した気分となり保存したのであった。まあ、自己満足の世界ではあるが・・・。

 写真は本当に面白い。特に、夏場になってくると・・・水玉、飛沫などに光を織り込んで写したい気持ちが、いやに強くなって行くのである。

 
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▼蓮の葉にコロコロと乗っている水玉(熊本県立装飾古墳館近くの蓮園にて)
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▼以下三枚の写真は、八景水谷公園にて撮影したもの
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  • posted by Chikao Nishida at 2018/6/6 12:38 am

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