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学習能力の重要性・・・

▼8月17日の雨の熊本城(※記事と写真は関係ありません)

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 学習能力(※1)という言葉をよく耳にするが、果たして、それをしっかりと理解して、日々実践している人がどれほどいるのだろうか!?

 学習能力に欠けると、ほとんどの人たちは、仕事上でのミスに繋がったり、しばしば交通事故(自損事故を含む)を起こしている。例えば、新しく購入した車を数日でボコボコにしたりする人も少なくない。しかし、毎回、毎回、性懲りも無く同じようなミスを繰り返す要因は何なのか!?

 それは、当人の頭の善し悪しによるものではなく、無意識の中、学習能力に欠ける行動をとっているけれども、物の本には「面倒臭がりの人に多い傾向」と言う。しかし、それ以外に「当事者意識」の欠落により、「自分だけは大丈夫!」と自己過信(慢心)に陥るのが大きな要因ではないか。

 災害時の危機的状況下において、万が一、学習能力に欠ける行動をとれば、当然の如く、死に至る可能性も高くなる。事実、過去の豪雨被害を振り返っても、必ず、家屋敷周りや屋根瓦、田畑、水路、川岸、裏山の様子を見に行く人がいる。そして、流され、落ちて事故に巻き込まれている。

 報道番組を見ていて、危険な状況下で何故に様子を見に行ったのかと嘆き、自然の脅威を恨み、亡くなった方に対してすこぶる悲しみを覚えるのである。夏休みに川の中洲に取り残され流される人、立入禁止の防波堤で釣りをして高波に呑み込まれ海に放り出される人が、後を絶たない。

 その時点で、少しでも学習能力の重要性に気づき、自問自答を何度も繰り返し、命に関わることであれば、先ずは無理して動かぬことが賢明である。闇夜に無理して動けば、水路に落ちたり、瓦礫とともに濁流に呑み込まれたりすることは、過去の事例を思い起こせば、誰しも危険極まりないと判断できる。

 特に、日頃から頑固な高齢者ともなると、家族の注意などお構いなしに、逆ギレして身勝手な行動に出てしまう。「いやいや、お前たちは分からんだろうが、今、田んぼを見とかないと、後々大変なことになる!」と言って玄関から出て行き、帰らぬ人になったというケースは枚挙に遑がない。

 コロナ禍についても、同じことである。後先考えずに外出し、飲み屋でワイワイ騒いで、数日後に何人かが体調を壊し、PCR検査を受ければ陽性反応。更に、数日後には同席していた近しい友人やその店にいた他の客へも感染して、クラスターを引き起こす。これも、学習能力に欠ける愚行と言える。

 世の中に起こっている事象は他人事ではなく、「明日は我が身」というように、いつ自分自身に降り掛かってくるのか分からないことを、十分に理解しておく必要がある。強がって、格好つけて、自分は無敵スーパーマンだと言い切る人間は、大抵長生きしないことを、神や仏は静観し、閻魔やデビルは微笑むに違いない。

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(※1)学習能力とは、教訓の能力を言う。 過去の経験(例えば、仕事のミスや嫌な体験)に基づき、学習した教訓をもって臨める能力のこと。

▼今回の取材ランチ(冷製パスタ)
 素晴らしい盛り付けに溜息!
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写真・文責:西田親生

           

  • posted by Chikao Nishida at 2021/8/18 12:00 am

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