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脳内の「箱」の数とサイズ・・・

▼記事と写真は関係ありません
 ※「てまり膳」(熊本ホテルキャッスル)

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 語り合うが、なかなか相手に心が伝わらぬことがある。詳細な解説文を送っても、全く反応を示さない人もいる。そこには、相手の聴く力、読む力、理解力がないと言うよりも、一度にインプットされる容量が小さいから伝わらず、相手のリアクションを得られないのである。

 所謂、脳内のキャパシティ不足でもあり、一つ一つを汲み取り整理できる「箱」が少なく、更に、小さいという要因が考えられる。又、その情報に対して全く関心がなかったり、門外漢だったりすれば、尚更、小さな「箱」に入れる気持ちもなく、すれ違いで終わってしまう。

 重要書類を郵送する場合、レターパック便を使うことが多い。今年の春頃から20通以上レターパック便を投函したが、上述のように、「箱」が多く、そのサイズが大きな人は、しっかりと全文を読み、全てを理解した上で回答してくれる。よって、ポジティブな流れとなる。

 ところが、「箱」が少なく、サイズが小さな人は、それに触れることを嫌い、リアクションがないばかりか、コールバックも途絶え、疎遠となってしまう。折角、互いに「WIN&WIN」の関係を示唆したとしても、初手から耳に栓をしており、眼にはアイマスクを装着している訳だ。

 元々、ヒューマンコミュニケーションが苦手という人は、関わり合いを持ちたくないというネガティブ思考からスタートするので、論外。ただ、少しでも改善、改良の余地があるのか否かを、日々自問自答している経営者は、書簡に対する反応も、良い意味で貪欲で、切れ味良く、素早い。

 書簡を郵送するにあたり、当初は、音信不通の方々の思考回路が読めなかった。しかし、20通以上もの書簡を送れば、その反応の要因が理解できるようになったのである。すこぶる簡単なことだが、各人の脳内の「箱」の問題と、「趣味趣向の問題」であるこという結論に至った。

 よって、分厚い資料を添付したり、複雑多岐なるものをまとめた企画案など、「箱」が少なく小さな方へ送っても、無意味であるという事だ。また、常に損得勘定から入る人には、無駄な労力と経費が増えるばかりで、そのリアクションに対する不快感が残るという繰り返しとなる。

 人との接点やお付き合いは容易なものではない。こちらの思いを確と伝えるには、相手の「箱」の数とそのサイズをしっかりと把握しておく必要がある。因みに、昨夜、某企業顧問との長電話で印象深かったのは、優しい口調の中に「箱」の多さとサイズの大きさであった。流石だ!


▼「てまり膳」のデザート
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写真・文責:西田親生

         

  • posted by Chikao Nishida at 2021/8/31 12:00 am

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