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日本の適応力・・・

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 日本は確かに非常に魅力的な国であり、国際色豊かで多様な文化が根付いている。特筆すべき日本の特徴は、欧米の習慣やイベントを柔軟に受け入れる、異文化への適応力である。この適応性に富んだ国は、明治時代初期からその兆候を示し、柔軟性には感銘を受けるばかり。

 明治時代初期に広まった「散切り頭を叩いてみれば文明開花の音がする」という言葉は、日本人のポジティブな柔軟性と適応力を象徴している。この考え方からも分かる通り、日本は激変に対する切り替えが非常に速い国であり、これがその発展を支えてきたのかも知れない。

 大正時代には、モダンボーイ(モボ)やモダンガール(モガ)が登場し、大正ロマン(大正浪漫)が国中を包み込んだ。時折、現在もその時代のファッションを見かけることがあり、当時のオシャレな文化が息づいている。これは、日本が新しい文化を受け入れ、自国の文化と融合させる能力の一例と言える。

 日本は長い歴史の中で多くの試練を経験し、近代化を加速させてきた。江戸時代の終焉に伴い鎖国を解き、明治維新から日清戦争、日露戦争、関東大震災、第一次世界大戦、第二次世界大戦を経て、戦後復興の動乱期も経験し、現在は経済大国として国際的に高い貢献度を誇っている。これは、日本人の協調性、忍耐力、柔軟性に支えられていると言える。

 食文化においても、ミシュランガイドによれば、日本の3つの都市(東京、京都、大阪)が世界のベスト5にランクインするほど、海外の料理を楽しむことができる数少ない国の一つでもある。これもまた、日本人の適応性に起因していると言える。

 ただ、この適応性にも制約があることを理解しなければならない。過度の変化や外部の影響が、日本独自の文化や価値観を希薄化するリスクがないと言えない。日本は多くの試練を経験し、適応力を発揮してきたが、これまで育まれてきた歴史と文化を尊重しつつ、外来文化との調和を保つ必要がある。

 他国の文化を受け入れることは価値あることだが、単に受け入れるばかりでなく、これまで数千年の長い歴史の中で育まれた日本独自の文化や伝統を諸外国の文化と融合させ、更に、日本文化の素晴らしさを育んでいくべきではなかろうか。日本の適応性は、外部の要素を取り入れつつも、自身のアイデンティティを守るバランスを保つことが求められる。

 ハロウィンは勿論のこと、年末のクリスマス商戦、2月のバレンタインデー商戦など、海外の文化が百貨店などあらゆる業種業態にて、商取引のために国民が煽動されている点は、日本人の適応性を単に利用しているようにも見え、安直に頷けるものではない。

 何はともあれ、日本は世界でも高度な適応力を持つ国であり、その柔軟性と適応力は筆舌に尽くし難いほど素晴らしい国であることは間違いのない事実。しかしながら、素晴らしい適応性を持つ国として、自身のアイデンティティと文化を守る使命も忘れてはならない。
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写真・文責:西田親生


                       

  • posted by Chikao Nishida at 2023/10/30 12:00 am

グルメ専門サイトの点数で右往左往する、飲食店。点数が必要不可欠なるものかを、再検証!!!

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 結論から申し上げれば、飲食店をグルメ専門サイトが勝手に点数を付け、序列すること自体、本末転倒と言える。

 ツアーエージェントにも点数制を昔から導入している企業があるが、ツアー客アンケートの分析結果は、正直申し上げて、情報コントロールの可能性が多々あり、信憑性に欠ける。

 飲食店については、SNS時代となり、一般客が主観的な点数を付けがちだ。グルメ通の人もいれば、酒が目的の人もいれば、ワイワイ騒ぐだけの人や料理の質より量の人もいる。客層は、千差万別。

 人の趣味趣向も其々異なり、また、サービス面や衛生面の評価なども含め、それらを束にして「幾つ星」と付けられるのは、飲食店にとっては、大上段にて、不本意なる通知表を手渡されるようなものである。ただ、苦痛でしかない。

 本来、グルメ通の方々は、上述のようなグルメ専門サイトを参考にすることなどすこぶる稀である。自らが足を運び、気に入れば、足繁く通うだけの話。お気に入りにミシュランガイドであったとしても、全てを鵜呑みすることはない。

 グルメ専門サイトの点数を上げるために、悪質なるネット・サクラの存在も無きにしも非ず。選挙で言えば、不正の可能性バリバリの選挙となり、その点数は絶対価値判断の指標とはなり難い。

 更に、広告段数が多いところは、優先的に上位に掲載されたり、また、写真の大きさも質もすこぶる格差があることは、周知の事実。

 筆者は、自称グルメ通として、グルメ専門サイトの存在に価値を見出せぬ側の人間である。よって、今まで、グルメ専門サイトを参考にしたことなど一度もなかった。

 今回、訴訟(裁判沙汰)に至ったグルメ専門サイトの点数被害事件。正直なところ、途中で仕様を変えたりするのも如何なものかと思うが、グルメ通の人たちは、自らの目と耳と鼻と舌を頼りに、日々グルメを楽しんでいる。

 他人様の評価はその他人様の価値判断であり、点数制はグルメ専門サイトの囲い込み戦略の「罠的存在」となっている。万が一、全てに広告料で左右されるものであれば、尚更、価値のないものとなる。

 飲食店も、他力本願であるからこそ、このような事件が発生するに違いない。自慢のオリジナル料理と公式サイトで勝負すれば、しっかりと常連客はストーカーと化し、口コミにて更に多くの人たちを呼び寄せることになる。

 旅館やホテルも同様に、「予約専門サイト」の手数料を考えると、大手ホテルの手数料は億単位となる。第三者的、且つ、公正中立なる「予約専門サイト」が存在するはずがないのだから、自社サイトで直接予約を取るような、「自給自足戦略」を実践した方が、得策ではないか!?。

 蛇足ながら、補助金や割引などが当然なる得々キャンペーンでは、客層は下がる一方となる。価値を求めて、その価値に対して支払う人は文句は言わぬが、元々ドケチな人間はまともに金銭を払わずして難癖つけるのが関の山。

 最後に、筆者の癖について。心底気に入った飲食店については、無意識に記事を書きまくってしまう。因みに、熊本ホテルキャッスルの料理は、長い年月を経て、自称グルメ通としてのスタンダードとなっているので、これまで387本ほどの記事をアップしている。(熊本ホテルキャッスルのグルメ本が何冊もできそうだ!)


▼熊本ホテルキャッスルに関する過去記事(387本)
https://www.dandl.co.jp/rsblog/index.php?mode=category&aim=castle&view=listLink

▼同ホテルのランチメニューから一部掲載
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写真・文責:西田親生

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2022/6/17 12:00 am

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