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水前寺東濱屋の「はまや御膳」

▼水前寺東濱屋店主 吉田明さん  http://www.dandl.co.jp/higashihamaya/Link

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 鰻一筋百四十年の歴史と伝統を誇る「水前寺東濱屋(店主:吉田明さん)」を訪ねた。ランチタイムを少々過ぎた頃にお邪魔したが、元気の良い七十代から八十代のおばあちゃん軍団4名様が、ちょうど鰻重を完食された頃だった。・・・米粒一つも残していない器を見て、凄い食欲に圧倒された。

 筆者が撮影準備をして、シャッターを押し始めると・・・「写真ば、撮りよんなはるばい。・・・わあ、こぎゃんおもさん料理のあっとたい。うまかごたるね!!」と。・・・翻訳すると・・・「写真を撮られているようだね。・・・わあ、こんなに沢山の料理があるんだね。美味しそうだね!!」となる。・・・4人様、鰻重を完食なさったばかりだが、まだまだ入る勢いを感じてしまった次第。

 冗談はさておき・・・本日取材したのは、「はまや御膳」。写真以下のように、兎に角、欲張りゴージャスな料理であった。・・・う巻き、うざく、一文字ぐるぐる、肝焼き、茶そば、天麩羅、鰻のミニせいろ蒸し・・・・と、本当にお腹いっぱいと大満足。それで、5000円(税別)とは、リーズナブルだ。祝い事には持って来いのメニューだろうと・・・。

 近くに流れる小川には、大きなアオサギもランチタイムに来ていたようだが、自然に囲まれた水前寺東濱屋。・・・立ち寄る店は数あれど、筆者にとっては、一番ホッと落ち着く食事処として、既に三十年以上お世話になっている。

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▼メニュー以外に試食をした「肝ヌタ」
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▼餌を求めて近くの小川にやってきたアオサギ
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  • posted by Chikao Nishida at 2014/4/22 12:57 am

不思議な、三本菜箸。

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 先般、水前寺東濱屋を訪れ、鰻の蒲焼き風景を取材することにした。・・・想像以上に厨房は熱気が凄い。単なる炭火ではないかと侮っていたが、かなりの高熱であることを実感した。

 さて、店主の吉田明さんが菜箸を両手に持って、極上の鰻を焼き始めた。・・・よく見ると、長い菜箸・・・右手に2本、左手に1本、計3本の菜箸で鰻を捌いている。・・・何と器用なんだろうと感心してしまった。

 取材を終わり、その菜箸が気になり、何故3本なんだろうと考えてみた。・・・奇数「3」という数字は実に不思議な数である訳で、その「3」という数字を見つめながら、ブレーンストーミング的に、それに関連するものを頭に浮かべてみることにした。

 ピラミッド、トラス構造、クラッカー、長嶋茂雄、加藤清正の三本槍、ロータリーエンジン、ギャルソンが持つトレイの指三本支え、蛇腹、CGのポリゴン、超音速旅客機コンコルド、カメラやビデオの三脚・・・と果てしなく多くの物体や人のイメージが浮かんできたのだった。

 2つの点を結べば線ができ、その点が3つになると面となる。・・・なるほど、最小限の点でできる面が三角形であり、これを三次元空間で繋げて行くと、どんなに起伏があろうとも、捩れがあろうとも、スムーズに立体として表現できる。・・・それがポリゴンなのであるが・・・。

 しかし、ただイメージしただけなので、全く頭の中の整理はできてはいない。・・・しかし、この「3」という数字は、筆者にとってはとても興味深く、「安定」という感じを受ける一方、「割り切れない」という感じも受けるのだ。

 例えば、カステラを3人で食べる時に、3等分しようとすれば・・・そのカステラ全体の長さが「3」で割れる長さならば何も問題はないものの、仮にそのカステラ一本の長さが25センチとすると、物理的にきっちりと1/3には切ることはできない。・・・よって、二つのカステラの長さが8.3cmとなり、そして残りの一つだけが8.4cmと1mm長くなるのだ。

 カステラや羊羹切りなどで割り切れないという、ネガティブイメージを「3」に持つことがしばしばある。しかし、逆に、すこぶる「シンプル」、「安定」、「強固」というポジティブな特性が「3」には多く含まれている。・・・建築のトラス構造やピラミッド構造となれば、剛性の高い構造体となっているし、通常のエンジン(シリンダ+ピストン)と比較した時、エンジンの大きさ(容積)を同じくすれば、「3」を取り入れたロータリーエンジンの方がずっと馬力が大きく、振動は殆どない。

 話は妄想の世界に入り込み、意味不明なところも拭いきれないものの・・・今回の水前寺東濱屋店主の吉田明さんの「三本菜箸の妙技」は、上述の「3」の特性を活かした手法なのだろうと・・・取材中にファインダーに眼が貼り付いてしまった次第。・・・以下の三本菜箸の動きを見ると・・・鰻をタレに漬けに行く時、菜箸が上手い具合に「」を作り、鰻がスムーズに空中を移動しているのだった。

 なるほど!!!


▼三本菜箸の動きをご覧下さい!
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  • posted by Chikao Nishida at 2014/3/30 12:00 am

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