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野兎と遭遇・・・

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 熊本県立装飾古墳館(熊本県山鹿市鹿央町)近くの紫陽花を撮影しつつ、階段を登り、徐々に高台に到達すると、何故か、茶色の猫のような動物が動いて見えた。超望遠レンズを持参していないので、じわじわと105mmレンズを向けつつ、シャッターを切って行った。

 何と野兎である。まん丸と弾けるような可愛い目をした野兎だ。ある程度走っては、そこで暫し立ち止まる野兎。また、レンズを向けたまま、じわじわと近づいて行った。警戒心は耳の傾きを見れば分かるが、ちゃんとこちらに耳をしっかりと向けている。態勢としては、逃げ道方向へ体を向けて、右目でこちらを見ているようだ。

 その時、急に左方向へと走り始めた。カメラ自体が連写機能が良くないので、連写している内に、SDカードへの記録に時間が掛かり、シャッターが切れない状態となった。撮影した野兎の走る瞬間の数枚の写真を見ると、どうも、左目を失明しているらしい。更に、左の腹部にも小さな古傷跡が見えた。

 野生動物の世界は、想定外に厳しいのだろうと、先を急ぐピーターラビットような可愛い野兎を追うことを止めたのだった。いや、止めたと言うようりも、階段近くを登ろうとした時に、その野兎は野良猫と遭遇し、互いに驚き電気が走り、藪の中へと入り込んでしまった。その瞬間こそが、今日一番のシャッターチャンスだと悔やみつつ、カメラとレンズにゲンコツを!


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  • posted by Chikao Nishida at 2018/6/3 01:44 am

薄暮時の椋鳥たち

▼薄暮時に巣に帰って行く椋鳥たち

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 当社サテライトオフィスの執務室で仕事をしていると、いつの間にか周囲が暗くなり、陽が落ちて来たようだ。

 たまたま持ち込んでいたカメラは、4年物のCANON EOS 5D MARK II(2110万画素)。その本体にアダプタを取り付け、NIKON用のSIGMA MACRO 50mmのレンズを無理矢理装着して、小物の接写をしていた矢先だった。・・・窓の外を見ると、群を成した椋鳥たちが、右から左へ無数に飛んで行く。

 最近では当たり前の光景となり、外に出てまで撮影する事はないが、この時は、50mmマクロレンズで高速飛行の物体が撮れるか否か・・・相手が近づく速度を予測して、カメラを手持ちで追尾して撮影する事にした。しかし、フォーカスも勘でアバウトすぎるが、ファインダーを覗き込む暇などない状況だ。

 しかし、無理、無意味だとしても、実験する価値はあるかとブツブツ独り言を呟きながら、瞬間的な椋鳥の飛び方を観察しながら、十数分間、連写を続けた。

 上写真はその時の連写で捉えた1枚の写真。たまたま夏の入道雲を背景に、三羽の椋鳥が羽ばたく瞬間が写っていた。薄暮に近づく頃だったので、ISO1250、0EV、1/8000秒で、勿論、マニュアルフォーカスでの撮影。

 生まれてこの方、椋鳥を手に取ったこともなく、近くで見たこともなかったが、瞬間を捉えた写真を見て、「あ〜、なるほど。こんな感じでバタバタ飛んでいるんだ。そして、ずっと羽ばたきっ放しじゃないんだな!」と感心してしまった次第。・・・先頭を飛ぶ椋鳥の腹を見ると、パンパンに張っている。たぶん、今日のご馳走が随分胃袋に入っているんだろうと笑ってしまった。


▼1枚目の写真をデジタルでズームしてトリミングしたもの
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▼1枚目の写真をデジタルでズームしてトリミングしたもの
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  • posted by Chikao Nishida at 2013/8/26 02:43 am

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