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貧乏国となった証・・・

▼記事と写真は関係ありません
<ダイニングキッチン九曜杏の新作>

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 コンビニに行けば、スタンダードの食パンなど、パサパサで風味も味もない。形は確かに食パンだが、どこまで粗悪な素材を使って作っているのか、首を傾げるばかりとなる。しかし、隣にはプレミアム食パンと書いた、値段の高い食パンが鎮座している。

 子供騙しじゃあるまいし、そこで2種類の食パンを置いて販売する必要があるのだろうか。昔々、或る政治家の「貧乏人は麦を食え」との爆弾発言を思い出した。何となく「質は最悪だが、値段が安いので、我慢して、麦と思って食ってくれ!」と言われているようだ。

 また、コンビニではここ数年間にPB(プライベートブランド)が急増している。飲料水にしても、おかき、煎餅、クッキーなど、PBは中途半端な味付けにて、形や味は確かにオリジナルブランドに酷似しているものの、全商品の絶対量がスカスカで味も薄い。

 消費者としては、PBを安かろう、不味かろう、似てるだろうで販売されると、これもまた、小馬鹿にされている商品をぶら下げられているように思え、気持ち良いものではない。確かに、洋菓子のプレミアムPBは味はまあまあであるが、どこかに手抜きを感じるのである。

 食品は人の口に入れるものなので、衛生面は絶対的なものである。従って、本物をしっかりとリーズナブルに販売する創意工夫があっても宜しかろうと。思い起こせば、昭和の時代は偽物が多く流通していても、消費者は安ければ文句は言わないと、馬鹿にされていたに違いない。

 偽装が多いこと多いこと。牛肉偽装だったり、食材の使い回しだったり、トレーサビリティーなんぞ、何処吹く風である。思いの外、粗悪品が溢れていた。タラバガニを注文しても、アブラガニを送って利鞘を得る悪徳商法も摘発された。日本人が日本人を騙して商売している。

 最近は、野菜やその他食材の高騰で、街場のレストランなどでは、コロナ禍の営業時間短縮制限と、ダブルパンチを喰らっている。コロナ禍相乗り商法により、何でもかんでもコロナのせいにして、知れっと値段だけはしっかりと釣り上げをやっている悪徳業者も多い。

 コロナ禍でも利鞘で儲けようとする分、その食材を使うレストランは、当然の如く各料理の値段を引き上げざるを得なくなり、負のスパイラルに陥ってしまう。結局は、消費者の財布に負担を求められ、エンゲル係数は雲を突き抜ける勢いとなってしまうのだ。

 経済大国第2位だった日本国。今は、そのイケイケドンドンの姿を見かける事が無くなった。高齢化が加速度を上げ、早期高齢となった者へは、高額年金が支払われている。いつの間にやら、現在、バブル期の年金と比較すれば半額となっている。実に、馬鹿げている。

 社会保障が杜撰な日本。貧富の差は天と地。中間層という言葉さえ消え去ってしまった。ほとんどの国民は、悪政により経済的に疲弊しきっている。本当に貧乏国になったものだと、愕然とする次第。今や、高度経済成長の波に乗っていた日本を知らぬ人が大半を占めるようになってきた。

 くわばら、くわばら。


<今週のパスタランチ>若手シェフが考案したもの
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▼バブルを思い起こさせるボトルが目の前に
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写真・文責:西田親生

       

  • posted by Chikao Nishida at 2021/9/2 12:00 am

懐かしき方とのチャットで心が晴れる・・・

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 Ustream番組を配信開始したのは、2010年の春だった。その前からTwitterで知り合いになり、ライブ番組を配信するようになり、毎日のように視聴者として参加されていた方々のお一人だが、嬉しいことに、現在でもお付き合いしている。

 実際、face to faceでお会いしていはいないが、Ustream番組のプレゼントが当たり、そのお方へ、宅配便にてお送りしたこともあった。現在は、素敵な伴侶に恵まれ、幸せな家庭を作られているようだ。あっという間に11年が過ぎてしまった。

 昔から「有言実行」の典型的なお人で、当初からインパクトが強く、印象深かった。発想もユニークで、古きもの(本物)を大事にされる方で、機械物であれば、パーフェクトに工具を揃えて、自分のイメージ通りにリメイク、修繕などお手の物。

 日々のアクティビティを具に知る由もないけれども、時折、メッセンジャーなどでのチャットで窺い知れるのは、今の男性に稀有なる「頼り甲斐のある男」である。何はともあれ、発想が大胆不敵で「成せば成る」の心意気が、実に素晴らしい。

 その方とのチャットは、午前1時頃から2時半まで続いた。車の話やら、日本経済の話やら、深夜にも関わらず、頚椎が痛みを感じるほど、スマホの上を指が踊っていた。しかし、「十年一昔」と言うけれども、気後するほどの時の流れである。

 実は、先般、九州全体が豪雨に見舞われている時に、心配してメッセージが飛んできたのだった。線状降水帯の予測で、九州南部から熊本県も入りはしないかと。運良く、雷鳴は長時間轟いていたものの、熊本市では大きな被害はなかった。

 チャットの最後に、「日本経済の疲弊」について、互いに熱く語った。その方から教えていただいた情報に、東洋経済の「日本人が大好きな『安すぎる外食』が国を滅ぼす」(「ビッグマック指数」に見る経営者の歪み/7月13日付)というものがあった。

 経済大国第3位と胡座をかいている日本人だが、この「ビッグマック指数」を見ると、身の毛がよだつほど、貧乏日本のリアルな姿が伝わってくる。何と、表向きでは経済大国第3位と言っているものの、この日本の指数が、世界第30位と、かなり低いところに位置している。

 熊本市内でも、ランチタイムにあちこちの店を覗いてみると、「安かろう、美味しかろうが一番だ。それでいい!」と言っている経営者がワンサといる訳だ。消費税はどんどんと上がる一方、料理代金はこの十数年変わることもなく、給与も日本だけが低い水準に。

 これでは、胸を張って、経済大国第3位とは到底言えなくなってしまう。昭和のバブリーな時代を過ごしてきた方々が、今も尚、夢見心地で、今の日本経済の衰退を認めようともせず、危機感さえ持ち合わせていない。何故なら、年金頼みの余生で良いと考える人も多いからだ。

 話は変わるが、この方との会話の中で、人の言葉により「遣るか、遣らぬか、遣れないか!?」の判断が明確に理解できたのだった。「考えてみます」と言う人は、口ほどに考えもせず、何も実行しない。「遣りましょう!」と言う人は、必ず実行できるまで諦めず遣り通す。

 あれこれ言い訳ばかりを並べ立てる癖のある人は、遣っている感を演出するばかりで、確たる約束を絶対に履行しないと言っても過言ではない。更に、1日で動けるものを、次の日、また次の週、そして次の月。これじゃ、何年経っても実行できるはずもなく、遣る気など皆無となる。

 前述の方のように「有言実行」の人ばかりであれば、今の脆弱な日本にはなっていないだろうと思うばかり。久しぶりの、懐かしき方とのチャットで勇気づけられ、心がスキッと晴れてしまった。ダラダラとノロノロしている人間には、この方の爪の垢でも煎じて呑ませたいほどだ。

 最後に、今や「SNS時代」。人それぞれのアクティビティは、思いの外ガラス張りとなり、遣る気のない人物の心の中まで透け透けとなってしまう。

 
▼記事と写真とは関係ありません。
 以下は、取材ランチの「てまり膳」(熊本ホテルキャッスル 九曜杏)
 ※税込2300円、デザート付き
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写真・文責:西田親生

       

  • posted by Chikao Nishida at 2021/7/13 12:00 am

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