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地蜘蛛と数十年ぶりの再会・・・

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 幼少の頃、幼友達の間では「地蜘蛛の相撲大会」が流行っていた。神社の石垣の下方に、袋状の蜘蛛の巣が何本か見える。それを年上の友達が器用にその巣を引き上げた。勿論、地面がある程度柔らかくなくては、途中で切れてしまうようだ。

 その先輩は、自慢げに右手にぶら下げ、最下方の膨れている部分をじわりと破りはじめた。何と、地蜘蛛がおとなしく出てくるはないか。他の友達も筆者も、次から次へと袋状の蜘蛛の巣を引っ張って出した。しかし、慣れないので途中で切れてしまう。

 何度か失敗を繰り返して、やっと袋状の巣を全部引っ張り上げることができた。先輩が「皆、土俵を作るぞ!」と言って、地面にLPレコードほどの土俵を作った。そこで、各々がゲットした地蜘蛛を土俵に置いて、「地蜘蛛の相撲大会」がはじまった。

 写真のように、おとなしい地蜘蛛だが、二匹を土俵に置くと、急に威嚇して喧嘩をはじめる。2本の鋭い牙を使って、相手の地蜘蛛を襲う。コロコロと転がり、2匹の地蜘蛛が上になっり下になったり。1匹が土俵の中を逃げ回りはじめた。ここで勝負がつく訳だ。

 そんな幼少期を思い出して、本日は、以前から目を付けていた、熊本県護国神社のさざれ石付近に足を運んでみた。分厚く頑丈な袋状の蜘蛛の巣を発見!「これは慎重に引き上げねば!」と、周囲の地面を慎重に掘りながら、数十年ぶりに巣を引き上げた。

 逃げようともしない地蜘蛛。何が起こったのか分かっていないのだろうか。千切れた袋状の巣の上に飛び乗って、足を動かしはじめた。今回は、戦う相手がいないので、元の位置に戻すことにした。その地蜘蛛は、何事もなかったように再び巣を作りはじめた・・・。


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▼上の地蜘蛛が入っていた袋状の巣
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文責:西田親生

         

  • posted by Chikao Nishida at 2019/7/9 12:00 am

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