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四方山話・・・

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<福島原発処理水放出への難癖>

 中国、北朝鮮などが福島原発処理水放出について、科学的根拠も示さず、大々的に情報操作を行なっている。実は、「外に敵を作り、内を治める。」の典型的な難癖だが、全くもって理解し難く、許し難い。

 思考深度が浅いノイジー・マイノリティが世界中で騒ぎまくっている。津波の被害に遭い、親族や友人知人を亡くした人たちの辛い心など、完全無視の状態だ。人として、あり得ない。それに対して反応する価値もない。

 だったら、中国や北朝鮮やその他の国々が垂れ流す毒水を科学的分析を行い、堂々と公表したら如何なものか。内政安定のために、外に敵を作るのは、隠蔽体質の国や企業の常套手段として、苦笑するしかない。

<内需拡大>

 これまでの我が国の食糧品貿易全体を見直す良い機会であるとも言える。国内各地では「地産地消」と豪語しながらも、「自給自足」を完全に忘れてしまった我が国。これまでの食糧品輸入の過度な依存から脱却し、内需拡大へ舵を切るべき時がきたのではなかろうか。

 食料品貿易問題で大した影響を受けにくい米国は、内需が熟成しているからこそであるが、日本は食糧品輸入については、安かろう悪かろうの野菜や肉類など、衛生面を含めて信頼度の低いものも無作為に爆輸入している。

<自給自足>

 農林水産政策おいては、農業では水田などの減反で失敗し、その他、補助金や助成金など、すべて金銭で解決している。しかし、これからは我が国に住む人たちの命を支える食糧については、有事も想定内に、可能な限り「自給自足」を推進する必要がある。

 ロシアによるウクライナ侵略戦争では、ロシアが悪意を持ってウクライナの穀物輸出を阻止することで、世界的食糧危機をもたらすことになり、いとも容易く切れそうな食糧品貿易のアキレス腱を目の当たりにすることになった。

 賢明なるは、「外に敵を作り、内を治める。」といった国家や企業とは接点を持たぬことだ。トラブルがある度に、必ず揚げ足を取り、食糧品やらその他の輸入品を貿易戦争の武器(切り札)として使ってくるに違いない。

<地産地消>

 日本には、多くの休耕田があちらこちらに点在している。その水田にすべて水を張るだけでも、温暖化対策に繋がるに違いない。物の本によると、確かに気温は下がると断言していた。

 ご当地の名産である海産物や肉類、その他食材についても、ご当地には美味しいものが残らず、東名阪などの大都市部へ送られているのが現状である。「地産地消」など掛け声だけであり、ご当地の住民たちは、逆に、美味しいものが食べられない状況下に置かれている。

 もっとパワフルな「地産地消」を全国展開できれば、ご当地の名産品が県境を跨いて外に出ることは少なく、ご当地に足を運ばねば、美味しい本物の名産品を食せないという設定も宜かろうと。

<バラバラ大移動>

 よって、ご当地の名産品を食すために、全国移動の旅をしなければ食せず、大変不便そうに思えるが。この狭い日本列島、「ご当地の食を求めるツアー」を展開し、内需拡大に繋げればと思うばかり。万が一、足を運ぶことができなければ、オンラインショップで購入すれば事足りる。

 お盆や年末年始、春休みなどに、同時期に大移動するような古き慣習を捨て、日常から各自バラバラに大移動できる流れを構築すれば、他都道府県への関心も高まり、国民全体が動き出すに違いない。勿論、高速交通インフラの整備も必須であるが。

 山奥の温泉旅館に行って、マグロの刺身が出るような、場違いなメニューは考えものだ。ご当地の食材をふんだんに使った料理の方が遥かに価値があり、足を運んだ旅人の喜びは絶大なるものに・・・。

 本日は、思いつきなる四方山話にお付き合いいただき、ありがとうございました。以下、地産地消の名物駅弁「かれい川」をご参考まで。

<名物駅弁「かれい川」>

 規模は小さいが、鹿児島県の無人駅「嘉例川駅」の駅弁「かれい川」という、すこぶる人気で常に完売の駅弁がある。土日祝のみ営業(要予約)しており、地元の食材で作られる自然いっぱいの弁当だが、ご当地へ足を運ばねば入手不可となる訳で、このような「地産地消」に、大きな価値を見出すのである。

▼名物駅弁「かれい川」公式サイト
https://yamadaya-bento.comLink
▼逸品一筆
https://note.com/chikaonishida/m/m8168b0aad056Link

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写真・文責:西田親生


                   

  • posted by Chikao Nishida at 2023/8/30 12:00 am

ホテル文化と食文化・・・歴史と伝統の重み

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 長年、足繁く通うお店は、とても落ち着き、心地良い。

 特に、ランチタイムで利用するホテルレストランや街場食事処の名物料理は、週替わりであったり、月替わりや季節替わりであったりと、四季を通じて、いつも空っぽの胃袋を優しく満たしてくれる。

 そういった中で、長年慣れ親しんだ伝統の料理や雰囲気、接遇などが急変すると、戸惑ってしまうことがある。時代の流れとして、「日々変化、日々進化。」は当然期待するものながら、歴史と伝統は大切に残して欲しい。

 以前、少々高値であったものの、ランチで食していた「すき焼き」が、店の改装のためにグランドメニューから外されたり、タイニーな和食や喫茶店の雰囲気だったのが、ファミレス調に変わったりと。常連客としては、首を傾げることがあった。

 「日々変化、日々進化。」の中で、受け止め辛いものがあった。それは、その店の歴史と伝統の素晴らしさを理解できない人たちが経営陣として鎮座し、迷走した時であった。時代は変わるが、お金で買えない歴史と伝統はしっかりと残して欲しいのである。

 あるホテルのレストランでは、ここ数年間、根拠なき「北海道シリーズ」がグランドメニューに加わり、その偏り具合に驚いた。それも、冬場に、洋風のラーメンサラダという冷麺を提供していたのである。夏場のメニューを冬場に提供しても、その料理にお客の目は釘付けになるはずがない。

 地産地消を念頭に、「美味しいホテルを目指す」というキャッチフレーズが、一瞬にして飛んでしまった感があった。

 何故、このような現象が起きたのかを考えてみた。一つは、地産地消を無視し、熊本県の「ホテル文化と食文化」の魅力を蔑ろにしてしまったのが要因であると言える。

 勿論、北海道は「食材の宝庫」でもあり、地球温暖化の厳しい自然環境にて、年中、山海の食材を安定提供できるのは理解できる一方、極端にもご当地を「北海道化」で塗り潰すベクトルは賛同できるものでは無かった。

 他のお客様やスタッフに聞いてみると、「ラーメンサラダ」の冬場の提供には首を傾げる人が多かったようだ。結果的に、注文が入らなぬ不人気メニューとして、半年ほどでボツになってしまった。

 筆者の口癖でもある「日々変化、日々進化。」は必要不可欠であると思うが、お金で買えない歴史と伝統や顧客ニーズについては無視することなく、根拠なき強烈な変化は危険な結果を齎らすことになる。

 と言っても、時代の流れを無視するものではない。明治時代に肉食が全国津々浦々に浸透して行き、欧米化に花咲く時代の流れは、鎖国日本を完全に変えてしまったのであるからだ。

 「士農工商」の差別時代が崩壊し、些かながらも自由が齎され、じわじわと三百年近く閉鎖された国体にメスが入り、明治時代半ばには西洋文化の象徴たる帝国ホテルが開業し、innからhotelの時代へと徐々に変化して行く。

 百三十年ほどの歴史を誇る帝国ホテル。同ホテルが出版した記念誌に百年史、百二十年史を紐解く書籍(非売品)が二冊あるが、筆者の「ホテル文化と食文化」のバイブルとなっている。

 それらの書籍を眺めているだけでも、日本の近代・現代史を一気に読み解くことができ、百年前の先人が、あれこれと創意工夫をしながら、良きものは今も尚大切に残しつつ、グローバルホテル文化に勝るとも劣らぬ「ホテル文化と食文化」を我々庶民に提供してくれる。

 そんなこんなを思いつつ、前述の通り、歴史と伝統あるホテルレストランや街場食事処に対して、常連客として苦笑いしながらも、苦言を呈したくもなってしまうのである。

 世界でも唯一無二なる日本伝統文化は、インバウンドで訪れる海外からの旅行客の目を楽しませるばかりか、その歴史と伝統の重みのインパクトは思いの外、絶大なるものである。逆に、日本伝統文化の重みを、我々日本人が理解していないのかも知れないと思うばかり。

 最後に、慶應義塾高等学校が夏の甲子園で優勝したが、百七年ぶりだと言う。これまでの夏の甲子園の歴史と伝統を継承する高等学校の一校であり、百七年ぶりの快挙は、高校野球史上にその名を大きく刻むことになる。

 因みに、ユニフォームのロゴが百七年前のものと同じであることが、筆者にとっては、とても印象深かった。

 慶應義塾高等学校優勝、心よりお祝い申し上げたい。

▼ホテル文化に学ぶ
https://note.com/chikaonishida/m/m34efb49caa54Link
▼逸品一筆
https://note.com/chikaonishida/m/m8168b0aad056Link
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写真・文責:西田親生


                       

  • posted by Chikao Nishida at 2023/8/25 12:00 am

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