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台風・停電との闘い

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 昨日、台風15号が九州に上陸した。ここ十数年、運が良かったのか、熊本には台風が立ち寄ることがなかった。よって、今回の上陸が16年ぶりとのこと。25日早朝から徐々に風が強まってきている。二十数年前の台風19号や20号の「恐怖の3日間」を思い出しはするものの、今回は、正直申し上げて、「そこまで、酷くはなかろう!?」と、油断していたところがあった。

 実は、昨日8月25日は博多取材を予定していたものの、やけに台風の進路が気になり、20日に予定変更を行い延期したのである。それは、正解だった。しかし、その進路が一番嫌なコース取りをしているのではないかと、ハラハラドキドキとなった。案の定、25日午前5時半頃にバキッと家全体が揺れ、衝撃をもたらす突風が吹いたと思ったら、辺り一帯が2〜3分の停電。ホッとしていたら、それから2時間半後にバシャンという音とともに室内が真っ暗になった。・・・熊本県全域が大規模停電に見舞われたようだ。

 当社はインターネットサーバーを数基保有しているので、この停電とやらが一番怖い存在でもある。無停電装置、その他安全にシャットダウンするなどの環境は整えているけれども、やはり、災害は一番の苦手相手。

 瞬間的に、長時間の停電に備えて、サーバーを一度全部シャットダウンすることを決断。敢えて、無停電装置に依存してそのままオンの状態を続けても良いが、先ずは、クライアント公式サイト群のデータバックアップ確認と、万が一の対策に傾注した次第。

 結局、25日は午前8時頃から九州電力公式サイト上に県内各所の停電情報が掲示されていった。約20万戸(県内総戸数の18%以上)が停電という。想定外に猛烈な勢力を維持しながら突っ走っている台風15号に、鳥肌が立った。

 ネット上で情報収集のためにスマホのテザリング機能を使い、MacBood Pro(2台を準備)を立ち上げ、九電やその他災害情報を閲覧しながら、各クライアントへSNSを使用して、サーバーの状況を伝達。さらに、博多早良区にいるクライアントや天草の旅館、熊本市内のレストランオーナーには、直接電話を掛けて、災害状況の確認を行った。

 天草地区も停電で大変なようだ。また、博多早良区の大雨による避難勧告による店の影響はなさそうだ。さらに、熊本市内中心部にあるレストランも停電による冷蔵庫、冷凍庫の被害はなさそうだ。下通アーケード街の店も昼過ぎにオープンするとの情報が入り、県内18%以上の停電があったものの、クライアントの事故、障害などは最低限に止められたようだった。・・・一安心。

 ネット事業に着手したのは20年前の夏。毎回、台風や豪雨などの災害時には、当社として、微力ながら各地にいるクライアントの安否確認をするために相互に情報交換を続けている訳で、今回も同様に無意識にその流れを採ったのである。

 しかし、常に災害時の対策を考えてはいるものの、台風の目が頭上近くを通り過ぎるとなると、思いのほか、人の力の無さに愕然とするばかりであった。自然の脅威は容易に避けることはできないが、前もって、少なくとも大惨事にならぬ努力は必要であると思った次第。

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  • posted by Chikao Nishida at 2015/8/26 02:55 am

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