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『追う』を選ぶ人と、『逃げ』を選ぶ人。

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 昨日深夜に、筆者のコラムの読者から次のようなメッセージが届いた。

「こんばんは。文書作成能力、本当に必要不可欠で重要です。先生の文章を読ませていただき勉強しています。(もう遅い歳ですが)」と。

▼読者の方が読まれた筆者コラム
https://www.dandl.co.jp/rsblog/index.php?UID=1659798000Link

 この方は(以下、前者と言う)、筆者コラムを毎日熱心に読まれており、不定期にコラムに関する『感想』や『気づき』を報告してくれる。先生と呼ばれることには、些か違和感はあるものの、読者の方からのメッセージは、とても励みになる。

 それに反して、プロジェクトのベクトルを共にしている人間(以下、後者と言う)であっても、日頃からコラムを読まず、情報共有を疎かに、ギクシャクしたリアクションを繰り返す人がいる。

 前者、後者のそれぞれの立ち位置は全く異なるけれども、メッセージを送ってくれる前者と、日頃からレスポンスの悪い後者との大きな違いを検証することにした。

 その大きな違いは、『学ぶ姿勢』にある。両者は、『素直な心』と『向学心』、『敬愛の念』において、雲泥の差があるという訳だ。表現を変えれば、『一を聞いて十を知る』前者と、『馬の耳に念仏』の後者との違いとなる。

 前者は、筆者コラムが駄文だとしても、何らかのヒントを得て、実生活に活かされている。それに反し、『やってる感』を演出する後者は、『逃げ』を選択し、『迷走』を続け、『負のスパイラル』から抜け出せずにいる。

 前者は『人間大好き人生観』を持ち、後者は『人間嫌い(又は苦手)人生観』を持つ。人は歳を重ねると『素直さ』が欠落し、他人の助言に耳を傾けなくなる。よって、眼前の事象を正確に読めない(把握できない)人も少なくない。それを筆者は、『双六振り出し常連組』と呼んでいる。

 結局、後者は『未必の故意』的な行動を選択する為に、全てが好循環から縁遠いものとなり、変化も進化もなくなってしまう。日を追うごとにモヤモヤだけが鬱積してしまう。しかし、モヤモヤの元凶は自分自身であるが、その自覚はない。

 『弥次郎兵衛の人生』、『演出の人生』に偏る人は、大抵の場合、『負のスパイラル』と、無限列車のように同化している。どんどん麻痺して行く中で、大切な自分自身でさえも失って行くのが危ぶまれる。情けない話だが、常に『逃げ』が安住の地となり、そこに居座ってしまう。

 社会風刺や人間学のコラムを読んでくれる前者は、常に自分自身の背中を見ては、少しでもスキルアップしようと努力されている。すこぶる心が澄んでいる人に違いない。時折送られてくるメッセージにより、こちらこそ、その感想を拝読し、逆に勉強になることが多い。有難いメッセージに感謝するばかりである。

 後者のような人にサジェストしたいのだが、『邪気』に包まれた人生なんぞ、楽しくもなく、面白味もないはずだ。そこで『逃げ』を選ばず、人の為に一所懸命に真正面から接すれば、自分自身が困っている時に、周囲の多くの方々が必ず助けてくれる。

 それが、『人』という文字の如く、人と人とが支え合って生きている姿を現している。コラムを読まれている前者は、それを良くご存知であり、悟られているはずだ。よって、常に『追う』を選ぶ人生を送られているのだろうと。実に、素晴らしい『人生観』である。

▼猛暑の一日(熊本県山鹿市鹿本町にて)

kamoto20220809

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写真・文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2022/8/9 12:00 am

『覚醒』した人を見ると、心が躍る!

chikao


 先日、或る社会人(三十代)に苦言を呈した。別に可愛くもなければ、気にもならない人間ならば無視して放置するが、以前からよく知る人間だったので、敢えて、柔らかく厳しく、苦言を呈することにした。

 苦言は、実例を挙げ、一つ一つ噛み砕いて、優しさと厳しさを組み立て話をすることにした。勿論、筆者は彼を叱責する立場ではないが、その人物に『気づき』を求める気持ちの方が強く、敢えて、ベクトルの歪みを検証しながら話をしたのである。

 彼の表情を見ると、いつもの様に、やや遠目の距離感を感じるオーラが滲み出ている。多分に、一方的な『難癖』の始まりではないかと警戒したのかも知れない。しかし、一つ一つを紐解き、ベクトルの歪みについて語ると、しっかりと筆者を見て、真剣に話を聞いてくれた。

 30分ほど経ったろうか、それまで緊張の糸が張り詰めていたのが、急に肩の力が抜けた様に、表情も穏やかになっている。有り難いことに、筆者のサジェッションを、真摯に受け止めてくれたようだ。

 それから数日後、筆者のコラムについて感想文が飛び込んできた。これまで、ほとんどそのようなリアクションがない人物だったが、彼なりの言葉で感想文が舞い込んだ。

 その日のコラムがやや辛辣なものだったので、彼は自分のことだろうと勘違いしたようであった。しかし、それは彼への暗示ではなく、一般的なビジネスにおける心得についてのコラムだった。

 メッセージには、「今回の記事は私のことかと思っている次第です。失礼しました。」とあった。自分のことではないことを知って、再度メッセージが飛び込んできた。「そうでしたか。それもまた失礼しました。しかしながら、自分の事と思って、身を正していきたいと思います。」と。

 とても数日前の彼とは全く異なる人間のようなリアクションである。元々、気が優しく、周囲を気にし過ぎるが余り、重大局面において、迅速かつ正確な判断、実行ができない人物だった。そこを突いたのが、今回の苦言である。

 昔は、喧しい爺さんが、近所の悪ガキたちを叱りまくって躾をしていたが、今時、血族でもなく、会社の同僚でもない人間から苦言などあり得ない時代だ。しかし、良き時代の日本人の距離感は「向こう三元両隣」。彼への期待が大きいから、つい苦言を呈したのだが・・・。

 今回、彼にとってはいらぬ世話だったのかも知れない。しかし、今回のサジェッションを理解し、改善に至れば、5年後、10年後の彼の職位は圧倒的に上位にあるはずだ。特に、接遇をメインとする職種であれば、尚更のこと。

 彼も妻帯者でもあり、10年後には会社を牽引する重責を果たさねばならぬ時期が訪れる。その時、部下の鏡たる存在になっているか否かで、人生が随分変わると、筆者なりに考えたのである。

 今回のサジェッションが奏功するためには、更なる努力と実践が必要となる。人の三倍努力すれば、先々は管理職の先頭を走り、更に、人の三倍信頼を勝ち取れば、経営側に必要不可欠な人材となる訳だ。

 有難いことに、彼は一瞬にして『覚醒』した。その証拠に、「覚醒」した彼の表情は、言葉に尽くせぬほどの素敵な笑みに満ち溢れていた。

 ○○くん、君なら遣れるよ!


kakusei20220801


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  • posted by Chikao Nishida at 2022/8/1 12:00 am

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