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「実害」がないでは済まされない・・・

▼記事と写真は関係ありません。

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 「実害」がないからと、危機的状況なりを伝えても、全く対岸の火事のように、呑気に構えて問題視しない人が多い。では、「実害」があったらどうするのか!?それも、取り返しのつかない「実害」があれば、事すでに遅しということになる。

 警察への被害届についても同じことが言える。何か被害があってからでなければ、被害届は出せない。しかし、ストーカーによる被害などは、事前にストーカーらしき人物を監視下におくことで犯罪を防げるが、命を奪われるような「実害」があってからでは遅すぎる。

 人との接点でも同じこと。詐欺的行為をこよなく愛する輩もあちこちで暗躍しているのが現実。特定された危険な人物情報が入り、それを或る人にアドバイスしても、危機感がなく脇の甘い人は、「実害」がないからと言い放つが、結局、「実害」に直面することになる。

 先般、或る経営者にサジェストしたのだった。それは、数年前から掲載されたままのホームページに、その会社名(前社長が作った公式サイトで、現在、本人は事業を捨てて所在不明)が堂々と掲載されており、現社長ではなく、前社長の氏名が記載されているのだ。

 そこで「その施設がどこの企業に渡ったのか分からないけれども、管理している社名が貴方の会社になっており、それも、所在不明の前社長の氏名が記されているので、支障がありはしませんか!?」と聞くと、キョトンとして、ただ笑って誤魔化してしまった。

 「諄いようだけれども、そのままの状態は決して良くないので、その施設を管理している現在の会社へ、誤りの部分訂正依頼をしたらどうですか!?」と言うと、また、ヘラヘラ笑って、「今、ばたばたしているので、税理士の先生に相談してみます。」と言う。

 いやいや、税理士の業務の範疇ではなく、経営者として、会社に支障がありそうなところは、徹底的に改善するのが役目であるはずだ。しかし、その経営者は「実害」がないから、そのままでも構わないという判断を下し、門外である点を笑って誤魔化すばかり。

 このように、現在のところ「実害」がないからと言って、危機的状況を直視せず、他人事で済ましていると、想定外の事件や事故が起きることになる。何事も、第三者からのサジェッションを真摯に受け止め、「実害」を待つような呑気坊主にならぬよう気づいて欲しいものである。


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写真・文責:西田親生

       

  • posted by Chikao Nishida at 2021/8/19 12:00 am

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