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４月１０日、新千歳空港からスーパージャンボタクシーに乗っての珍道中。「支笏湖を眺めながら札幌にゆったりと行きますか？」が大変な事になった。マウンテニョス・ロードはシャーベット状となり、スタッドレスタイヤでもコーナーの入口と出口で微妙にふらつくのが分かった。嫌な予感がした矢先に、２台の自家用車が自損事故でボコボコに凹んで路肩に寂しそうに停まっていた。支笏湖経由のコースは思った以上にハードのようだ。
九州では４月にこのような積雪を見ることは皆無。途中、記念撮影ということでタクシーを降り「はい！ポーズ！」。強風と伴に大粒のドライな霰が顔面を叩き付けてくる。皆笑顔のようだが、目を開けているのが辛いほどの固い霰の粒々。バチバチと額や目、そして口の中まで入ってくる。ハードムースで固めた頭髪に、遠慮なく霰たちが入り込んでくる！
タクシーが札幌市内に近づく頃に、運転手が「コースを変えましょうかと言われたとき、実は心配になったんですが・・・！」と呟いたのが印象的であった。写真上は４月１０日の北海道支笏湖付近と前日９日の熊本県天草の写真を比較したもの。気温差２０度というのはその色合いからでも判断出来るが、我々にとっては予想外の珍道中となった。
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