ロゼッタ・ストーン(熊本県のポータル的存在WEBサイト)が誕生したのは1995年の夏。創立以来コンピュータグラフィックスを中心にインタラクティブ・マルチメディアを探究していた当社だったが、前年春の日経新聞記者との会話に飛び出した「インターネット」という言葉が頭を離れず、同年秋に高校時代からの親友(米国で18年近く薬理学を研究)とその友人(当時、IBM関連リサーチ会社に勤務)二人を熊本に呼び寄せたことがきっかけとなった。
さっそく独自ドメインの取得(www.dandl.co.jp)を行い、専用サーバーの設置、ダイヤルアップシステムの構築、コンテンツ制作と慌ただしい日々が続いた。地方では何の事やら意味不明の「インターネット」という怪物を紹介するたびに、「眉唾物」、「新興宗教団体」などと誹謗中傷を受けていた情けない時代でもあった。
それから先を見据えながら展開してきたネット事業は、あっという間に10年という歳月が流れてしまった。当初は東京を拠点とする構想もあったが、前職が地方新聞社であったことや家庭が転勤族であったこと、更に実母の突然の他界などが重なり、どうしても故郷(熊本)で立ち上げざるを得なかった。
現在では、上オフィスマップのように当社サテライトオフィス(約50坪)を街の中心部に設け、二十数社が異業種交流を主軸にネット事業と本業とのジョイントや会員間コラボレーションを行い、月例研修会、カルチャーセミナー(電子会議、音楽活動、おしゃれ専科、美食倶楽部・・・)などを展開してコミュニケーションを深めながら、ユビキタス時代の「勝ち組」を目指して日々活発に動いている。
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