取材用にチャーターした個人タクシーの運転手に紹介してもらったところは、今帰仁村にある「嵐山パイン店・やまのみち」。家族で農園を経営し、栽培したパインやマンゴー、その他お土産を直販しているところである。

　店主は元気で少々ハニカミヤの沢岻なる子（タクシナルコ）さん。この日は可愛い娘と店内を走り回っていた。「いらっしゃい。どこから？・・・」と、あまり商売気のない言葉が聞こえてきた。

　農園で栽培されているパイナップルのもぎたては、たまらなくジューシーで糖度が高く甘く美味しい。２０年ほど前に初めて沖縄北部に足を運んだ時、汗だくだくで飲んだ冷たいパイナップルジュースを思い出してしまった。取材のつもりが、いつの間にか宅配便の手配に一生懸命になっていた。

　試食のパイナップルやマンゴーを食べながらの会話が弾む中、なる子さんに失礼ながら年齢を聞いてしまった。ある年齢を言うと、背後で首を横に振る２０歳前後の正直娘の姿が見え隠れした。・・・スレのない素朴さが実に好印象である。

　なる子さんによると、パイナップルの美味しい時期は５月〜７月（ハウス栽培）、８月〜１０月（夏実）とのこと。また、生マンゴーは７月〜９月、タンカンは１２月〜３月。・・・ファックスでも注文ができるようなので、今後是非利用してみたい。

■嵐山パイン店・やまのみち■
　〒905-0412沖縄県今帰仁村字湧川78番地
　TEL:0980-58-1278 FAX:0980-58-1278