THE ROSETTA NEWS

おこしやす京都・中小路(秋の京都シリーズその3)

THE ROSETTA STONE DAILY NEWS 2002年10月20日

インフォトマト客層がすばらしい老舗・中小路

 京都で人気の店・中小路は、花見小路末吉町交差点から西方、切り通しの近く白川館の2階にある老舗。筆者が足を運ぶようになって3年ほどになるが、気を許せる店・安心して飲める店の一つとして利用させてもらっている。

 細い路地に入り、突き当たり左手の階段を上り、同店の玄関ドアを開くと落ち着いた雰囲気の店内が一望できる。正面奥には大きなガラス窓、その外には白川のせせらぎと大きな桜の木々が見える。毎年春には桜の花が一面に咲き乱れ、その窓ガラスがあたかも日本画の額縁のようで、アーティスティックな夢幻の美を放つ。夜間は桜の木々がライトアップされ、その美しさを一段と引き立たせてくれるのである。

 中小路ひろみさんが同店のママ。気さくで回転の速いウィットネスに富んだトークは、お客に対して開放感と心地良さを与える。アッパークラスの客層とリピーターの多さでは、天下一品の老舗として名が通っていると言う。カラオケもなく、キープの酒類が豊富で、つまみも色々と工夫されたものが出される。最近癖になりそうなのが「黒砂糖の金平糖」。筆者はスコッチやバーボンを好むが、ブランディーなどにもピッタリのつまみとして大変好評のようだ。

 「金平糖」と言えば、結婚式の引き出物に使われる珍味の砂糖菓子。本物の「金平糖」を製造するのに、24時間人が付きっきりで2週間もかかるそうである。その間に少しずつ菓子玉の表面に角が出て、だんだんとその角が伸び結晶が完成すると言う。・・・結婚後も二人が寄り添い、じっくりと互いに幸せを育むことを願って「金平糖」を引き出物とするらしいが、中小路も末永くお客に笑いと癒しの時と空間を提供願いたいと考える。

 蛇足だが、今回の中小路取材の前日に話題のトム・クルーズさんが、同店前路地を挟んだ食事処に立ち寄ったらしい。周りは騒然として「きゃーきゃー」の連続であったとの事。次回取材の折には、是非その食事処も取材したいと思う次第。


■中小路のご案内■
住  所: 京都市東山区八坂新地末吉町81 白川館2階東側
電  話: 075-551-9300
営業時間: 午後7時30分〜午前1時(日曜、祝日を除く)
料  金: セット価格12000円(税サ込み)・・・ボトル料金は別途
支払関係: 現金支払い(カード利用の場合は、JCB・VISA・AMEXに限る)
ボックス: ボックス席×4、カウンター席×4
予約特典: 有り

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