THE ROSETTA NEWS

おこしやす京都・ルイーズ(秋の京都シリーズその2)

THE ROSETTA STONE DAILY NEWS 2002年10月20日

インフォトマト京都祇園・ラウンジ「ルイーズ」の開店

 10月17日(木)午後8時半、京都祇園に新しく一つのラウンジが開店した。その開店前の慌ただしい準備風景を取材することになった。筆者も各地のクラブやラウンジを知ってはいるが、開店間近に遭遇し、それを取材するのは初めてのこと。

 ラウンジ「ルイーズ」のママは中村優美(32歳)さん。まだ若いが奮起して祇園に店を出すことになった。それも祇園という国際的に名前が通っているところでの挑戦。玄関にはオープン祝いの胡蝶蘭などの花々が次から次へと届けられ、足の踏み場もないくらいだ。

 同ママはこの不景気に独立を選択し果敢に攻めの経営を選んだ元気者。それでもオープン間近になると、何をどうやって良いのかパニック気味になってきたようだ。・・・無理もないことである。少しずつ「おめでとう!頑張ってや!」、「わしが最初のお客さんかいな?」と京都弁が玄関から聞こえてくる。

ママ中村優美さん  客層はおとなしく、お人の良い感じの男性が多いようだ。挨拶もそこそこに、座って否や「キープリストを持ってきてや!すぐええのんキープしたいんやけど!」とご祝儀方々キープを頼む客人。「お腹空いたんちゃう?寿司でも食べへんか?」と、早速特上の寿司を頼んでいる客人もいた。

 店内照明はどうなのか、氷やグラス、ソーサー、おしぼりなどのセッティングは良いのか、カード支払いの準備はできているのか・・・など、同ママの眼はぐるぐる回っている。客人も逆に気を遣ってか、ちょっと座っては次の来客スペースを確保するために、「また近い内来るわ!」と言いながら席を立ってゆく。

 取材は30分ほどであったが、開店間際から開店してからの人の流れや会話を垣間見ると、筆者が12年前に会社を起こした頃を思い出す。何でもそうだが「独立」は簡単な単語だが、スタートしたら引き返せない大変厳しいものである。直ぐ近くに老舗として人気の店「中小路」からも、同ママの親友であるホステスさんが挨拶方々激励に来ていた。

 見えないところで人と人が支え合っている。・・・同店も末永く客人の癒しの場として栄えて欲しいものである。中村優美さん頑張って。

■Louise(ルイーズ)のご案内■
京都市東山区祇園花見小路富永町 TEL075-531-6969
営業時間:午後8時30分〜午前1時(月曜〜土曜)


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