THE ROSETTA NEWS

パッポンストリート(バンコク連載その5)

THE ROSETTA STONE DAILY NEWS 2002年10月11日

ディー・アンド・エル独りではちょっと危ないパッポンストリート

 眠らない夜の街「パッポンストリート」へ足を運んだ。そこは多国籍な雰囲気漂うナイトバザールだ。先ず、日本人であれば独りで外出しない方が無難なところ。行きのタクシードライバーも、こちらは取材であるにも関わらず、色気一杯の女性の写真の付いたパンフレットを手渡し、誘い込み作戦に出てきた。

 片言の英語で一生懸命になって「どちらまで?パッポンストリート(2)ですね。可愛い女性が沢山居ますよ。如何ですか?・・・・」と、交差点で停車してるときに、後ろ向きになってまで誘い込むのである。「Go Go Bar」に連れ込んで、その手数料稼ぎのために執拗に言ってくる。こちらの拒絶が強すぎたのか、そそくさと例のパンフレットを胸のポケットに仕舞い込んだ。

 グランドハイアットから15分程度で「パッポンストリート(2)」周辺に到着したが、交通渋滞のために随分回り道をしたようだ。さっそくカメラを片手に、その怪しげな露天商が建ち並ぶところへ突入していった。

 噂の「Go Go Bar」も沢山隣接しており、公然と売春がなされている。聞くところによると一夜1000バーツ(日本円に換算して約3000円)で女性を買っているという。古今東西変わらぬ光景かも知れないが・・・エイズ撲滅どころか、エイズの巣窟と化しているに違いない。

 また露天商を覗き込むと、コピー商品が山積みの状態。特にロレックス、ブルガリ、カルティエなどのブランド時計は実に精密に作られており、遠目では全く本物と偽物の区別が付かないほどである。勿論、触れてみると素材が異なるので、本物よりも軽く、側面などの仕上げの甘さが目立つ。

 「クリスタルの文鎮」のようなものを見つけたので、試しに掛け合ってみた。露天商の若い女性が提示した金額は1200バーツ(日本円で3600円程度)。10分ほどの交渉で350バーツ(日本円で約1050円)までに値段が落ちた。まだまだ落とせる気もしたが、まともに買っては大変なところだと実感した次第。

 眠らない「パッポンストリート」の夜は、多国籍民族の集まる場所として栄え続けている。


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