THE ROSETTA NEWS

チャトチャック・バザール(バンコク連載その4)

THE ROSETTA STONE DAILY NEWS 2002年10月10日

ディー・アンド・エル何でも有り!の大バザール

 首都バンコクにはチャトチャックのような「何でも有り!の大バザール」がいくつが存在する。タクシーを降り、早速その迷路のような露天商の中を歩き回ってみた。

 同バザールの敷地内に足を運ぶ寸前、先ず足下の悪さに驚いた。車がびっしりと駐車してあり直線的に歩けないのが苦痛だったが、どこからでも入り込めるので、人の流れに任せて中に入って行った。

 最初に目に映ったのが豚の丸焼き。しかも常温での展示販売である。目を瞑り、アルカイックスマイルのような笑顔をしている豚の顔。人間が生きてゆくために喜んで犠牲になったかのような顔である。

 バザールの中は、何がどこにあるのか全く見当が付かない。一応、バザールのアバウトなマップがあるが、どんな店があるのか、どのような商品があるのかも全く予想できない大きさだ。

 タイ雑貨、中国陶磁器、衣料品、食料品・・・など「何でも有り!」の世界のマーケットといったところである。あまりの熱気に喉が渇き、コーラを頼んだ。ところがスーパーの袋のようなものに氷と泡バリバリのコーラを入れ、それにストローを差してくれた。何とも言えない宙ぶらりんの袋のストローに口を近づけ、じょろじょろと泡から飲まねばならなかった。・・・コーラらしくない呑み方に、喉の渇きが止まらなかった。

 それから数十分歩くと、着ていたTシャツが全部汗で濡れてしまった。またまた喉が渇いたので、アイスキャンディーを買った。これもまたべっとりとしたカシス色の人工着色料バリバリのアイスで、食べたあと口の中は真っ赤っか。40年ほど前の日本の夜店で買ったアイスキャンディーとそっくりなことを思い出した次第。

 チャトチャックは毎週土曜、日曜の2日開かれているようで、何とバンコクのパッポンストリート(明日の記事で詳細紹介予定)などのナイトマーケットにて再販されるほど品揃えがあるらしい。言葉は悪いが、ある程度の商品から三流の質の悪い商品まで全て揃えている卸市場である。

 世界各国から見物かたがた買い物をする観光客も沢山居たが、値段交渉をしながら買い物するのが唯一の醍醐味かも知れない。


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