THE ROSETTA NEWS

台湾家庭料理の店「黒狗兄」

THE ROSETTA STONE DAILY NEWS 2002年9月11日

ディー・アンド・エル台湾の家庭料理が楽しめる・・・

 台北市(台湾)の中影文化城(いわゆる映画村)の傍に、台湾の家庭料理を楽しめる「黒狗兄」という店がある。先ずポンとテーブルに出てきたのは「落花生」。昔田舎の大きな釜で煎ったような落花生だが、中身はかなり硬く香ばしい。まずまずの味である。

 次に冷蔵庫からそのまま来たような「やかん」。中を覗き込むと、黒ずんだ酸味のあるジュースと言っていいのか、お茶としての存在なのか・・・。熊本市内人気クラブ「紫雲(しうん)」で健康飲料として出されている「古梅ジュース」と酷似している。

 更に、豚の脂と醤油のソースをぶっかけた「ご飯」。これは台湾の家庭では古くからある食べ方らしい。正直申し上げて最初は戸惑いを隠しきれなかったが、食べてみるとまずまずの味。そのご飯の上に塩油炒めのキャベツを乗せて食べてみると、よりぶっかけご飯の存在が美味しく感じられた。

 揚げ出し豆腐は一押しの逸品。豆腐自体は大変柔らかく、揚げた外側の香ばしさとさっくりとした食感は今でも脳裏に焼き付いている。

 その他、焼き卵は八角の風味で国内の味付けとは全く異なっている。最後の餅は日本の餡入りくず餅といった感じである。少々温めのだったので、それはキンキンに冷やして食べれば最高であろう。

 4000年の歴史がおりなす中国の食文化・・・筆者は今まで300品目以上は食べているが、生きている間に食べ尽くすには物理的に無理なような気がしてならない。


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