THE ROSETTA NEWS

ロゼッタ・ストーン月例研修会を宮崎で開催!!

THE ROSETTA STONE DAILY NEWS 2002年9月4日

ディー・アンド・エル宮崎を満喫した研修会・・・

 異業種交流会「ロゼッタ・ストーン」が、月例研修会として定期的に開催するようになって7年。そして1昨年頃から佐賀県嬉野温泉や京都亀岡などで不定期だが県外でも視察を兼ねて研修会を開催している。

 今回は九州では、佐賀県嬉野温泉に次いで2回目。会場は宮崎県宮崎市「Sheraton Grande」の国際会議場「サミット」の会議室を利用した。各社この夏における実績発表と、今後のロゼッタ・ストーンの在り方、そして拡大について熱心な討議が為された。今回の努力賞には滋賀県・田中誠文堂(田中義信社長)が選ばれ、パナソニック社製のWEBカメラが贈られた。懇親会は「Sheraton Grande」の42階にあるフランス料理の「グランブルー」にて舌鼓。深夜まで歓談が続いた。

 翌日は朝食を済ませチェックアウト。最近話題となっている宮崎県綾町の「酒泉の杜」へ足を運ぶことにした。この地は実に小さな山間の町だが、年間100万人を超える観光地として話題の観光スポット。色んな食事処やワイン、焼酎などの試飲コーナー、民芸など沢山の店が建ち並ぶところだ。ウィークデイながら、駐車場はバスや自家用車がひしめき合っている。

 その中で特に目を引いたのが、「Glass Art Miyazaki」(黒木国昭氏主宰)。綾切子というガラスの工芸品・芸術品を展示販売しているところである。店内撮影禁止だったが、黒木国昭氏自らが対応。特別に数点の作品の撮影を許可してもらった。同氏は個展、そして講演と多忙な毎日を送っており、9月5日から台湾の個展会場へ飛ぶ予定との事。

 そもそも綾町は日本一の照葉樹林を誇る木の故郷(ふるさと)であり、同氏は鹿児島・薩摩切子の復元を為し得たガラス工芸家でも知られている。現在では綾町の澄んだ清流の中で「現代の名工」として薩摩、江戸切子とは全く趣の異なる「綾切子」を生み出し、自らの手で製作に専念している。作品の特徴は従来の切子に照葉樹林の色調として「琥珀」を取り入れ、その滑らかで重厚感のある琥珀色のグラデーションが切子ファンの心をくすぐる。紙面の関係で、沢山の作品を紹介できないが、また後日連載にて「黒木国昭氏とその作品集」を掲載したいと考える。

 筆者も取材を忘れ、その「綾切子」に入り込んでしまった次第。同氏は筆者の気に入った酒器セットに快くサインを各々の器の底に刻み、箱書きをしてくれた。箱書きを目の前で頂いたのは、小笠原流礼法32世宗家・故小笠原統忠(おがさわらただむね)氏以来だが、また一つ家宝が増えたようだ。


サミット大天井 サミット小会議室 サミットロビー 黒木国昭氏 綾切子(1) 綾切子(2)
綾切子(3) 國米会長(左) 酒泉の杜(1) 酒泉の杜(2) 酒泉の杜(3) 酒泉の杜(4)
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